よくある質問

TP-2について

TP-2とは?

TP-2は、高性能なモバイル赤道儀とタイムラプスムービー用ターンテーブルを兼ね備えた、マルチファンクションターンテーブルです。
赤道儀とは、日周運動にあわせて夜空の星を自動的に追尾(ガイド)し、長時間露出撮影時に星を点像に写すことができる天体追尾装置です。様々な焦点距離のレンズをつけたカメラを搭載することで、長時間露光による美しい天体写真を撮影することができます。TP-2は、カメラバッグに収まるコンパクトな筐体にピリオディックモーション±7"角以内という高い追尾精度を兼ね備えています。また、極軸望遠鏡を使わずに極軸合わせが可能なPolar Alignment Holeを搭載し、天文ファンはもとより、多くのネイチャー写真ファンの方々にも本格的な天体写真を楽しんでいただけます。
さらにTP-2は、6段階のタイムラプスムービー撮影モードを搭載。タイムラプス撮影時になめらかなカメラワークを生み出し、多彩な速度選択で最適な動画表現が可能になります。

近所の望遠鏡販売店で買うことはできますか?

TP-2はTOAST Online shopで購入可能です。また、プロカメラマン向けの撮影機材SHOPや一部の望遠鏡販売店でもご購入いただけます。

ウォームホイールの直径と歯数は?

直径83.5ミリ・150歯です。

搭載されているモーターはどのような種類は?

PM型ステッピングモーターです。

ピリオディックモーションはどのくらいですか?

TP-2本体で±7秒角以内を保証しています。

ピリオディックモーションの周期はどのくらいですか?

TP-2のピリオディックモーション周期は、約9分35秒です。

どんなレンズまで撮影できますか?

TP-2本体自体は、35mm一眼レフカメラ換算で300mmレンズを十分追尾可能な性能を有しています。ただし、長焦点レンズを搭載する場合は、望遠鏡用の堅強な架台を安定した地盤に設置したうえで、正確な極軸合わせが必要です。また、風や温度などの撮影環境にも影響を受けます。

付属の電池ボックスの単三形電池で何時間くらい追尾できますか?

市販の単三形アルカリ電池、またはエネループを使用した場合、常温でおよそ6-12時間前後の駆動時間が目安となります。外気温や使用する撮影モードによって駆動時間は変わります。特に気温が低い場合や回転が遅いモードの場合は駆動時間は短くなります。長時間の運用をする際には、5V-USB大容量おリチウムイオンバッテリーのご使用をおすすめいたします。

エネループの単三形電池は使用できますか?

TP-2は、アルカリ単三形乾電池よりも電圧が低い単三形エネループ電池もお使いいただけます。

外部電源を使用することはできますか?

付属の電池ボックスのほか、接続コネクタの種類と形状が合った定格範囲内(5V−12V)のものであれば、市販の外部バッテリーも使用可能です。外部電源を使用すれば、低温環境下でも安心して追尾撮影を続けられます。特に、5V-USBリチウムイオンバッテリーは、大容量で価格も安く入手しやすいので便利です。

大容量USBモバイルバッテリーを使えますか?

TP-2は、安価で経済的な5V出力の大容量USBモバイルバッテリー(リチャージブルバッテリー)に対応しています。TP-2に付属する電源ケーブルを市販の5V-USBモバイルバッテリーに繋ぐことで長時間運用が可能です。過放電防止機能付きの製品を推奨。(一部製品での駆動確認につき全てのバッテリー使用を保証するものではありません)

南半球でも使用できますか?

TP-2は北半球・南半球駆動切替えモードを搭載していますので、専用の極軸望遠鏡(オプション)を併用することで、南半球での追尾撮影が可能です。

星景撮影モードとはどんなものですか?

一般的に、地上の景色と星空をひとつの構図の中に撮影することを星景撮影と呼んでいます。固定撮影の場合は、露出時間を長くすると星が線状に流れて写ります。露出時間を短くすると地上の景色は止まって写りますが、星の数は少なくなります。一方、赤道儀を使ったガイド撮影の場合は、星はきれいな点像に写りますが、地上の景色は流れてしまいます。TP-2の星景撮影モードは、この固定撮影とガイド撮影の中間に位置する存在といえます。1/2倍速で追尾することで、地上の景色と星空の両方をクリアに撮影することができるのです。ただし、使用するレンズの焦点距離やカメラから地上の景色までの距離、露出時間などによって、結果は異なります。なるべく広角レンズを使用し遠景で撮影すれば、露出時間を比較的長くしても良好な結果が得られるでしょう。

タイムラプスムービー撮影とは?

数秒ごとに一定の間隔で繰り返し撮影した数百から数千枚の静止画を、動画編集ソフトなどで動画化することができます。これにより時間を縮めた表現の動画作成が可能です。

タイムラプスムービー撮影モードの切り替え速度は?

昼夜間のタイムラプスムービー撮影にも対応する6段階(10゚/h、30゚/h、60゚/h、90゚/h、180゚/h、360゚/h)のタイムラプスムービー撮影モードのほか、星空を背景にした撮影では、各種天体自動追尾撮影モードや星景撮影モードを併用可能。多彩な速度選択で最適な動画表現が可能になります。

TP-2の他にどんな機材が必要ですか?

TP-2による天体の自動追尾撮影を行なう際には、TP-2本体の他に、単三形アルカリ乾電池4本、堅強な三脚と雲台(架台)、カメラ雲台、カメラ、レンズ、レリーズなどが最低限必要です。また必要に応じてポーラファインダーなどのオプションも組み合わせてご利用ください 。

どんな天体写真を撮影することができますか?

広角レンズでは、天の川や星座、流星群をはじめ、地上の風景と星空を同時に写す星景写真などを簡単に撮影できます。また中望遠レンズでは、様々な星雲・星団をはじめ、日食、月食などの天文現象の撮影も可能です。TP-2は、旅先でのガイド撮影から、海外遠征撮影、また望遠レンズを使用した本格的な星雲・星団の撮影まで、撮影者のスタイルに合った幅広い天体モバイル撮影を楽しめます。

三脚(架台)との接続ネジのサイズは?

TP-2本体底部の接続穴は、太ネジ(UNC3/8)となっています。 また、お買い上げいただいたTP-2本体には、細ネジ(UNC1/4)に変換するアダプターが付属していますので、多くの市販三脚でご利用になれます。

外付け式ポーラファインダーの精度は?

TP-2は、ビッグウオームホイールを採用した「ポーラーディスク方式」の流れを組んだ構造です。ウオームホイールからベアリングハウジングまでは、高い加工精度のモノコックボディーを基準にした「積層構造」になっています。そのため、TP-2の底面と極軸回転部の平行性が非常に高く、外付けのポーラファインダーの極軸セッティング精度は、極軸内部に組み込む方式と大差はありません。TP-2のポーラファインダーは、一般的な赤道儀のような鋳物の側面など信頼性の低い部分に外付けするものではありませんので、安心してご使用いただけます。

外部電源接続コネクタに対応するプラグサイズは?

対応するプラグサイズは、外形5.5mm、内径2.1mmです。極性はセンタープラスとなっています。

Dovetail Stageのサービス穴について

TP-2は、直径80ミリの大型脱着式カメラステージ「Dovetail Stage」を搭載しています。4つのサービス穴の間隔は対角で35mm、穴のサイズは4-M6タップとなっています。また、サービス穴の深さは最大で6mmのため、万一6mm以上奥に差し込んでしまうと内部の部品を突き破ってしまいステージが破損しますのでご注意ください。

暗視野照明装置の交換用電池は?

調光式暗視野照明装置付きポーラファインダーは、お買い求めいただいた際、動作チェック用の電池が入っておりますが、容量が少なくなっているため、できるだけ早めに新品の電池と交換することをお薦めいたします。使用する電池は「LR41」規格のボタン電池2個で、電気店やコンビニなどでお買い求めいただけます。

ポーラファインダーの電池交換はどのようにするのでしょうか?

ポーラファインダーの調光式暗視野照明装置用は、LR41規格のボタン電池2個を使用します。LR41電池は電気店やコンビニなどでお求めいただけます。詳細な電池交換手順は、こちらをご参照ください。

Polar Alignment Holeでは、どのくらいの精度で極軸合わせができますか?

TP-2の本体に開けられた「Polar Alignment Hole(ポーラ・アライメント・ホール)」は、穴の中心に北極星を導入するだけで、肉眼でも最大約1度の誤差範囲内で極軸設定が可能な精度を有しています。この数字は100mmのレンズを4分間正しく追尾できる能力を表すものです。ポーラファインダーを使用せずに天体の追尾撮影が可能になったことで、多くのネイチャー写真ファンに天体写真の楽しみを広げます。

ポーラファインダーの 51 Cep がどの星なのかわかりません。

ケフェウス座の51番星(51 Cep)を明記したこちらの星図をご参照下さい。おおよその位置関係を確認できます。モバイル赤道儀TP-2での極軸合わせは、使用するカメラレンズの焦点距離と露光時間によって幾つかの方法を選べるようになっています。広角から標準レンズで数分間の露光であれば、TP-2本体にあるPolar Alignment Holeをご利用いただけます。ポーラファインダーを使用せず、簡単で短時間に極軸合わせを行うことができます。より正確な極軸合わせが必要な場合にはポーラファインダーを利用しますが、簡易的な撮影では北極星をスケールの中心に導入するだけでも問題ありません。また望遠レンズを使用する場合には、取扱説明書の手順に沿ってPOLARISおよびδ UMi(こぐま座のδ星)のふたつの星をスケールに合わせます。数分の露出時間であればこれだけでも十分な精度が得られます。51 Cepはより精度を追求する必要がある場合に利用しますが、明るさが5等星と暗いため暗い夜空でないと見つけ辛い星です。夜空が暗ければ、POLARISおよびδ UMiをスケールに合わせると、51 Cepもアジャストするスケール付近にみえていますので、星図がなくても見つけることが出来るでしょう。