8月31日から9月1日掛けて、埼玉県の堂平天文台で開催されたGANREFワークショップ「飯島裕先生の星景写真ゼミ」。
GANREFメンバーの小松_alicebearさんは、モバイル赤道儀ユーザーでTOAST TECHNOLOGYファンのおひとりです(勝手にファンにしちゃいました、スミマセン!)。
大量の機材をバックパックに見事にパッキングしていたのをTTスタッフ見逃しませんでしたよ。あれ、完全にプロカメラマンのスタイルですもん。
今回は、発売したばかりのEOS 70Dを携えてのゼミ参加。TTスタッフ、思わずカメラを奪っていじり倒してしまいました。ライブビュー撮影時のAF機能が大幅に向上し、感動モノ!
果たして星の撮影ではどのような力を発揮してくれるのか、楽しみです。
折角の機会なので、モバイル赤道儀のノウハウを、TTスタッフがつきっきりで伝授させていただきました。取扱説明書だけでは理解が難しかった部分がすっきりしたと喜んでいただけ、TTスタッフも嬉しかったですよ!
ぜひ使いこなしていただいて、さらにグレードアップした作品を期待していますからね!
さて、そんな小松_alicebearさんから、今回のワークショップで撮影した作品のひとつをご投稿いただいたので早速ご紹介しましょう!
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【小松_alicebearさんのコメント】
こんにちは。
GANREFのワークショップでは、大変お世話になりました。
TTスタッフさんのお陰でピント合わせの課題をクリアーできました。
赤道儀は、回を重ね慣らしていきたいと思います。
自分なりの撮り方のヒントもいただき、感謝しています。
ログハウスを入れた写真を送ります。
星景写真としては、白鳥座とのバランスがどうなのか?疑問もありつつこれもありかと思ったカット。
9月末のガンレフの講評会に提出する予定です。
本当にいろいろとありがとうございました。
***************TOAST TECHNOLOGY***************
【TTスタッフより】
小松_alicebearさん、見事にあの場所でのカットをモノにしてくださったんですね。
他の参加のみなさんと同じ場所で撮影するのもつまらないかと、TTスタッフ、無理やり 小松_alicebearさんをこの場所まで引っ張ってきて「この辺からだと、ちょうど沈みゆく北十字とロッジの明かりが一緒に入って素敵かもしれませんよ。じゃ、おやすみなさい・・・」と捨て台詞を吐きながらロッジに消えてしまったというのに、まさか、こんなに素敵な作品に仕上げてくださったとは、お見事です!
レンズに付けたディフュージョンフィルターによって、ロッジの光の洪水部分を上手く処理されていて、いい感じです!
星景撮影の面白さは、正解がないことです。
どこでどんなモチーフをフォアグラウンドにいれて星空と組み合わせても、構わないんですよ。
ポイントは、ちょっとした光の読み方。
月明かりや街明かり、自動販売機の夜間照明に街灯まで・・・、カメラマンの意思で場所や照射具合を一切操作できないそれらの環境光を積極的にモチーフに当てて浮かび上がらせる。
それだけでびっくりするくらいオリジナリティのある1枚になるんですよね。
なので、あまり考え込まずに、目の前で薄暗く浮かび上がる風景を見つけたら、まずは星空とともに切り取ってみて下さい。ありふれた風景にしか見えないときでも、長時間露光してみると思いがけずドラマチックな世界にかわることは多々あるんですよ。
小松_alicebearさん、次回はぜひ飯島さんの後ろをずっと付いてまわってみて下さい(笑)。
「えっ?こんな場所から撮影して作品になるの???」なんていうシチュエーションとたくさん遭遇するはずです。
でも、飯島さんが撮影すると、どの場所からでも本当にドラマチックで素敵な作品に仕上がっちゃうから不思議です。
まさに飯島マジック!
プロカメラマンからどんどんヒントを盗んじゃいましょう!
かくいうTTスタッフも、毎回のように飯島マジックの舞台裏をワークショップで見ることができ、感激している一人だったりします。