去る2月9日~10日にかけて、GANREF主催のワークショップ「飯島 裕先生の星景撮影ゼミ」が山梨県北杜市の清里高原で開催されました。
今回は、協賛として「TOAST TECHNOLOGY」の他、「オリンパス」、「Vixen」の各メーカーが最新機材を携えて参加しました。
そんなわけで、今回はスナップ写真によるダイジェスト紹介行ってみましょう!
ワークショップの会場となったのは、天体ドームや各種望遠鏡機材が充実している星空の宿「ペンションスケッチブック」さん。頭上にはブルースカイが広がり、絶好のワークショップ日和です。
参加者が集まると、まずはペンション周辺のロケハン開始です。
数日前に降った雪が一面を覆う周辺エリアを天体写真家の飯島さんを先頭に、ガシガシ歩きます!
飯島さんがコンパスを向けながら、撮影に最適なロケーションをアドバイスしていきます。
ロケハン後は、ペンションに戻ってまずは自己紹介。意気込みを熱く語る参加者のみなさんです!
TOAST TECHNOLOGYは、5台のモバイル赤道儀TOAST Proを用意。初めて赤道儀をつかうというメンバーの方に、撮影機材の組立方法からポーラファインダーを使った極軸合わせまで、一連のセッティングと操作を体感してもらいました。
日没後に早速TOAST Proを使ってISS通過の撮影に挑みます!
日が暮れると外は満天の星空。夕食前に、まずはISSの通過をカメラに納めます。GANREFメンバーの皆さんは、はじめてISSをその目で見たという方が意外にも半数以上を占めていました。それだけに、西の地平線近くからわずかに赤く輝きながらISSのが現れると、興奮と感激に包まれます。
30分以上前にセッティングを開始したにもかかわらず、ISSの撮影に間に合わなかった方、ライブビューによる星をつかったフォーカス合わせが上手く行かなかった方、露出合わせが上手く行かなかった方など、それぞれが小さな課題を持ち帰ることに。
何事も経験です。まずはシャッターを押すこと。テクニックはその回数に比例して上達していくものですよ!
そして、夕食を終え、準備万端で外にでると・・・・
ISSの撮影後わずか1時間で、夜空は雲に覆われてしまいました。
晴れるまでの間、セミナールームで飯島さんの座学講習。皆さん眼から鱗です。
午前2時過ぎ、僅かに北の空に星が輝き出すも、今回はここまででした。気温はマイナス8度!
皮肉なことに、翌朝は見事な青空が広がり、参加者はため息混じり・・・。
参加者には、メーカーからのプレゼントなど。撮影は残念でしたが、飯島さんやメーカー講師陣たちの話に、みなさんモチベーションのスイッチが入ったと、嬉しい感想をいただきました。
ライブビューによるフォーカス合わせの方法や露出倍数の計算方法、星座早見盤の逆引きによる使い方、そしてモバイル赤道儀の操作方法やその効果などなど。いままで知らずになんとなくシャッターを押していたみなさんにとっては、勉強になったようです。
GANREFのメンバーさんたちは、実に好奇心旺盛でアグレッシブな方が多く、我々も大いに刺激をもらいました。それにしてもみなさんの機材が素晴らしいこと!
飯島さんからは、暗闇でも自分のカメラの操作ができるように、もっと慣れましょう!のアドバイスに、みなさん納得です。
最後は、飯島さん自ら参加者のみなさんと記念写真を撮影です!
みなさん、本当にお疲れ様でした! 次回までに、さらに腕を磨いておいてくださいね!