オリンパス フォトパス コミュ「モバイル赤道儀で星空撮影に挑戦」の巻

天体撮影用のカメラといえば、キヤノンの独壇場とも言われているわけですが、確かに優れた高感度性能と低ノイズ特性で星の長時間露光には最適なカメラと言えます。 でも、他のカメラメーカーのユーザーも、星を撮影している人はたくさんいるわけです。

オリンパスのデジタル一眼レフカメラのラインアップは、これまで高感度撮影時のノイズの影響で、星を楽しむにはある程度の工夫が必要でしたが、この春発売された OLYMPUS OM-D「E-M5」は、圧倒的に高感度特性が改善されたことにより、星を撮影するカメラとしても注目を集めています。

オリンパスのフラッグシップE-M5は星空撮影にも最適

オリンパスイメージングが運営する写真コミュニティサイト「フォトパス コミュ」で、関東コミュが主催した「初心者のための星空撮影のオフ会」が6月23日から24日の日程で開催されました。

この関東コミュを管理するのは、パラグライダー専門誌を中心に大自然やオーロラ、野生動物などのジャンルで活躍されているフォトジャーナリストの小貝哲夫氏。

関東コミュの管理人 小貝カメラマン

「フォトパス コミュには、まだ星空撮影のコミュニティはありませんが、興味のある方はたくさんいます。新製品のOLYMPUS OM-D E-M5は、高感度特性が飛躍的に向上しているので、今まで苦手だったこの分野に問題なく参入できます。12mmF2.0レンスとの組み合わせれば、オリンパスユーザーにかなり訴えかけられると思いますよ」と小貝さん。早速、小貝さんのご協力のもとTOAST TECHNOLOGYのスタッフが参加する関東コミュのオフ会として、モバイル赤道儀をつかった星空撮影セミナーを開催することに。

今回オフ会が開催されたのは、富士山の西側に位置する朝霧高原。東京から2時間弱で行ける朝霧高原は、星の撮影でも人気のスポットです。

満天の星空を期待しつつ・・・

夕方17時、深い霧に包まれたオフ会会場にTOAST TECHNOLOGYのスタッフが到着。週間天気では、梅雨時期には珍しく、その日だけピンポイントで晴れの予報だったはずなのに・・・。

大口径F2.0の望遠レンズが使えるのはオリンパスユーザー最大の特権

参加者は、いずれもオリンパスのカメラユーザーで関東コミュのメンバー。マイクロフォーサーズマウントのOM-D「E-M5」のほか、フォーサーズマウントのE-3、E-5、E-30、E-620など複数のカメラボディに、ZUIKO DIGITAL EDレンズがズラリ。なかでもED 150mm F2.0(35mm換算で約300mm)やED 35-100mm F2.0など、F2の大口径レンズは、オリンパスユーザーだけの特権ともいえる素晴らしいレンズです。その他、皆さんサブ機としてOLYMPUS PENシリーズなどもカメラバッグに忍ばせている圧巻の充実ぶり。

モバイル赤道儀についてのレクチャーに聞き入る参加者

外はあいにくの曇り空・・・。
天候の回復を祈りつつ、ロッジの中でモバイル赤道儀や極軸合わせの概要説明に続いて、TOAST Proで撮影された作品をみながらのディスカッションです。長時間露出時や高感度撮影時のノイズに悩まされてきたオリンパスユーザーですが、短時間の露出を複数枚繰り返したり、感度をあまり上げずにおなじく複数枚のカットを撮影してPhotoshopでスタック処理することで、オリンパスのカメラでも十二分に天体撮影が楽しめるんですよね。でも、これからは待望のOLYMPUS OM-D E-M5で、ワンショット撮影による作品づくりも楽しめるようになります。今後は、天体写真のジャンルでもオリンパスユーザーが台頭してくる可能性大ですよ。キヤノンやニコンユーザーも負けてはいられませんね。もちろんペンタックスユーザも、ですよ!

ポーラファインダーを使った極軸合わせのトレーニング

座学のあとは、実際にフィールドでモバイル赤道儀TOAST Proをセッティングし、ポーラファインダーをつかった極軸合わせのプラクティスです。今回は、開発中のTOAST Pro専用微動架台「Dish-2」を皆さんに使っていただきました。辺りは霧に包まれている状況だったので、大きな樹木の先端を北極星に見立ててのトレーニングとなりました。

一人ずつ、まずは三脚ごと持ち上げて、おおよそ北極星(樹の枝ですけど)の方向にTOAST Proの回転軸を向けます。右上に北斗七星が輝いているという想定です。ポーラファインダーの取り付けステーネジを緩め、右目で架空の北斗七星を、そして左目でポーラファインダーを覗きながら、指標パターンに描かれた北斗七星のイラストの形(位置)が同じになるまで、ポーラファインダーを回転させ、時角を合わせます。

頑丈な三脚なら思い切って脚を伸ばし楽な姿勢で

続いて、ポーラファインダーを覗きながら、指標パターンに描かれた2000と2030の数字近くの隙間に樹木の先端が来るように、Dish-2を操作しアジャストしていきます。もちろん小貝さんにもチャレンジしていただきましたが、全員が高い精度で極軸合わせを行うとこができました。さすが撮影機材には慣れたもんです。

日もどっぷり暮れたので、とりあえずバーベキューで腹ごしらえ。1枚5000円(!?)の牛肉ステーキを頬張りながら星空が頭上に広がるのをひたすら待ちます。しかし・・・、用意したビールも酒も発泡酒も飲み尽くされた午前2時を過ぎても、あたりは雨雨雨・・・。残念ながら今回の星空撮影体験は、次回へのお預けと相成ったわけです。

それにしても感激したのは、オリンパスユーザーのメーカーに対する愛情の深さ。みなさん、機材のウィークポイントを理解しつつも、常に前向きに、機材の特性を生かした撮影に情熱を傾けている、といった印象です。

野鳥撮影でBORGのFL71を使うユーザーも多いとか

驚くべきは、その奥ゆかしさと紳士的な立ち居振る舞いでした。

百万近い機材をお持ちのユーザーも数人いらっしゃいましたが、誰一人として機材自慢をはじめることなく、写真という趣味を心から楽しもうという情熱に満ちあふれているんです。

「自分の機材でどんな写真が撮影できるのか、その可能性を試してみたいと思って今回参加しました」という、普段は羽田や成田で航空機中心に撮影している参加者の方。

「夜景撮影の延長でぜひともモバイル赤道儀をつかった天体撮影にもチャレンジしてみたかった」という方。

「普段は子供のサッカーを撮影しているんですが、今回は新たな撮影ジャンルに挑戦してみたくて」という方など、その動機は様々ですが、皆さん共通しているのは、新しいことへのチャレンジスピリットです。皆さんと話していると、その想いがガツンガツン伝わってくるんですよ。なんだか背筋がピシッと伸びる思いでした。

結局、星の姿は一度もお拝めないまま、朝を迎えました。
次回のリベンジを誓いつつ、せっかく持ち寄った機材なので、ずらりと並べてみんなで記念撮影です。

次回のリベンジを誓うフォトパス関東コミュのみなさん

実にさわやかなオリンパスユーザー!
実に奥ゆかしいオリンパスユーザー!
チャレンジスピリットみなぎるオリンパスユーザー!

彼らと話していると、こっちまでオリンパスが好きになっちゃったじゃないですか!

全国のオリンパスユーザーの皆さん、オリンパスのカメラをモバイル赤道儀に搭載して星空撮影を思う存分楽しんでみてくださいね!

小貝さん、モバイル赤道儀TOAST Proでオーロラと星空の共演、この秋ぜひチャレンジして下さい!

以上、充実の一夜でした。

圧倒的な軽さのOM-D E-M5は、TOAST Proとのマッチングも最高

 

会場となったハートランド朝霧は、強烈な個性をもった名物オーナー手作りの個性的なロッジが建ち並ぶ

「ハートランド・朝霧」
静岡県富士宮市根原228
TEL:0544-52-0919

金環日食 : 横前洋行様

TOAST Proユーザーの横前様から金環日食の作品をご投稿いただきました。

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横前様からのコメント
こんにちは、先日の金環日食を撮ってみました。私の住む長野市では完全に金環日食にはならないのでどこに行こうか迷い、高層天気図、天気図、レーダー画像などで当日確実に晴れるのは北関東と考え、出来るだけ中心に近い場所へ行きました。撮影地は茨城県筑西市、筑波山の山頂の真上でリングになりました。

撮影機材
NIKON D300
AF VR Zoom-Nikkor 80-400mmf/4.5-5.6D ED
アストロソーラーフィルター装着
モバイル赤道儀TOAST Pro使用

撮影データ
ISO 640 400mm 0EV f/32 1/50

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【TOAST Staff コメント】

作品のご投稿ありがとうございます。横前さんの作品は、できるだけ金環日食帯の中心に移動し綺麗なリング状に写せる場所を探し出した執念の1枚です。
撮影システムは、APS-CサイズのCMOSセンサーを持つNikon D300に35mm版換算で約600mmもの長焦点レンズを組み合わせです。
当日の関東甲信地方の天候はあいにく曇り空の予報。たとえ薄雲の中からでも、自分の住んでいる町から見上げる金環日食にこだわった人、一方、確実に快晴の空で太陽を撮影するために、前日や深夜から車や電車で遠征した人など、今回の金環日食にかける想いは人それぞれでした。
かくいうTOASTスタッフの中にも、急遽朝方、天文ファン御用達のGPV気象予報を凝視しながら、雲間を求め車で走り続けたのものの、時間切れであえなく撃沈した人が若干1名・・・。

さて、今回の機材の中で注目すべきは、フィルターにアストロソーラーフィルターを採用した点。レンズにねじ込むガラス製のNDフィルターは、非常に高価にもかかわらず、どこの店でも売り切れ続出。運良く店頭在庫にめぐり会ってもフィルター径が合わず涙を呑んだ人も多いのでは?
その点シート状のアストロソーラーフィルターは、自分で自由な形と大きさにハサミでカットできるため、一枚買えば写真レンズと望遠鏡の両方に合うフィルターを作ることも可能です。撮影用のものは減光率がそれほど高くないため、太陽撮影で速いシャッタースピードが切れるのも魅力のひとつですね。
次回はぜひ星空の作品にもチャレンジしてみてくださいね。ご投稿お待ちしております!
それにしても皆さん良いレンズを持ってらっしゃること!うらやましい~っ!

TOAST Online Shop の配達時間指定の話

今回は、TOAST Online Shopに関する豆情報です。

TOAST Online Shop ではご注文の品の配達時間帯を選べるようになっていますが、
その中で最も多い指定時間帯が午前中。次いで20時~21時となっています。

20時~21時は特に問題はないのですが、
もし「なるべく早く」という意図で午前中を指定されている方がいらっしゃるなら要注意です。
というのも、配達地域によっては逆に、午前中を指定することで
配達日がまる一日遅くなってしまうことがあるからです。
例えば、最寄りの配送センターに午後に到着した荷物も、もし午前中に指定されていると、
配送センターで一泊することになってしまうというわけです。

ですので、もしで急いで受け取りたい場合は、「時間指定なし」を選択しましょう!
こちらで一番早く到着する時間帯を指定させていただきます。

以上、本日の豆情報でした!

金環日食:北島潤一郎様

TOAST Blog の記念すべき第一作目は、初代モバイル赤道儀TOASTをご愛用の北島潤一郎様からご応募いただいた金環日食の作品です。

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北島様からのコメント
TOASTにて撮影した金環日食の画像です。撮影場所は台東区上野、不忍池です。
当日は沢山のカメラマニアが重装備で撮影に臨んでいましたが、赤道儀を使っている方はいませんでした。
TOASTのおかげで、撮影開始から終了までの間、800mmレンズ(35mm換算で1200mm)で太陽が写野を外れることなく追尾できました。雲の影響があったため、露出を随時変更しています。(クリックで大きな画像がご覧いただけます)

北島潤一郎様「金環日食ハイライト」

撮影機材
ニコンD300
タムロンAF LD200-400mm F5.6 (400mmにて使用)
ケンコー 2Xテレプラスプロ300(合成f 800mm 合成F 11)
ケンコー プロND100000フィルター使用
モバイル赤道儀TOAST使用

撮影データ
ISO400
(左下から) 1/1250秒、1/160秒、1/640秒、1/320秒、1/400秒
フォトショップCS5にて比較明合成

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北島様からのコメント
あわせて、前日撮影した同じ場所からの風景に、当日撮影した金環日食中の太陽像を重ねた作品を送ります。(クリックで大きな画像がご覧いただけます)

北島潤一郎様「金環日食風景写真」

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【TOAST Staff コメント】

ご投稿いただいた最初の作品は、金環日食を1200mmという超望遠レンズで撮影されたものです。このような長焦点レンズによる撮影では、システムの剛性を考慮し、組み合わせる機材の選定やバランス調整などが非常に重要で、確かな技術と経験の裏付けがあってこそ可能になる作品と言えます。ところで、北島様の愛機であるこのTOASTは、最大搭載重量が約4キロ、追尾性能を表すピリオディックモーション値が5秒角以内という、望遠鏡用の大型赤道に匹敵する高い精度を有する初代モバイル赤道儀です。残念ながら現在は発売されていないため、今となっては大変貴重な機材のひとつです。今後もぜひ大切にご愛用いただければスタッフ一同大変嬉しく思います。

もう一つの作品は、彼方にそびえる東京スカイツリーの上空に金環日食のリングが浮かぶという、今回の金環日食で多くの方が撮影したいと狙ったシチュエーションのひとつです。皆既日食とちがい、ND100000フィルターで減光した太陽と地上の景色は輝度差がありすぎるために1ショットで同時に撮影することは困難ですが、画像合成処理のテクニックをつかって理想の1カットをイメージ作品にして下さいました。このように、「どこで撮るか?」、「どういう機材システムで狙うか?」は、作品づくりで非常に重要なファクターといえます。 自分の思い描く作品イメージをどうしたら実現できるか、それを事前に考えリサーチして本番の撮影に臨むというスタンスがいかに重要なことか、北島様のTOASTスタイルは、それを理解するうえで大変参考になります。今後もTOASTシリーズで撮影した作品やシステム、アイディアなどのご紹介など、どんどんご寄稿いただければ幸いです。

TOAST Blog オープンします!

ユーザーの皆様には、モバイル赤道儀TOASTシリーズをご愛用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、TOASTシリーズの新着情報をいち早くお知らせする場として、またTOASTユーザーの皆様の作品をご紹介できる場として、当ブログ「TOAST Blog」を開設いたしました!

これから皆様のTOASTライフにお役立ていただけるページを目指してまいりますので、TOAST Technology メインサイト共々、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、当ブログへの作品のご応募につきましては、メインサイトのご案内をご覧ください。ベテランの方はもちろん、初心者ユーザー様の作品も大歓迎です!スナップなども交えて楽しい作品をご応募ください。お待ちしています!