前回の更新に引き続き、井上さんの宮古島遠征のリポートをご紹介してきましょう!(TTスタッフ)
撮影風景
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II
マウントアダプタ:Rayqual NFG-FX.T
ジンバル雲台:Really Right Stuff PG-02/CB-10
赤道儀:TOAST Pro
極軸設定用微動雲台:テレスコ工房 TK-ALZM-1
三脚:GITZO GT2542L
TOAST Pro の赤経ステージは、パンベースクランプユニットに換装済み。TOAST Pro – ジンバル雲台 – マウントアダプタ間は、それぞれアルカスイスタイプのクランプ・プレートで固定。
プレアデス星団
9枚コンポジットです。
夏の銀河
最終夜。
帰る準備をし、娘共が寝入った後、ひっそりと部屋を出て海岸へ。
22時頃から準備を始めるも、ポタ赤のバッテリが切れる等のアクシデントに遭い、撮影開始は真夜中から。
しかし…ひっきりなしに薄雲が通過し、マトモに露出掛けれず。
10~20秒、および2~3分のショットを中心に、21枚コンポジット。
Lee ソフトフィルタ No.1 使用。でも薄雲フィルタがあったから、要らなかったのかも。
旬を過ぎた、夏の大三角
ダーク減算処理が酷すぎたので、修正して再up
12枚コンポジットです。
アンドロメダ銀河
フィルタ未使用ながら夜露の付着に気付かず、輝星は盛大にハロってます。
当の被写体すら薄雲を通した状態で、北極星自体殆ど見えない有様。当然3星使った極軸設定は出来ず。極軸設定精度は2分が限界。
ぶっちゃけ失敗作ですが、微妙なガイドミスショットもノイズ除去用コンポジットに活用。
ガイドミスショットも含めた加算合計に対し背景オフセットを増やし、輝度ピークのオフセットを減らして、ガイドがマシなショットを加算合成しレベル調整したものと比較明合成。
等倍で見ると粗が目立ちますが、遠目にはイケるかと。
冬の走り~オリオン座中心部
加算コンポジット20枚。
* * * * * * * * * * *
【TTスタッフ コメント】
井上さん、素晴らしい作品をご投稿いただきありがとうございます。
宮古島は家族旅行だったようで、毎晩夜な夜な一人でフィールドに出かけて星空を撮影されていたそうですね。寝不足の中の家族サービスは、さぞ大変だったのでは?
それにしてもFUJIFILM X-E1の天文バージョンの威力はすごいですね~。
TTスタッフも思わずこのカメラに触手を伸ばしてしまいそうです。