TOAST style

モバイル赤道儀 HOMETOAST STYLE小山武彦さん(お気軽撮影編)

Vol.10 小山武彦さん(お気軽撮影編)

小山さん

小山 武彦 TAKEHIKO KOYAMA

1957年新潟生まれ。 医療機器製造メーカで患者モニターや医療情報システムの開発に携わる多忙な生活のため新月期に充分時間が取れないというストレスから、機材のみが増殖する「星より機材」病に感染。TOASTユーザー。
Vol2Vol4Vol7Vol8のレポートもご覧ください。

お気軽撮影のTOASTスタイル

TOAST Proのモニターを引き受けて1年になった。
昨年はなかなか晴れずにイライラしていたが、日食に持参したり、移動観測のメリットを生かすため新しい観測地を探し、何箇所か車でサッと行ける観測地を見つけたりと結構楽しめた。
ふと気がつくと長焦点によるDEEP SKYの撮影は随分とご無沙汰になってしまった。それだけTOAST Proによるお気軽撮影は楽しいのである。その実力から言うと「お気軽」という言葉は不適切かなとも思うが、、、

5DMarkII+PELENG8mm クリックで拡大します
 

天候に恵まれない日々

さて、3月に長女と夏の天の川の試し撮りに出かけたが、それ以後なかなか新月期に晴れがめぐり合わない。4月はさらに海外出張と重なり新月の前後もチャンスがなかった。5月の連休に期待したが、世間では「晴れ」続きの良い連休とのことだったが、星屋にとってはすっきりとしない「曇り」に近い晴れだった。
6月になると梅雨に入り、夏の銀河の撮影はおそらく不可能になる。5月の新月期は今年最後のチャンスかもしれない。5月中旬の新月を迎える土日の天気が気になっていたが、どうも土日は難しそうだった。唯一、金曜の夜が夜半から良さそうな感じだった。
ネット上でウェザーニュースを見て、天気予報と現地のライブカメラを参考に自宅から行けそうな所を探した。自宅から2時間程度で行ければ、夜半から薄明が始まるまでの3時間程度は撮影時間が取れる。ちょうど天の川も真上に近くなるので時間的にも良さそうだ。
不思議なもので好きなことをするときは仕事もはかどるものである。なんとか定時には仕事を終えることが出来た。

金曜の夜に撮影地へ遠征!

早速帰宅して、食事をし、家を出たのが21時過ぎである。
今日の目的地は八ヶ岳の麓と決めた。高速道路から短時間で撮影地まで行けることと南側が良さそうだと言うことが条件だった。自宅から八王子のI.C.までは夜間なので約50分、そこから中央高速で1時間ちょっとである。
途中、甲府のあたりではポツポツとフロントグラスに雨らしきものが光ったが迷うことなく目的地へ向い目的のI.C.の手前のP.A.に到着した。23時半頃である。P.A.でゴソゴソとTOAST Proのチェックやらカメラのチェックを行い、0時になるのを待った。何故かって?0時を過ぎれば高速道路料金が休日特別料金となり¥1,000になるからです。
0時を回ってすぐにI.C.を出て、目的地までは約15分である。あっという間に現地に到着した。

夏の銀河を速写

外に出ると満天の星空で天の川がくっきり見える。早速撮影準備であるが、事前にP.A.で準備をしていたこともあり、10分程度で撮影が開始出来た。
この日はTOAST ProとTOASTでガイド撮影、固定撮影で天の川の動画用の撮影。前回の試し撮りの遠征で確認済みのKiss F+Zenitarと、5DMarkIIにはTamron17-35とPELENG8mmを付け替えてガイド撮影という組み合わせである。

低空に若干光害があるものの、中天から天頂は抜群の星空だ。薄明までの約2時間半は満天の天の川を楽しめた。
今まで、仕事のこともあり、土曜日の夜しか遠征撮影は無理かと思っていたが、TOAST Proでの広角撮影なら金曜日の夜もそこそこ撮影時間が取れるのである。機材の積み込みもあっという間だし、晴れている観測地を選んでサッと行けるフットワークの良さ。こんなところがTOAST Proの便利なところである。