いよいよ梅雨シーズンに突入です。星空ファンにとって暗黒の季節です。
さて、TP-2ユーザーのO.Sさんから最新作を投稿いただきましたので
早速ご紹介しましょう!
********** O.Sさんのコメント **********
O.Sと申します。
梅雨入り前に撮影した写真です。
今回は810Aと中古で入手したd5300の新改造を使ってみました。
今回はポールマスターは使っておりません。
強風で没画像もかなりでましたが、クリアーな夜空でした。
【さそり座アンタレス付近】
カメラ:Nikon D5300(新改造)
レンズ:Nikon 58mm F1.4(F4)
露 出:120秒X16枚
感 度:ISO1600
追 尾:TP-2
後処理:ステライメージ7
撮影地:千葉県大多喜町
【M8干潟星雲】
カメラ:Nikon D810A
レンズ:ボーグ 71FL+レデューサー
露 出:150秒X9枚
感 度:ISO1600
追 尾:TP-2
後処理:ステライメージ7
撮影地:千葉県大多喜町
【バンビの横顔】
カメラ:Nikon D810A
レンズ:シグマ 189mm マクロ F2.8(F4)
露 出:150秒X9枚
追 尾:TP-2
後処理:ステライメージ7
撮影地:千葉県大多喜町
********** TOASTスタッフのコメント **********
どちらのカメラもいわゆるアストロカメラです。
天文ファンおなじみのD810Aは安定した表現力ですが、
DXフォーマットD5300の改造機もなかなかのものですね!
総露出時間32分でアンタレス周辺の散光星雲や
暗黒星雲が見事に表現されています。
撮影地は千葉県大多喜町ということですが、
この辺りはゴルフ場が多いエリアなので
比較的空の条件は良い方なのかもしれませんが、
1枚当たり2分間の露出ができる空は貴重です。
今ちょうど、TOASTスタッフの一人がD810Aを数台抱えて、
頭の真上に輝く南半球の天の川を撮影するために
オーストラリアに遠征中なのですが、
D810Aはアストロカメラでありながら
カラーバランス特性が通常のカメラに近いチューニングなので
とても使いやすいですよね。
特に天の川も特別な画像処理をせずに
ナチュラルな色を出しやすいカメラなので、
TOASTスタッフたちも愛用する人が多いですよ。
ますます腕に磨きをかけるO.Sさん、
今度はぜひ詳しい機材の紹介や撮影秘話などを
お聞かせいただけるとうれしいです!