TVに映画、CMと海外ロケに出ずっぱりのTTスタッフたちですが、世界各地を飛び回りつつもTP-2はトラブルなく良い仕事をしてくれているようです。
気がつけば、すっかり秋の気配。
いまだTシャツ姿でロケの準備をしているTTスタッフのひとりも、ここ数日はさすがにソフトシェルを身にまといつつWorkstationのファンから排出される暖気に手のひらを向けています。
(そんなに寒いならTシャツやめればいいのに・・・)
さて、今回はTOAST TECHNOLOGYの海外代理店がある韓国から、TP-2ユーザーのKimさんに作品を投稿をいただきましたので早速ご紹介しましょう!
********** Kimさんのコメント **********
普段は、TP-2と単焦点レンズの組み合わせで天の川の写真を主に撮影しています。
今回は、タカハシのFS60CBを搭載してM31 アンドロメダ銀河を狙ってみました。
[M31 アンドロメダ銀河]
– カメラ :FUJIFILM X-E3
– 望遠鏡 :Takahashi FS60CB with Reducer(255mm F4.2)
– 撮影露出:ISO6400、60sec、50 frames(30 dark frames)
– ソフト :DeepSkyStacker、Photoshop CS6(Astronomy tools、GradientXTerminator)
– 三 脚 :Manfrotto 190
– 追尾装置:TP-2
– 撮影日時:2018.10.12 22h00m
– 撮影場所:大韓民国忠清北道報恩郡(韓国中央部)
TP-2に搭載した撮影機材の重量は4.6kgです。
FS60CBにレデューサーを組み合わせ焦点距離255mm。カメラのイメージセンサーはAPS-Cタイプです。
1コマの露出時間は1分〜2分、よく追跡してくれました。
********** TOASTスタッフ **********
Kimさん、ご投稿ありがとうございます!
撮影地の報恩郡は、韓国中央に位置する忠清北道の南部にある郡です。撮影地のスナップ写真からは素敵な里山の風景が見て取れます。
Kimさんの撮影システムを簡単にご紹介しておきましょう!
アルカスイス準拠のベースクランプに換装したTP-2にスカイメモS、スカイメモT用微動台座&アリガタプレートを接続し簡易赤緯軸化しています。偏荷重状態にならないようバランスウエイトを用いたスタイルです。
極軸合わせには、QHYCCD社のPoleMaster(ポールマスター)を使用し、コンパクトでありながら高い追尾精度を実現する撮影システムを構築しています。
X-E3は約350gの小型軽量のミラーレス一眼。ちょうど1年前に発売されたレンジファインダースタイルのAPS-Cカメラです。
ちょっとマゼンタのカブリが強い印象ですが、追尾、画像処理ともにしっかりとしたレベルの作品に仕上げられています。
TP-2は、ジンバルや簡易赤緯軸などを組み合わせて、搭載機材のバランスさえうまくとってあげれば望遠レンズや望遠鏡を搭載した撮影も可能です。
次回はぜひ冬の星空に輝くフォトジェニックな天体も狙ってみてくださいね!
素敵な作品、ありがとうございます!