天体写真ファンならずとも、デジタル一眼レフカメラユーザーなら誰でも「六角レンチ」の1つや2つをカメラバッグのポケットに忍ばせているのでは?
六角型をした棒状のこのレンチ、正式には「ヘキサゴンレンチ」とか、「ヘックスレンチ」なんて言うらしいです。
最近では、サードパーティーから専用のカメラプレートやL-ブラケットなどなど、固定に1/4インチの六角ネジを使った周辺機材が数多く発売されていますよね。
カメラの周辺機材として開発されたTOAST Proでも、六角レンチを使ったオプションがいくつか存在します。
市販のカメラプレートなら、4mmの六角レンチ1本あればOKですが、TOAST Proのオプションには、何種類かの六角レンチを使用します。
よく目にするのは、こんなふうに何種類かのL字型「六角レンチ」がセットになった工具です。コンパクトなものから本格的なプロ仕様のものまで、品質も価格も様々。でも、使う度にホルダーから出して使うため、いつの間にか1本が紛失している、なんてことも。しかも一番良く使うヤツが。
もちろんTTスタッフも六角レンチセットは何種類か持っていますし、無くさないようしっかり整理整頓をしています。でも、実際に工具を使うのは、撮影現場となるフィールドがメイン。しかもそれが暗闇の中というシチュエーションですから、工具の管理にはかなり気を使いますよね。
そんな矢先、TOAST TECHNOLOGYの開発スタッフの一人が、ポケットからこんなものを取り出して見せてくれました。
丸い筺体から十字型に4種類の六角レンチが伸びています。これ、「1丁で4サイズが使える!」がキャッチコピーの「クロスレンチ」なる工具。
工具先端を含めた大きさは、約6.8mm四方。中央の筺体部分は、500円玉とほぼ同じ。
コンパクトでありながら、使う時に十分力を込められる絶妙なサイズになっています。
しかも、TOAST Proでよく使う、5mm、4mm、2.5mmがセットになっている!これかなりイイかも!(あー、3mmは今のところ出番はないけれど・・・)
1/4インチのカメラネジが付いたカメラプレートの脱着には、4mmのレンチを使います。先月発売されたオプションの「パンベース・クランプユニット」や、人気の「ジンバルフォークユニット」を組み合わせている場合には、ほぼ毎回使うスタメンのレンチですよね。また、TOAST Proの底部にもカメラプレートを付けている場合は、さらに使用頻度が多くなり、超便利です。
そして、モバイル赤道儀TOAST Proでタイムラプスムービー撮影を行う際に使用するオプションパーツ「Dish-25」の脱着は、5mmのレンチが適用します。その他、ジンバルフォークユニットやパンベース・クランプユニットの接続アダプターの脱着では、2.5mmのレンチが活躍!とりあえずこれさえあれば当面は困らないという、いまやTTスタッフお気に入りのガジェットとなっています。
価格は、ホームセンターなどで300円台から購入可能。セットに比べて無駄がなく、普段よく使うレンチだけを持ち歩けるのは、大きなメリットです。しかもこんなふうに、中央の筺体に開いている穴を利用し、ワンタッチ脱着可能なストラップを自分でつければ、キーホルダーのようにいつもカメラバッグの外にぶら下げておいても邪魔にならず、必要なときには直ぐに外して使えてなお便利!
TOAST Proユーザーのみなさんも、おひとついかがですか?残念ながらTOAST Online Shopで扱う予定はありませんので、お近くのホームセンターへいますぐどうぞ!
以上、本日の豆知識でした!