北米皆既日食 現地編

今回の皆既日食を撮影するため、TOASTスタッフたちは別々の場所に散りました。天候へのリスクヘッジというわけです。

TOASTスタッフのひとりは、こんな場所で撮影に臨みましたよ。

見渡す限り一面の麦畑。これは前日の夕日ですが、黄金色に染まった麦の穂が実に美しかったそうです。

 

そして当日の夜明けの空。薄雲が空全体を覆う心配な天候のなか、機材の準備を始めます。

 

ツアーではないので他に日本人はいません。麦農場の軒先(?)を借りて、あちこちに機材を分散して設置しました。その多くはタイマーによる自動撮影です。

 

GH5に100-400mmの望遠ズームレンズを付け、さらにEXテレコンを組み合わせると、その焦点距離は35mm版換算でなんと1120mm。1000mmを超える機材がこんなコンパクトなシステムで済むのは驚きです!

まさに海外での皆既日食遠征用に最適なシステムのひとつですね。

カメラはジンバル雲台に搭載しているので、超望遠レンズでも完璧にバランスを取ることができます。

前日の夜中に極軸を合わせておき、ロープワークで大地にアンカーを打ってしっかり固定するのも重要です。

TP-2の駆動は「SUN」モードに合わせ、いざスペクタルショーに挑みます!

北米皆既日食 機材編

北米皆既日食が終わり、TOASTスタッフたちも五月雨式に帰国してきました。

遠征しなかった方にはまったくもって関心のない(?)皆既日食ですが、参考までにTOASTスタッフの一人が今回の遠征用に準備した機材の一部をご紹介しましよう!

 

4Kムービー用にPanasonicのGH-5が5台。GH5でクローズアップを狙うために「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S」を4本。残る一台は地上の景色と黒い太陽を同時にフレームに収めるために「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」をそれぞれ用意。

 

タイムラプス用には、EOS 5D MarkII、EOS 5D MarkIII、EOS 6D、Nikon D810Aとフルサイズ機を用意。サークルフィッシュアイ(全天周撮影)から超望遠まで様々なレンズを準備しました。

4Kムービーとタイムラプス撮影用にカメラの台数分のTP-2。さらにカメラの台数分の三脚も必要なため、なかなかの機材量です。

BENROのフラット三脚ならスーツケース1個に10本格納可能。

TP-2及びカメラ、レンズ群はインナークッション入りのPELICAN(大型防水ケース)に入れたので思った以上にコンパクトです。

さてさて、その成果はいかに?

北米皆既日食に出発!

北米皆既日食の一般ツアーは、17日、18日の出発便がかなり多いそうです。徹夜で機材準備をした人も多いのでは?

TOASTスタッフも数名、北米に遠征(皆別々の場所)。ツアーではなく個人手配なので気ままな旅になりそうです。

これは今回、TOASTスタッフ1名分の機材の一部。

ムービー、スチル合わせて、カメラだけで10数台、その分の三脚とTP-2もあるわけなので、凄まじい量です。

皆さんが天候に恵まれますように・・・。

天体写真ファンに人気のSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD

時々、TOASTシリーズのユーザーから「タイムラプス撮影用に最適な広角レンズを教えて下さい」という内容の問い合わせを頂くことがあります。

みなさんが持っているカメラのメーカーは様々ですし、レンズにかけられる予算も人ぞれぞれ。

そんな中、星空のタイムラプス撮影用にTOASTスタッフが最初に導入する1本としてオススメするのはTAMRONの大口径ズーム「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」です。

星景写真ファンなら知らない人がいないというこのレンズ、15-30mmのズームレンズでありながら開放値F2.8と明るく、しかも開放から解像感のある収差の少ない見事な星空を生み出してくれるという、いわゆる「神レンズ」として人気の1本です。

重量が1.1kgと重く大きいので取り回しが多少面倒な部分もありますが、1本で15mmから30mmの画角を自由に作れるまさに万能レンズ。

重いフルサイズ機との組合せでも、トルクの大きなTP-2なら左右方向のパンニングから上下方向のチルティングによるタイムラプス撮影まで全く問題なく運用できるので、「迷ったら、まずはこのレンズ!」です。

キヤノン、ニコン、ソニーの各マウントに対応し、なんといってもこの性能のレンズが実質10万円以下で入手できるのが大きな魅力。

この作例は、20mmにセットしたSP 15-30mm F/2.8 Di VC USDによるもの。

天の川は頭の真上。見上げるようなアングルで独特なフォルムの樹木をアクセントに添えたタイムラプス撮影のひとコマです。

【南天の天の川と樹木のシルエット】
カメラ:Canon EOS 6D
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(20mm、F2.8)
感 度:ISO6400
露 出:11秒
架 台:TP-2(Dish-2、Dish-25使用)
撮影地:オーストラリア(ニューサウスウェールズ州)

ニコン AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED

ニコンユーザーは、実質シグマの 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYEしか選択肢がなかったフルサイズセンサーによる星空の円周魚眼撮影。

円周魚眼から対角魚眼まで1本で対応するズームレンズは、これまで2011年に発売されたキヤノンEF 8-15mm F4Lが唯一無二の存在でしたが、AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDともに発売されたニコン初の円周魚眼ズームレンズ「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」は、ニコンユーザの楽しみ方を大きく変えてくれるかも知れません。

この作例は、発売前の「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」試作機によるものです。

サークルフィッシュアイなら、次々に押し寄せる雲の合間からオーストラリアの雄大な天の川銀河も一網打尽。

ズームでありながら高い解像度を持ったこのサークルフィッシュアイレンズ、春から初夏にかけて南半球に遠征するなら絶対に持っていきたいレンズのひとつです!

【南半球の天の川銀河 ※全天周】
カメラ:Nikon D810A
レンズ:AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED(8mm 開放)
感 度:ISO3200
露 出:240秒
追 尾:TP-2
撮影地:オーストラリア(ニューサウスウェールズ州)