900mmカメラレンズでM104ソンブレロ銀河を狙う:青木寿夫様

昨日の突然の雪、びっくりしましたね~。

雪に弱いと言われる東京のインフラは、昨日も影響が・・・。

かくいうTTスタッフ、その頃、富士山山麓で雪の中、撮影を敢行しておりました。寒くて死にそうでした。。。

 

さて、モバイル赤道儀ユーザーからとんでもない作品が送られてきました!

何はともあれ、まずはその作品をご覧あれ!!!

 

M104 ソンブレロ銀河

【撮影データ】

カメラ:PENTAX K-5Ⅱs(APS-C)
レンズ:DA☆300mm F4.0 + リアコンバーター2倍(フルサイズ換算900mm)
露 出:30秒×26枚=13分
ISO感度:1600
自動追尾:モバイル赤道儀TOAST Pro使用

 

天文ファンなら、なんの説明も要らない春の系外銀河の代名詞、そう!おとめ座のM104・ソンブレロ銀河ですよ、これ!

撮影データを見てまたびっくり!

300mm F4の望遠レンズに2倍のコンバーターを装着して600mmF8に!

このカメラのセンサーはAPS-Cですから、フルサイズ機換算で、なんと900mmですってよ!?

何がすごいって、モバイル赤道儀でM104を狙ってみようという、その発想力!行動力!実現力!

脱帽でございます。

 

M104 ソンブレロ銀河

トリミングした画像もお送りいただきました。

光学系が2倍コンバーターを介しているので、望遠鏡に比べてフォーカスや解像感こそ落ちますが、見事にソンブレロ銀河の形と真ん中を突き抜ける暗黒星雲が表現できているのは注目に値します、ここポイントです!

写真用の望遠レンズで、しかも小さな小さなモバイル赤道儀で、こんなすごい作品を撮ってしまうなんて、青木さん凄すぎます!

モバイル赤道儀の楽しみ方が一気に広がります。

今回は、TTスタッフ、心底感激しておりますよ!

 

これからが春の系外銀河が撮影しやすくなる時期です。

青木さん、次のフォトジェニックもぜひ狙ってみてくださいね!

 

そんなわけで今日はびっくり画像の紹介でした。青木さん、おみごと!