天体写真ファンに人気のSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD

時々、TOASTシリーズのユーザーから「タイムラプス撮影用に最適な広角レンズを教えて下さい」という内容の問い合わせを頂くことがあります。

みなさんが持っているカメラのメーカーは様々ですし、レンズにかけられる予算も人ぞれぞれ。

そんな中、星空のタイムラプス撮影用にTOASTスタッフが最初に導入する1本としてオススメするのはTAMRONの大口径ズーム「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」です。

星景写真ファンなら知らない人がいないというこのレンズ、15-30mmのズームレンズでありながら開放値F2.8と明るく、しかも開放から解像感のある収差の少ない見事な星空を生み出してくれるという、いわゆる「神レンズ」として人気の1本です。

重量が1.1kgと重く大きいので取り回しが多少面倒な部分もありますが、1本で15mmから30mmの画角を自由に作れるまさに万能レンズ。

重いフルサイズ機との組合せでも、トルクの大きなTP-2なら左右方向のパンニングから上下方向のチルティングによるタイムラプス撮影まで全く問題なく運用できるので、「迷ったら、まずはこのレンズ!」です。

キヤノン、ニコン、ソニーの各マウントに対応し、なんといってもこの性能のレンズが実質10万円以下で入手できるのが大きな魅力。

この作例は、20mmにセットしたSP 15-30mm F/2.8 Di VC USDによるもの。

天の川は頭の真上。見上げるようなアングルで独特なフォルムの樹木をアクセントに添えたタイムラプス撮影のひとコマです。

【南天の天の川と樹木のシルエット】
カメラ:Canon EOS 6D
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(20mm、F2.8)
感 度:ISO6400
露 出:11秒
架 台:TP-2(Dish-2、Dish-25使用)
撮影地:オーストラリア(ニューサウスウェールズ州)