K's Report!
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。
ジンバルシステム実践編Part-6
各種レンズでのテスト撮影に挑戦(その1)
ホントはね、こういうコラムを書く以上、系統的に、計画的に粛々と撮影をこなしていかないといけないのね。でないと、後に何らかのカタチにまとめるのにとても苦労する。これ、今までに勉強シタコト。
あらかじめの言い訳から始まってしまったけど、ここからのレポートでは、いささかの時系列的な前後があるかもしれないけど、そこんとこよろしく。今回はレンズも多かったし、各々の頻繁なタテヨコ構図の切り替えとか、回数が増えると結構煩雑な作業も伴っていたわけよ…。
まずはパンケーキレンズ。
実はこのカラースコパー、小さくて取り回しはとてもいいんだけど、あまりにコンパクトにまとまっているからか、星の撮影には向いてないみたい。向いてない、というのは星像のシャープさとか、周辺減光という点においてね。
もちろん、お手軽に・お気楽に楽しみたいというというなら充分な性能を有してはいると思う。というか、このコンパクトさは魅力的にさえ感じる。
実際「ジンバルシステムと組み合わせたらどうか?」だけど、すこぶる快適なことは間違いない。L字ブラケットを介した、縦構図・横構図の切り替えもスムース。
しかしながら「自由雲台を介したときと比べてどうか?」と聞かれると、どっちもどっちだな、と思えるね。
カメラを含めた総重量が大きくないので、自由雲台でもさほど苦労無く構図決定できるし、かつTOAST Proへの負担も大きくないように感じる。
このレンズの、この段階でのジンバルシステムの優位性はあまり無いかな。ただ、クイックリリースクランプにも自由雲台はくっつけられるし、ワンタッチでね。クイックリリースクランプの用途は広い。
とりあえず作例は撮ったので、掲載する。
作例はカラースコパーじゃなくて、パンケーキに準ずるリケノン50㎜のもの。理由は前に書いたね。こちらの重量はもっと軽い135g!
でもスーパーシャープ!
※再掲載の都合上、記事を分割しました。その2に続きます