K's Report!
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。
悪天候が味方する!?
現場判断、その場しのぎのタイムラプスが面白い!(前編)
久し振りにこの場にて、書かせてもらいます。
この前書いたのが、2017年のアメリカ皆既日食の前以来だから、丸2年が経ってしまったことになるね。その間も相変わらずマイペースで撮影を続け、楽しませてもらってます。
最近の撮影は、そうだなぁ、TP-2で自動追尾した星野写真が3割、星空のナイトタイムラプス動画が7割ってトコだろうか。
さて今回は、撮り貯めたデータの中から、良さげなモノ、これってどうなの?的なモノなど、色々なパターンのモノをランダムにご紹介していきたいと思います。
固定、それともモーションタイムラプス?
では、一発目。
TP-2を使ったモーションタイムラプスと、三脚に固定した星景写真の延長みたいなタイムラプスとの比較。
ほぼ同じ条件で、同時に撮るってことはあんまり行なわないことなので、どのような動画を目標に作るか?ってことで言うと、参考になるんじゃないかな?
場所は、有名な乗鞍高原の「まいめの池」。数年前の初夏に撮ったもの。水面に映る星空と、実際の星空を同時に捉えられたらいいなぁと思って、臨んだモノです。
※動画が鮮明に見えない場合、表示設定をHDにしてご覧ください※
[Movie-01]の方は、視点が固定されてて安定感があるよね。
[Movie-02]の方は、TP-2を使ったモーションタイムラプス撮影で、結果として疑似的に追尾撮影が行なわれているので、星の写りが全然違うね。
どちらが良いのかは、好み、目的によって違うので、一概には言えないけど、最終的な動画になったときに考えを巡らせ、撮影方法を選びたいものです。
邪魔な雲が、予想外の演出効果に
二発目。
いわゆる星野写真とよばれる星空の一部を切り取っての追尾撮影ってのは、全天、あるいは相当の広い範囲が晴れ渡ってないと、良い写真を得られないよね?
そんな時は、ダメ元でタイムラプスに切り替えるのも手。そういう条件で撮影に臨んだのが、次のモノ。
[Movie-03]の方は、おなじみ、富士スバルライン5合目駐車場。晴れの空域が多そうに見えるけど、ひっきりなしに雲が通過してる状況で、追尾による星野写真の撮影は不可能な状態。で、タイムラプスに変更した例。
動画に仕上げたらビックリしたわ。普通に、いやそれ以上に「見られる」動画になっていた。成果無しの状況から、一転、大成功になったんだから!
[Movie-04]は、とある山中。
この日は前述の富士山どころじゃない雲の多さ。こんな時はもうタイムラプスに逃げるしかない。
丁寧に色合わせをして動画に仕上げたら、不思議と透明感のある仕上がりとなりました。これはこれで、アリだと思う次第であります。
失敗?成功?撮影中の俺たちが映り込む
三発目。
星空の美しさを伝えるのに、自然物以外の他の被写体を入れるのはどうか?成功するかは、たぶん、その人のセンスによるところが多いだろうね。
センスの有無を度外視して撮ったのが次の動画。
星空の美しさを伝えようなんて気はさらさら無い(笑)。動画の中で目まぐるしく動くものは、そちらに視線が行ってしまい、星空は二の次になってしまうのでね。
単に友人との撮影行の思い出として、こういうのは存在してもいいよね。
さて、長くなったので後編に続く!