韓国の天体写真家Leeさんから、今日もライカの180mm で撮影した春の系外銀河の作品を投稿いただきましたのでご紹介しましょう。
【おおぐま座の系外銀河 M51・子持ち銀河】
Canon EOS 5D MarkⅢ
Leica ELMARIT-A 180mm F2.8
絞り値 f5.6
ISO 1600
露出 300秒
モバイル赤道儀TOAST Pro使用
東の空から昇ってくる、M51・子持ち銀河をライカの180mm F2.8で狙った作品です。
地上にある木々を思い切ってフレーミングしたことで、よりスケールを感じさせる作品に仕上がっています。
それにしても、フルサイズセンサーのカメラと180mmの組み合わせで系外銀河を狙うというのは、スタイルとしてはあまり試みがない作品づくり。180mmでもこれだけ楽しめるのですから、LEEさんのしてやったりの笑顔が目に浮かぶようです。
中心部を拡大したものも見ていただきましょうか。
等倍の切り出しです。地平線に近いエリアでの露出のためか、少し星が縦方向に伸びてしまいましたが、M51の他にも、系外銀河がいくつも写って、ファインディングチャートにも使えそうですね。
LEEさんがTOAST Proを片手によく行く智異山は、1967年に韓国ではじめて国立公園に指定された山で、比較的低い場所でも、周辺が暗い環境のため、撮影には便利なのだそうです。
アグレッシブに遠征撮影をされるLEEさん。モバイル赤道儀をお供に、さらに意欲的な作品にチャレンジしてくださいね!