今日は、TOAST Proの導入を機に、天体の追尾撮影にチャレンジされたTOAST Pro ユーザーの内田俊也さんから作品をご投稿いただきましたのでご紹介しましょう。
内田様からのコメント
「新月をねらって富士山麓西臼塚に星野写真を撮りに行きました。ポーラファインダーで北極星を探すのは簡単でした。初めてですのでまずはオリオン大星雲をということでパチリ。なんと、星雲の赤色と青色が見事にとらえられて感動しました。200 mmの望遠で281秒も追尾できたのはToast Proのおかげです。」
EOS 5D MarkII
EF70-200 F/4L (F8)
ISO800
281秒
SILKYPIX使用(トリミング有り)
富士山麓西臼塚にて
※TOAST Proによる自動追尾撮影
* * * * * * * * * * *
【TOAST Staff コメント】
ご購入前に、極軸合わせの方法や組み合わせる機材について熱心にご質問をいただき、満を持してTOAST Proを導入された内田さん。
2月の寒空の下、富士山まで遠征されての撮影。
馴れない機材と極寒の環境の中、なんと200mmの望遠レンズによるファーストショットを成功された内田さん。
初めての極軸合わせにもかかわらず5分近い露出での望遠撮影を成功される技術は、まさにお見事です!
オリオン大星雲の美しいディテールや、三ツ星の左下には馬頭星雲も写っていますね。
望遠レンズでの撮影では、やはり極軸合わせの精度が大きく影響します。最初は、北斗七星かカシオペア座を使って時角を合わせ、北極星を導入する方法で良いと思いますが、慣れてきたら、ぜひ北極星の他に、もう一つの星「δUMi」もスケールに合わせ、2点アライメントにチャレンジしてみて下さい。精度がグッと上がりますよ。
こぐま座で、北極星の次の星が「δUMi」です。比較的明るい星ですから、北斗七星やカシオペア座でおおよそ時角を合わせ、北極星を導入した後、ポーラファインダーのスケールの「δUMi」付近を凝視してみて下さい。他に明るい星がないの、すぐに見つけることが出来るでしょう。
2点アライメントは容易に実践出来、得るものが大きいテクニックですので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。