写真歴はすでに10年以上という Lee kwang hwoさんが、 TP-2を導入した のは 2020年2月のこと。
これまで一度も赤道儀を触ったことがない状態から、生まれてはじめて望遠レンズを使った天体の追尾撮影にチャレンジ。自宅の庭先で最初に狙ったターゲットは M42・オリオン大星雲でした。
Lee kwang hwoさんのコメント:
[撮影DATA]
撮影日時:2020.2.29(土)午後8:28
撮影地 :我が家の庭(昌原市)
追尾架台:TP-2(微動雲台 Dish-2を使用)
カメラ :ニコンD810(ローパスフィルター除去)
レンズ :ニコン300mm単焦点 + レンズコンバータ 1.4×
感 度:ISO100
絞 り:f2.8
露 出:180秒
補 正:Photoshopにて簡単補正
「DSLRカメラを購入して本格的に写真を始めたのは2007年からのことです。 雲海、霧氷、日の出など 風景や山の写真を中心に撮影をしていたのですが、ある時、天の川の写真に興味を持つようになりました。
広角レンズを使い、何度か天の川の撮影にチャレンジするうちに、他の方が撮影したディープスカイの写真にも興味をもちはじめ、私も一度自分で天体の追尾撮影をしてみたいと思うようになりました。
最初は小型の天体望遠鏡を調べてみたのですが、価格や重量、使用方法などの条件が自分には合わず購入を諦めていた時に、TP-2の噂を聞きつけました。私にとってTP-2は、精度、重量、価格、使い方などすべての面において満足のいくものだったからです。
私が持っているレンズ「70-200mm F2.8 L」では、とてもディープスカイの撮影が難しいように思えたので、中古でニコンの300mm単焦点レンズを購入しました。しかし重い300mmレンズを果たしてTP-2が耐えられるのか、内心とても心配をしましたが、ほぼ満足のいく結果を得ることができました。
微動架台「Dish-2」や自由雲台など、撮影に必要な周辺機器を備えた後、まずは自宅の庭先でオリオン大星雲を狙うことにしました。
あいにく近所の街灯などの光害がひどく、北極星が見えづらい環境だったため極軸合わせが少し難しかったのですが、何度か繰り返すうちに極軸合わせのコツを理解できると、3分以上の露出でも星が全く流れず点像に写すことができるようになりました。 D810の液晶モニターに現れた美しいM42の姿には大満足です!
またTP-2は、タイムラプスアダプター「Dish-25」を用いたタイムラプス撮影機能もあり、私にとって非常に満足のいく機材です。
今後は、さらに技術と知識を高めながら、天体撮影を楽しんでいきたいと胸踊らせているところです!」
TOASTスタッフのコメント:
赤道儀 を使った生まれて初めての追尾撮影のチャレンジが、300mmレンズによるM42とは、驚きの一言です!しかも、いきなり結果をものにされるとは、実にお見事ですね!
LEEさんは62歳とのことですが、どんどん新たなジャンルにチャレンジされるバイタリティは、TOASTスタッフも見習わねば・・・。
日本も韓国も新型コロナウイルスで大変な状況にありますが、一日もはやく状況が落ち着いてくれることを願うばかりです。