今回の皆既日食を撮影するため、TOASTスタッフたちは別々の場所に散りました。天候へのリスクヘッジというわけです。
TOASTスタッフのひとりは、こんな場所で撮影に臨みましたよ。
見渡す限り一面の麦畑。これは前日の夕日ですが、黄金色に染まった麦の穂が実に美しかったそうです。
そして当日の夜明けの空。薄雲が空全体を覆う心配な天候のなか、機材の準備を始めます。
ツアーではないので他に日本人はいません。麦農場の軒先(?)を借りて、あちこちに機材を分散して設置しました。その多くはタイマーによる自動撮影です。
GH5に100-400mmの望遠ズームレンズを付け、さらにEXテレコンを組み合わせると、その焦点距離は35mm版換算でなんと1120mm。1000mmを超える機材がこんなコンパクトなシステムで済むのは驚きです!
まさに海外での皆既日食遠征用に最適なシステムのひとつですね。
カメラはジンバル雲台に搭載しているので、超望遠レンズでも完璧にバランスを取ることができます。
前日の夜中に極軸を合わせておき、ロープワークで大地にアンカーを打ってしっかり固定するのも重要です。
TP-2の駆動は「SUN」モードに合わせ、いざスペクタルショーに挑みます!