アーカイブ : 2019年 9月

TP-2で究極のM42 オリオン大星雲を狙う:Kim ikjun氏

DaejeonのTP-2ユーザーKim ikjunさんからM42オリオン大星雲の作品を投稿いただきましたのでご紹介しましょう!

 

【撮影データ】
2018. 12. 31. 21:30 ~
Optics: FS60CB with Flattener (370mm F/6.2)
Filter: Optolong L-Pro filter
Mount: TP-2
Exposure: Sony A7s (modified) ISO 10000 x 30s x 250subs
60 dark frames
40 flat frames
50 bias frames

 

M42の周囲を取り巻く淡いガスの広がりまで見事に再現されたこの1枚、見慣れたオリオン大星雲が全く別の天体にみえてしまうほど独特な雰囲気を醸し出していますね。

深い奥行を感じさせ、そこが星の誕生の場であることをあらためて噛み締めてしまうような素晴らしい作品です。

Kimさんがこの作品を撮影したのは、去年の大晦日の晩のこと。

TP-2に搭載した機材は、光学系にフラットナーを装着した高橋製作所「FS60CB」、カメラは高感度モンスターと呼ばれたフルサイズデジタル一眼「 SONY α7s」という組み合わせです。

さらに光害カットフィルターOptolongの「L-Pro」フィルターを併用し、ISO10000の高感度設定で30秒の短時間露出を250回行うと同時に、ダークフレーム、フラットフレーム、バイアスフレームも取得、それらをもとにスタック処理することで、市街地にもかかわらず素晴らしい作品を生み出すことに成功しています。

「仕事が忙しくてなかなか遠征に出かけられないんだよねぇー」という、僕らのいつもの口癖が言い訳にしか聞こえなくなってしまうようなKimさんの見事な1枚でした!

TP-2に大口径望遠レンズEF200㎜ F2Lを搭載する:Mr.Lee Jaerim

天体写真家のLee Jaerimさんから、TP-2のシステムアップ情報が届きましたのでご紹介しましょう!

Leeさんが新たに導入したのは大口径レンズ「EF200mm F2L」。

200mmながら、定価で85万円もするマニア垂涎のハイスピードレンズです。

2.5kgもあるこのレンズにEOS5D MarkIIIを接続した撮影システムの重さは、優に3kgを超えます。そのままでも自由雲台を介してTP-2に搭載することはできますが、安定した構図作りと追尾の歩留まりのためにバランスウエイトを介したシステムアップを行ったそうです。

Leeさんが運用しているTP-2は、特別仕様のガンメタリックカラー。

一晩で広角から望遠まで様々なレンズで撮影することから、標準仕様のパンベースクランプユニットをそのまま使うのがキモとのこと。

簡易赤緯軸として選んだのは、スカイメモS/T用の微動台座&アリガタプレートIIにスカイメモS用のバランスウエイトとシャフトです。アルカスイス準拠のパンベースクランプユニットには、そのままでは微動台座&アリガタプレートIIが接続できません。
そこでビクセンのプレートホルダーSXの裏側にアルカスイス準拠のクイックリリースプレート(長さ100㎜)をねじ止めすることで、簡易赤緯軸ごとアルカスイス準拠のユニットにまずは変身。
微動台座&アリガタプレートIIはいわゆるビクセン規格なので、そのままプレートホルダーSXに接続できます。
こうして重さ約3.5kgの大口径レンズとカメラを搭載するシステムアップが完了です。
EF200mm F2Lのデビューはこれからとのこと。
ぜひこのシステムで撮影した作品も拝見したいですよね、みなさん!!
そんなわけで、Leeさん宜しくお願い致します!!