先日、ポーラファインダーの暗視野照明装置が突然点灯しなくなった、というお問い合わせをいただきました。
ご購入から1年以上経過していたお客様でしたので、ポーラファインダーをTOAST Online Shopのカスタマーサービスへ送っていただき、状況を確認することに。
暗視野照明装置のスイッチを動かすも特に問題はないようです。
続いて電池ボックスを開けて電池ホルダーを取り出してみると・・・
むむっ???
これは一体・・・???
LEDの端子に白い粉末状の物質が頑なにこびりついています。
電池ホルダーを裏返すと、こちらも同様の状態。
工具で電池ホルダーからボタン電池を無理やり押し出すと・・・
ボタン電池から電解液が外部に漏れだす現象、いわゆる「液漏れ」が発生していることがわかりました。
液漏れのリスクは一般的な乾電池を使っているどの電気製品でもありますが、液漏れをさせないための方法もあります。
まず、製品がお手元に届いたポーラファインダーの暗視野照明装置には、点灯テスト用のボタン電池が入っています。
これはあくまで製品の初期不良をすぐに確認していただくための点灯テスト用電池ですので、取扱説明書にもあるとおりできるだけ早めに新しい電池と交換していただくことをお願いしております。
但し、そのまま使い続けたとしても、それがすぐに液漏れにつながることはありません。
問題は保管状態です。
製品を長期間使用しない場合は、必ず電池を取り出して保管していただくこと。
これだけでも、液漏れのリスクは格段に低くなります。
また、使い古しの電池を入れて使用したり、新旧の電池を混在して使用した場合になどにも液漏れのリスクが高まると言われています。
ちなみにこのトラブルでは、電池ホルダーとLEDを新品と交換し、新しい電池を入れることで元通り使えるようになりました。
小さな周辺機器ですが、これがきちんと仕事をしてくれないと正確な極軸合わせができませんので、普段からのちょっとした気遣いをお忘れなく!
以上、今日のワンポイントアドバイでした!