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K's Report!

このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

TP-2編その15

悪天候が味方する!?
現場判断、その場しのぎのタイムラプスが面白い!(後編)

縦横自由自在な画角で挑戦

前編からの続き)

四発目
モニターにて動画、あるいは写真を鑑賞する場合、ほとんどが横位置の構図になるよね。無理やり縦位置にすると小さくなっちゃうし、余白が多過ぎてもったいないというか…。
でもね最近はスマホで動画を楽しむ人も多いし、駅や街中のデジタルサイネージの多くも縦型。これから増えるかもしれないし。で、やってみました。

※動画は表示設定をHDにしてご覧ください※

場所はこれまた大変有名な、静岡県薩た峠。 車の動きを出すために、露出時間が掛けられないので、星はほとんど写っていない。
[Movie-07]の方は、ゾナー85㎜という中望遠。何しろ、同業者が多いので、広角は非常に使いにくい。で、どうでしょうかねぇ?縦構図でのタイムラプス。やっぱイマイチかな?腕が悪いのもあるし…。
上手に撮ると、素材として売れるんじゃなかろうか?スマホ普及の裾野は広いわけだし。

[Movie-08]の方は、比較のために横構図。レンズはキヤノン40㎜のパンケーキ。しっかしこのタイムラプス、あらためて見ると、なかなか良いな。

露出ランピングでドラマチックなタイムラプス

五発目
星のタイムラプスを撮るとき、周りの明るさが変わらないなら、同じ露出時間で露光量は一定に保たれる。しかし、日没~暗夜、暗夜~日出の頃、空の明るさは刻々と変化してゆく。
この空の色が美しい時間帯を撮らない手はないよね。そこで、必要になってくるのが、大きく変化する空の明るさに合わせてカメラの露出を変化させながらタイムラプス撮影をしていく、露出ランピングという手法。その手法、詳しくはここでは書かないけど、それを用いて撮影したのが、これら。

場所は若洲海浜公園。ゲートブリッジが映える場所だ。冬の夕空のグラデーションを狙ってみた。
[Movie-09]では、TP-2にてモーションを与えつつ、露出ランピング。

[Movie-10]では、ややアップにして、構図は固定、そして露出ランピング。
初期の感度設定がイマイチだったり、測光方法に工夫が無かったりで、完成度は低いんだけど、最初だったんで、これはこれでヨシ。色の変化はよく捉えているからね。次は頑張らねば。

新月期の貴重な週末の夜を無駄にしないよう(笑)、悪条件をも味方につけられるタイムラプス撮影にぜひ挑戦してくだされ。

今回はここまで。
また定期的にアップ出来たらな、と思ってます!

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