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新パンベースクランプユニット発売

アルミ削り出しのDOVETAIL STAGEを標準装備した初期タイプのTP-2やTOAST Proをアルカスイス準拠のパンベースクランプに換装できるカスタムオプション「パンベースクランプユニット」の新型タイプがTOAST Online Shopで発売されました。

このカスタムオプションユニットを組み合わせることで、最新のTP-2と同じ仕様にシステムアップすることが可能です。

従来の中型パンベースクランプは直径52mmでしたが、新しいユニットではより堅牢性の高い直径60mmのパンベースクランプが採用されています。

実質的な世界標準規格となっているアルカスイス準拠のカメラ周辺機器をTP-2と自由に組み合わせて使用できるTOASTスタッフおすすめのオプションです。

 

換装のために機材をメーカーに送る必要はありません。必要な工具やパーツが全て同梱されているので、手順を解説した動画を参照しながらユーザー自身で換装作業を行うことができます。

 

専用設計の接続アダプターによってパンベースクランプと筐体の間に最適なクリアランスを確保、快適な操作性を提供します。

 

70mm長のクイックリリースプレートおよびU1/4からU3/8へのネジ径変換アダプターも同梱されています。

接続ネジの先端にネジ径変換アダプターを装着をすれば、お手元のボールヘッド(自由雲台)に直接クイックリリースプレートを装着できます。

 

これだけで自由雲台のスムーズな脱着操作が可能なアルカスイスシステムを構築できます。

 

またロングレールプレート「DPG-210」を組み合わせることで、簡単にデュアルカメラシステム化を実現。別々のアングル、焦点距離のカメラを搭載することで流星撮影時の2連カメラ化や効率的なモーションタイムラプス撮影も可能になります。

世界中のサードパーティから発売されている様々なアルカスイス準拠のパーツ。それを自由な発送で組み合わせることで、独自のシステムアップを楽しんでください。

お求めはTOAST Online Shopまで。

Dealer select options【ノーダルスライドレール】の使い方

さて、前回に引き続きディーラーセレクトオプションの使い方のご紹介など。

TP-2ユーザーから「ノーダルスライドレールはどのような組み合わせで使うのでしょうか?」というご質問が来ていましたので、今回はこの点を攻めていきましょう!

 

ノーダルスライドレール

 

TOAST Online Shopで取り扱っているノーダルスライドレール(DMP-100)は、もともとパノラマ撮影用のパーツです。パノラマ撮影では、ノーダルポイントという軸を中心にIndexing Rotatorで360度回転させながら撮影しますが、ノーダルポイントをアジャストするためのパーツがDMP-100です。

前回ご紹介したパンベースクランプユニットとバーティカルレールクランプを組み合わせたシステムに、このDMP-100をプラスして使用します。

すると、機材の重心を南北方向に大きくシフトさせることが可能になります。

通常の撮影でもバランス調整に使用できますが、威力を発揮するのは、海外遠征の時です。

特に低緯度、高緯度地域など日本と緯度が大きく異る地域での撮影の際には、TP-2を大きく傾けた状態で運用することになるからです。

 

 

ノーダルスライドレール

 

例えば、高緯度地域では、TP-2の極軸はかなり上を向きますので、DMP-100で内側にバランスをシフトさせます(画像ではTP-2が高緯度地域用に傾斜していませんが・・・)。

 

ノーダルスライドレール

 

反対に、低緯度地域でバランスを取る場合は、TP-2がかなり立ち上がったスタイルになりますので、DMP-100を前後逆さまにして付けてこんなポジションで利用したりします。

 

特にインドネシアなど東南アジア地域のTP-2ユーザーが、レベリングベースを組み合わせて使用しているスタイルの一つです。

出来る限りバランスウエイトを使わずに運用しようという知恵。どうですか~?いろんなアイディアが湧いてきたでしょう?(笑)

Dealer select options【バーティカルレールクランプ】の使い方

ディーラーセレクトオプション(Dealer select options)には、TP-2と組み合わせて使用できる様々なパーツが集められています。

その中のひとつ「バーティカルレールクランプ(DMC-200)」は、特に多彩な運用方法を実現するユニークなパーツです。

今日は、最もオーソドックスな使い方をご紹介しましょう!

DMC-200

 

これは人気オプションパーツの「パンベースクランプユニット」を装着したTP-2に、バーティカルレールクランプを装着した例です。(画像の製品はDMC-200L。クランプがレバー式になっています)。

ここで注目は、クランプの付いているレール端ギリギリに固定する点です。

DMC-200

上からみると、こんな感じ。できるだけ極軸に近い位置にクランプ部分を持ってくるのがミソです。

通常、TP-2のDovetail Stageやパンベースクランプユニットでは、TP-2の極軸方向に自由雲台(ボールヘッド)を装着しますが、このバーティカルレールクランプを組み合わせると、極軸から90度傾けた状態で自由雲台(ボールヘッド)を接続する事ができるようになります。

つまり、これだけで簡易赤緯軸の完成。一軸式の赤道儀のウィークポイントである極方向の空にも、自由にカメラレンズを向けることができるようになるというわけですね。

しかも、重さはわずか173gと超軽量です!

OLYMPUSのOM-Dなど軽いカメラであれば、この状態で自由雲台にカメラを搭載して撮影してもOK!

 

 

DMC-200

 

さらに、このバーティカルレールクランプには、クランプの反対側にU1/4インチのカメラネジが付けられるようになっています。

DMC-200

 

ここに、別のボールヘッドを付ければ、こんな風に傾きが異なる2台のカメラを搭載することも可能です。しかも、下側のカメラがウエイト代わりになってバランス状態も理想的です。

この例では上下のカメラの重量が極端に違いますが、パンベースクランプユニットのクランプをゆるめて、レールを前後にスライドさせることで、上下の機材を完全にバランス状態に持ってくることも可能。便利ですよね!

 

バーティカルレールクランプ

 

慌てて撮影したので、上下のバランスをちゃんと取るのを失念してしまいましたが、こんな感じで実に軽量なシステムを組むことができる点も、望遠鏡の赤道儀とはコンセプトが異なるTP-2ならでは。望遠鏡のシステムをお手本にしてしまうと、重い金属のパーツでごっつい赤緯軸が欲しくなりますが、カメラレンズを使ったポータブル運用では、できるだけ軽く、しかも収納性の良いシステムパーツが望まれます。

これをヒントに、どんどん皆さん独自のTP-2システムを作り上げて行って下さいね!