Enjoy! Toast

モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST 金環日食4 レンズ焦点距離のこと、積載重量のこと
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report 20・2012年日本縦断金環日食によせて Part-4 レンズ焦点距離のこと、積載重量のこと

Part-3「そもそも機能が発揮できないカタログスペック」からの続き。

 

2月に横浜で開催されたカメラショーCP+の会場で、金環日食撮影における追尾速度の質問に次いで多かったのが、レンズの焦点距離と積載重量に関する質問(どの程度の機材が載せられるか)だったらしい。この2点は関連がありそうなので、まとめて考えていきたい。

 

【「使える」と「保証する」では意味合いが違う】

 

まず事実として、TOAST Proを出荷する際には、APS換算で3,200mmという焦点距離のレンズを用いてモーションエラーの検査を行ない、合格品だけを世に出していると聞いている(あくまで雑談の中で聞いた話ね)。また、これまでのオレの数十回の試写の中でも様々なレンズ、いわゆるサンニッパ(300mm f2.8)なども使用した。もちろん良い結果が得られているから、厳しい精度検査が実施されているのは間違いないと思う。

しかし、TOAST TECHNOLOGY側では発表は控えている。

それはなぜか?

答えは簡単。保証できないから。「載る」「使える」ということと、「保証する」では全然意味合いが違うのだ。

この姿勢はメーカーとして慎重で賢明な態度だと思うけど、みんなはどう感じるだろう?

 

【控えめな数値に見える信頼性】

 

ひとつ具体的な例を挙げるとすると、三脚に取り付ける際のネジ穴がある。大抵は、いわゆるカメラネジと呼ばれる1/4インチのモノだと思う。それにたった1本での接続…。

この構造で、1000mmだの10kgまでOK!などとは、良識あるメーカーなら口が裂けても言えないんじゃなかろうか。

風が強い日、地面が軟弱な土地、全体のバランスなどを考慮し、実戦の中からはじき出した数値を提示するメーカーこそ、信頼に値するんじゃないかな。

むやみなスペックの誇示には危険が伴う。その結果機材がひっくり返っても、ユーザーに責任を負わすのだろうか?

TOAST Proは、やや太い(強度は3倍)の3/8インチネジを採用しているわけだが、それでも公表する数値を控えめに抑えている感じは受けるね。

 

* * * *

 

今回の話はここまで。ちょっと宣伝チックになってしまったこと、お詫びします。ただ、個人的には非常に気に入ってんのよ、この機材。正直なところ。

それにせっかく機材を買うなら、きちんとした製品、アフターがあるところを選びたいよね。