TOASTの特長

天体撮影専用の完全自動ガイド撮影

TOASTは、高精度な追尾性能と優れた携帯性を両立する設計思想により誕生した、新スタイルのガイド撮影用モバイル赤道儀です。様々な焦点距離のレンズをつけた一眼レフカメラを搭載することで、天の川、星座、星雲・星団など、長時間露光による美しい天体写真を完全ノータッチでガイド撮影することができます。さらに流星群などの各種天文現象の撮影にも最適です。

待望の電池内蔵型モバイル赤道儀

ポータブル赤道儀(ポタ赤)は、実に様々なシチュエーションで使用されます。ふらりと出かけた旅先の夜空を撮影したり、荷物の制限がある海外遠征に持っていったり。どのシチュエーションにおいてもシンプルなシステムであることが何より重要です。TOASTは、省電力設計により乾電池内蔵型のケーブルレススタイルを採用。家電では当たり前のこのスタイル、しかし季節や場所を問わず常にフィールドで使用されるポータブル赤道儀にとっては、実に画期的な出来事でした。

外部コントローラ不要の単体駆動

遠征撮影に最適なポータブル赤道儀システム。天体写真における“モバイル撮影”というスタイルを徹底的に検証した結果、ポータブル赤道儀本体のみで単体駆動することが稼働率の向上につながるとTOAST開発チームは考えました。そのため機材セッティングにかかる時間や手順の短縮化を追及するとともに、煩雑になりがちなシステムまわりのコード類を一切無くすことで、シンプルで快適な撮影スタイルを実現しました。

大型ウオームホイールによる高精度追尾

赤道儀の追尾精度とウオームホイールの大きさとは、密接な関係があります。これまでのポータブル赤道儀では、ドイツ式と呼ばれるスタイルが主流で、その結果搭載できるウオームホイールの大きさは小型にならざるを得ませんでした。しかしTOASTは、独自の構造設計により、これまでのポータブル赤道儀では考えられなかった直径133ミリ・240歯という大型ウオームホイールを搭載することに成功。小型化と高精度追尾を同時に実現しました。

中型赤道儀に迫る低ピリオディックモーション

独自のビッグウオームホイール方式の採用により、TOAST本体のピリオディックモーションは±5″角以下。これは市販の中型赤道儀に匹敵する高精度追尾を実現した驚異的な数字といえます。ポータブル赤道儀の概念を根本から覆すTOASTの誕生で、モバイル撮影のスタイルが一気に広がります。

大型クランプステージ搭載

TOASTは、直径90ミリのステンレス製大型クランプステージを搭載しています。クランプバーの操作により、搭載機材の構図を調整することができます。また、このステージには、雲台取付け用のネジのほか、4個のサービス穴(M6)が用意され、汎用プレートを取付けることも可能です。

調光式暗視野照明付ポーラファインダー(オプション)

TOASTの追尾精度を最大限発揮させるためには、ポーラファインダーは不可欠のアイテムです。TOAST本体とは、取付けステーにより接続するユニット方式を採用。ユニットごと取り外すことができるので、移動時にはコンパクトに収納できます。また、調光式暗視野照明付ポーラファインダー(4倍、実視野12°)は、北天・南天共用の指標スケールが描かれていますので、海外遠征の際にもご利用いただけます。

モバイル撮影に便利なキャリーハンドル

ポータブル赤道儀をより身近なツールとして、いつでも気軽にご利用いただくために、TOASTはキャリーハンドルを標準装備しました。これにより携帯性と操作性が大幅に向上。移動時はもちろん、撮影現場でのセッティングの際にも、このキャリーハンドルが大いに役立ちます。モバイル撮影の新しいカタチ「TOAST Style」を実感してください。

星景撮影モード搭載(1/2倍速)

地上の景色と星空をひとつの画面に写しこむ「星景写真」。撮影者の感性やセンスがそのまま作品となって表現されるこの撮影ジャンルは、デジタル一眼レフカメラの登場で大きく変わろうとしています。デジタル一眼レフカメラでは、1分以下の露出時間でも星空を写すことが可能です。そこでTOASTでは、固定撮影とガイド撮影のちょうど中間ともいえる「星景撮影モード」を搭載しました。この機能を使用することで、ガイド撮影によって地上の景色が流れるのを極力止めながら、星をより明るく写し込むことができます。

北半球・南半球駆動切替えモード搭載

TOASTには、北半球・南半球駆動切替えモードを搭載しています。TOAST専用の調光式暗視野照明付ポーラファインダーと組み合わせれば、世界中の夜空の下でモバイル撮影を楽しむことができます。

外部電源対応

ヘビーデューティーなユーザーの撮影スタイルに応えるため、TOASTは本体内蔵電池のほかに、外部電源にも対応。定格範囲内であれば市販の外部バッテーリーを外部電源として使用することが可能です。外部電源を使用すれば、低温環境下でも安心して追尾撮影を続けられます。

様々な汎用パーツで独自のシステムを構築可能

TOASTのシンプルな設計思想は、ユーザーが自由に撮影システムを構築することを可能にしています。例えば、旅行用には写真三脚をつかって広角レンズによるガイド撮影を楽しんだり、また大型三脚を使って中判カメラや2台のカメラを搭載したり、さらに望遠鏡用の堅強な大型架台に同架して望遠レンズによる長焦点撮影に挑戦したり・・・。様々な汎用パーツを組み合わせることで撮影スタイルに合った独自の撮影システムを構築することができるのも大きな魅力です。

国内撮影時に最適なTOAST専用傾斜ウエッジ(オプション)

世界各地でのモバイル撮影を可能にするTOAST。国内の撮影拠点をメインにご使用されるユーザーに最適なのが、TOAST専用の傾斜ウエッジです。55度の傾斜角度をもつこのウエッジをTOAST本体底面と架台の間に接続することで、例えば北緯35度の撮影地では、架台取付け面が平行の状態でTOASTを搭載できます。これにより荷重バランスを安定させ、撮影システムの拡張性を高めます。