北緯66度で星空を狙うためのシステムアップ:小貝哲夫 様

パラグライダー専門誌を中心に大自然やオーロラ、野生動物などのジャンルで活躍されているフォトジャーナリストの小貝哲夫さん。

ちょうど1年前、ユーコン準州に遠征し素晴らしいオーロラの作品を撮影されましたが、今年も遠征計画のお知らせをいただきました。今回はモバイル赤道儀の準備も完璧のようですよ!

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【小貝さんのコメント】

2週間ほど、恒例のユーコンにオーロラ撮影に出かけてきます。

先般導入したDish-25を使って、高緯度でのセッティングを試してみました。

北緯66°付近だと本体がかなり仰向けになってしまいます。

そこで添付写真のようにDish-25を使い背面で固定してみました。

ポーラファインダーも装着でき、取り付けのプレートが滑り止めになるので抜け落ちを防止してくれます。

小貝哲夫

 

ジンバルフォークユニットとカメラの間の雲台が無ければ機材の重心が回転軸に近くなるのですが、それだと自由なアングルが取れないので、今回はこの形になりました。

 

***************TOAST TECHNOLOGY***************

【TTスタッフより】

小貝さん、ご無沙汰しております。

限定色のグリーンカラーモデルが再び太平洋を渡り、北極圏で撮影のお役に立てることをTTスタッフ一同大変光栄に思っております。

タイムラプスアダプター「Dish-25」は、タイムラプス撮影だけでなく、こんな風に、高緯度地域での撮影時に極軸中心付近に重心をシフトしたセッティングを可能にしてくれるオプションでもあります。

「Dish-25」にポーラファインダーユニットを装着するには、オプションのDish-25専用ポーラファインダー・ステーネジを組み合わせます。

まさに今回の小貝さんのシステムは、そのお手本となるシステムアップです。

 

雪深い真冬の地で眺めるイメージが強いオーロラですが、お薦めはなんといってもこの季節です!

9月のオーロラ撮影では、雪の心配がいらないため、真冬の防寒装備が不要で荷物も少なく、現地での移動もスムーズ。

なにより、風のない夜には、夜の湖の湖面にオーロラが映り込むミラー撮影を楽しめます。

満天の星空と湖面の両方に美しいオーロラが輝く様子を撮影できるのは、雪のないこの季節ならではの醍醐味なのです。

 

小貝さん、遠征撮影の成功を祈っております。どうかお気をつけて!