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TOAST Style

Vol.06土生さんオーストラリア遠征記

1日目(撮影準備)

≪1からの続き

ブリスベンの空港から宿へ

およそ9時間のフライトでブリスベンに到着。成田21時発ということで機内で熟睡と行きたかったのですがほとんど眠らずじまい。レンタカーを借りそのまま現地に出発しました。

オーストラリアは日本と同じ右ハンドル左通行。交通量もそれほど多くはなく運転しやすいと思います。日本と違うところは「ラウンドアバウトがある」「踏切横断は一時停止しない」くらいでしょうか。

休憩しながら3時間半後に現地に無事到着。ご夫婦の暖かいお迎えを受けました。

極軸合わせ

TOAST Proは設置面が傾斜しており、ダイレクトに三脚につけてもよさそうです。微調整は三脚の脚をグリグリして合わせるイメージを持ちました。しかし微調整操作に不安な私は、今回Gitzo+Manfrottoのレベラーを使いました。

注:現在TP-2、TOAST ProのレベラーとしてDish-2販売されています

TOAST Proの極軸合わせは、南十字星で大まかな位置を把握し、対象の2つの星をパターンと一致させます。
北極星と比べ対象の星が暗いため、もう少し照明を暗くできればさらに合わせやすかったかもしれません。セッティング時間は2~3分というところでしょうか。

電源

TWINSTAR GUESTHOUSE & OBSERVATORYのメリットは敷地内で電源が使用できること。TOAST ProももちろんACアダプタ経由で使用できます。ただしオーストラリアは日本と違い240Vなので、アダプタもそれに対応しなければならないのでご注意ください。

今回は12Vアダプタ(5A)を使いました。受け口はすべてカープラグに統一。TOAST Pro以外にはヒーターにも利用しました。

視界確認

敷地の視界は南側が開けており、全天魚眼撮影でもない限り問題ありません。

1日目の撮影

19時頃から撮影が可能になりました。天気は晴れ。気温はわかりませんでしたが上着一枚羽織れば十分寒さをしのげます。天の川は「明るい」というより「まぶしい」。ついでに対日照も同様。

まずは沈みゆく南十字付近を撮影。

「沈み行く銀河」
EOS 5D Mark II, Zuiko28mm/F3.5
「南十字」
KissDN, Zuiko100mm/F2.0

広角~中望遠レンズでの撮影はTOAST Pro全く問題ありません。

TOAST Proの剛性感

現地で実感したのですがTOAST Proの剛性は相当高い。ウォームホイールのアソビは多少ありますが支障が出る類ではありません。極軸がずれてしまうようなタワミの心配は皆無です。望遠鏡でも搭載しない限りは過積載にはならないでしょう。しっかりした三脚とそこそこの雲台さえあれば、一眼レフ2台程度の搭載は十分対応できるようです。300mmでの撮影も期待が膨らみます。

睡魔が襲う

前日の朝からほとんど寝ていないため、強烈な睡魔との戦いが始まりました。
宿のご主人の「いつもはもっと見える」との助言や雲量が増えてきたことを言い訳に、明け方を待たずして撤収。

一瞬の撤収作業

撮影場所から寝室まで50m弱。左手に懐中電灯、右手に撮影機材をつけたままのTOAST Pro一式という感じ運ぶことができます。

3へ続く≫

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