アーカイブ : 2013年 3月

タイムラプスアダプター『Dish-25』発売開始!

 

さて、CP+2013のTOAST TECHNOLOGYブースで、主にハイエンドのデジタル一眼レフカメラユーザーから注目を集めていたTOAST Pro専用カスタムオプションパーツ「Dish-25」が発売です。

 

時間を縮めたダイナミックな映像表現を可能にする、デジタル一眼レフカメラを使ったタイムラプス撮影(微速度撮影)。「Dish-25」は、モバイル赤道儀TOAST Proをタイムラプス撮影時の微速度ターンテーブルとして利用するための専用アダプターです。

モバイル赤道儀TOAST Proをタイムラプス撮影で利用し、美しい映像を生み出しているテレビやCM、映画などのクリエイターは非常に多く、皆さんも、きっとTVなどでその映像を目にしているはず。
こうした状況を受けて、軽量コンパクトかつTOAST TECHNOLOGYらしく美しく斬新なデザインのタイムラプスアダプターとして商品化されたのが「Dish25」です。

 

TOAST Proの設置方法

TOAST Proを水平に設置した場合は、水平方向のパンニングの動きを、また垂直に設置した場合は垂直方向のチルティングの動きを、それぞれタイムラプス作品に付加することができます。


◆水平設置例

極軸合わせ専用微動架台「Dish-2」をレベリングベースとして利用したシステム例。
(※Dish-2と組み合わせる場合には、別途プレートアダプターリングが必要となります)

 

◆垂直設置例
市販のL-ブラケットを組み合わせることにより、カメラ側のバランスを三脚重心方向にシフトした安定姿勢で設置が可能です。
画像は、Dovetail Stageシステムをカスタムオプションパーツの「パンベース・クランプユニット」に付け替え、さらにカメラにもL-ブラケットを装着したシステム構成例です。
(※Dish-25にU1/4ネジ対応のL-ブラケットを使用する場合は、TOAST Proに付属している専用ネジ変換アダプターが必要です。市販のネジ変換アダプターは適合しませんのでご注意ください)

 

詳しい情報は、WEBコンテンツ「TOAST120%活用術」をご参照ください。

さらなる活用術は、また次の機会にご紹介して行きたいと思います。

M42 オリオン大星雲:内田俊也 様

 

今日は、TOAST Proの導入を機に、天体の追尾撮影にチャレンジされたTOAST Pro ユーザーの内田俊也さんから作品をご投稿いただきましたのでご紹介しましょう。

 

内田様からのコメント

「新月をねらって富士山麓西臼塚に星野写真を撮りに行きました。ポーラファインダーで北極星を探すのは簡単でした。初めてですのでまずはオリオン大星雲をということでパチリ。なんと、星雲の赤色と青色が見事にとらえられて感動しました。200 mmの望遠で281秒も追尾できたのはToast Proのおかげです。」

 

【撮影データ】

EOS 5D MarkII
EF70-200 F/4L (F8)
ISO800  281秒
SILKYPIX使用(トリミング有り)
富士山麓西臼塚にて

※TOAST Proによる自動追尾撮影

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【TOAST Staff コメント】

ご購入前に、極軸合わせの方法や組み合わせる機材について熱心にご質問をいただき、満を持してTOAST Proを導入された内田さん。

2月の寒空の下、富士山まで遠征されての撮影。
馴れない機材と極寒の環境の中、なんと200mmの望遠レンズによるファーストショットを成功された内田さん。

初めての極軸合わせにもかかわらず5分近い露出での望遠撮影を成功される技術は、まさにお見事です!
オリオン大星雲の美しいディテールや、三ツ星の左下には馬頭星雲も写っていますね。

望遠レンズでの撮影では、やはり極軸合わせの精度が大きく影響します。最初は、北斗七星かカシオペア座を使って時角を合わせ、北極星を導入する方法で良いと思いますが、慣れてきたら、ぜひ北極星の他に、もう一つの星「δUMi」もスケールに合わせ、2点アライメントにチャレンジしてみて下さい。精度がグッと上がりますよ。

こぐま座で、北極星の次の星が「δUMi」です。比較的明るい星ですから、北斗七星やカシオペア座でおおよそ時角を合わせ、北極星を導入した後、ポーラファインダーのスケールの「δUMi」付近を凝視してみて下さい。他に明るい星がないの、すぐに見つけることが出来るでしょう。

2点アライメントは容易に実践出来、得るものが大きいテクニックですので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。

横浜の夕空にパンスターズ彗星をとらえた!

 

青年Kが山梨県まで遠征し、山に登ってようやく撮影に成功したパンスターズ彗星の画像に興奮冷めやらぬ中、TOAST Proブルーカラーモデルのユーザーであるフォトジャーナリストの山田久美夫さんから、衝撃的な作品が送られてきました。

連日の取材や執筆でお忙しい山田さんは、なんとご自宅のある横浜市内でこんな作品を撮影されたそうです・・・。

 

【撮影データ】

Canon EOS 5D MarkIII
 EF100-400mmF4.5-5.6L(400mm F5.6)
ISO800

横浜市内にて 

モバイル赤道儀 TOAST Pro使用

 

困りました・・・青年Kになんて伝えたらいいのか・・・。

実は山田さん、これまでも横浜市内のご自宅前にモバイル赤道儀TOAST Proをセットし、都会の夜空で撮る美しい天体作品を発表されている天体写真家でもあります。

その山田が、今回は地平高度ギリギリで、しかも明るい夕空に小さくその姿を見せるだけのパンスターズ彗星を、横浜市内でいともたやすくGETしてしまうのですから、いやはや脱帽でございます。

超低空でコントラストが低く、さらに明るいバックグラウンドに埋もれてしまう彗星をしっかりと浮かび上がらすには、画像処理を前提とした撮影方法でトライされているのは言うまでもありませんが、実はこの作品、コンポジット処理ではなく1ショットで撮影されたものと聞いて2度びっくりです!

 

横浜の自宅のすぐそばから撮影しているので、さほど空気が澄んでいるわけでもないのですが、これくらい尾が写れば、まあいいかな?と思っております。」と山田さん。

いえいえい、どう見ても、空気の澄んだ地方で撮影された作品に引けを取る部分がない作品です。

 

どうですか、みなさん?

モチベーションがググっと上がってきたでしょ?

平日に遠征する時間などない、とお嘆きのアナタ、諦めるのはまだ早いですよ!

そんなわけで今日は、山田さんから勇気と希望をみなさんにおすそ分け頂きました。

 

ところで、横浜市内から撮影したパンスターズ彗星を紹介するスペシャルサイトを山田さんからご紹介いただきました。

毎日更新されるので、彗星の状態が手に取るようにわかります。

ぜひサイトにアクセス!!!

 

速報!パンスターズ彗星

 

「大成功=今夜送る。」 なる謎のメールがTOASTスタッフのもとに届いたのは、昨夜のこと。

TOAST-TECHNOLOGYのWebサイトで「Enjoy!TOAST」の連載コラム「K’sリポート」を無理やり担当させられている”青年K”が、昨日当ブログでご紹介した天体写真家の飯島裕さんの作品に触発され(?)、愛用のTOAST-Proブルーカラーモデルを携えパンスターズ彗星に挑んでくれたらしいのです。

 

夕刻前に現地に到着した青年K、しばし山を登りつつ見晴らしのいい場所にTOAST-Proをセッティング。
なんとかパンスターズ彗星をGETし、その場で画像処理を行ないつつ、コラム原稿まで車の中で書き上げて写真とともにモバイル送信してくる、という報道カメラマンさながらの仕事をこなしてくれた彼に、TOASTスタッフ一同拍手喝采であります。

青年Kのリポートは、こちらでお楽しみいただけます。

 

ところで、昨日発売されたTOAST-Pro用ディーラー・セレクト・オプション・パーツ「パンベースクランプユニット」は、早速怒涛のご注文をいただいております。出来る限り早くお届けできるよう発送スタッフ一同頑張っておりますので、到着まで今しばらくお待ちくださいませ。

パンスターズ彗星をとらえた!

 

TOAST Proブラックカラーモデルのユーザーで天体写真家の飯島裕さんから、パンスターズ彗星をとらえた作品をご投稿いただきましたので、早速ご紹介しましょう!

 

【撮影データ】

2013年3月10日
OLYMPUS OM-D E-M5
ZUIKO DIGITAL ED 150mmF2.0
絞り値 f2.8  ISO 200
長野県原村にて

 

南半球では、レモン彗星とともに肉眼彗星として観測されていたパンスターズ彗星ですが、近日点通過 の10日、ついに北半球の夕空に姿をあらわしました。

この日、飯島さんは、長野県の原村まで遠征し、愛用のOLYMPUS OM-D E-M5にフォーサーズのZUIKO DIGITAL ED 150mmF2.0レンズで最初のパンスターズ彗星のショットをものにされたとのこと。コマの光度はかなり明るい様子で、左上に伸びるテールがしっかりと確認できます。

 

さらに翌11日には、春霞を出来るだけ避けるために群馬県の赤城山腹まで遠征。TOAST ProにBORG45EDIIを搭載したシステムで、パンスターズ彗星のクローズアップを狙います。

 

【撮影データ】

2013年3月11日
OLYMPUS OM-D E-M5
BORG45EDII+0.85×レデューサー
ISO 200
露出:10秒(12コマ加算平均
撮影地:群馬県渋川市 赤城山中腹にて

※TOAST Proにて自動追尾撮影

 

 「彗星の高度が少し上がって撮りやすくなりましたが、私の乱視入り裸眼では見えません。双眼鏡では昨日より早い時刻に発見出来ました。空が明るくて彗星は見にくいですが、意外と明るいのかもしれません。双眼鏡で見た感じは、夕焼け空の水星の明るさに近い印象です。」と飯島さん。

 

実は、かくいうTTスタッフも昨日は富士山北側エリアに陣取り、その時を待ちましたが・・・・

 

はい、見事に低空を雲が覆い、美しい夕景を前に・・・玉砕しました。

雲が出やすくコントラストの低い超低空域に加えて、日没後間もない明るい空という厳しい条件下のもと、撮影地の選択や画像処理を見越した撮影方法など、飯島さんの見事な仕事ぶりに、思わず敬礼です!

さすがプロカメラマンです!