K's Report!
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。
2012年オーストラリア・ケアンズ皆既日食の旅
Part9・燃え尽き編
and A Party was over…
終わった。何もかも。真っ白な灰になった…かも。
やれるだけの策を講じ、やるべきことを全てやった。結果は後から着いて来た。満足感、達成感、開放感…そんなものがいっぺんに訪れた。
我に返る。
静止画を確認する。
むぅ…ドタバタの中で構図もズレてしまったようだ。自分の技量不足を恨めしく思う。そういえば、何か足にぶつかったような…でもなんとか使えそう。
各カメラも順々に確認する。どれも、きちんと仕事をしていてくれた模様。動画の方も、「とりあえずシステム」の割に迫力があるみたい。安価な光学系なので、ゴーストは派手に出てしまっているが…。今後のデータ採取には成功したはず。
ケアンズへの帰途は、大渋滞が予想されているので、早々に撤収を開始する。
帰りのフライトは6時間後だ。空港に入るリミットは4時間後。渋滞が激しいと厳しいスケジュールとなってしまう。しかし、そこはTOAST Proシステム。工具レスでワンタッチの解体が可能。スーツケースの横に各パーツを置いてゆき、バラバラにしたところで一気にパッキング。大した労力も使わず、航空輸送に耐えうるパッキングが可能なのには、助かるの一言ですな。
美しい太陽を望めたこの地。一生、忘れない。ぐるりと、風景を頭に記憶し、一路、ケアンズを目指す。
多少の渋滞にはハマったものの、2時間でケアンズ市内に到着。1時間だけ、予約したホテルに立ち寄ることが出来た。3人、順番にシャワーを浴びる。実に心地よいシャワー。帰国の準備を整え、空港へ向かう。最後のレンタカー、おうちに帰るまでが遠足、を肝に命じ慎重に運転。
無事に出国手続きが済み、定刻通りに機体は出発。目まぐるしく、劇的な、それでいて愛おしい旅が終わりつつある。
この3日間、関わった全ての人、モノ、全てに感謝。
100%の結果の写真を得られなかったのは、神様が「また来いよ。そしてその時こそ上手くやれよ」と言っているに違いない。
次のインドネシア日食への思いを抱きつつ、機内では直ちに爆睡してしまったのは言うまでもない。
そしてこの旅は伝説になった…身内でね(笑)。