Enjoy! Toast

モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST BORGがウチにやってきた!(前編)
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report TOAST Pro編その17・緊急レポート!BORGがウチにやってきた!ヤァ!ヤァ!ヤァ!(前編)

先日、トミーテックBORGのHPを見ていたら、おっとびっくり。かなり鮮烈なイメージが飛び込んできた。

TOAST ProにBORGが載ってる!
しかもコレ、77EDじゃん!

 

ユニークなジンバルフォークシステムの存在は少し前から教えてもらっていたんだけど、一気にここまでのシステム展開を画策していたとはねぇ。写真を見た感じからは、ややトップヘビーの印象を受けるが、大丈夫か?BORGの中川さんのコメントによると、なんら問題箇所が無いようだが…。

 

と、そんな感想を抱いていたら、なんとその日のうちにその機材一式が我が家に到着した。
今回は前振り無しに我が家に来たので、いささか面食らった。でもうれしいな。ワクワクです。

 

【BORG 71FL&ジンバルフォークシステム試作機】

 

梱包を解くと、お馴染みのTOAST Proと共に、今回のシステムの心臓部であるジンバルフォークと、微動架台Dish-35、そしてBORGの鏡筒71FL(!)が出てきた。

 

TOAST ProとDish-35については、これまでにも紹介してきたのでここではスルーね。

 

BORGの71FLは発売後間も無くから、その写真性能は高い評価を得た鏡筒。「FL」=フローライト使用のレンズは、昔からマニア垂涎なのだ。

今回はその鏡筒に0.7倍のレデューサーが装着してあった。これにより焦点距離は280mmに短縮され、Fナンバーは3.9という、カメラレンズ並みの明るさを実現することになる。これをAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラに装着した場合、35mm判換算ではなんと焦点距離448mmの超望遠レンズとなるわけだ。

ピリオディックモーション7秒角以内を保証する超高性能モバイル赤道儀TOAST Proをもってしても、448mmの長焦点レンズはさすがに荷が重くはないかい?!なんたってわずか1.5kg、手のひらに乗るサイズのポータブル赤道儀だ。うまくいけばもちろん画期的なデキゴト。

 

余談だけど、望遠鏡に使われているレンズの枚数は、カメラレンズのそれよりはるかに少ない。星からの微弱な光は、一枚一枚のレンズ表面で(最近は大変優れたコーティングが施されているが)、少しずつではあるが、確実に減衰されている。積もり積もれば、結構なパーセンテージになるのだ。少ないレンズ枚数での光学系形成は、光子量の格段に小さい天体写真撮影において有利な面ばかりなのだ。

 

そして、心臓部のジンバルフォークシステム。

ここは紹介記事ではないので、詳しくは書かないけど、まず気が付くところは軽量なトコロ。そのくせ、堅牢なのだ。そしてクランプの効き、動きのスムースさもストレスを感じない。

この機材とのコラボレーションでTOAST Proは新たな可能性を見出せると言っても過言じゃないね。

 

【ほんの1〜2分でフィールドセッティング完了】

 

そんなわけで、早速、撮影の準備に取り掛かったワケ。
用意したもの。(既出の写真

  1. 三脚はジッツオの中型三脚。最も一般的な大きさのもの(重量2kg)。
  2. そしてDish-35(重量1,2kg)。
  3. TOAST Pro本体(重量1,5kg)。
  4. そしてジンバルシステム。ジンバルシステムは、現行の円形大型ステージを取り去った上での、アルカスイス規格のクイックシュー接続となっている現在開発中のシロモノ。そのジンバルシステムと望遠鏡本体もアルカスイス規格クイックシューで接続する。これらの接続は言うまでも無く、アルカスイス規格ゆえのシンプル&ワンタッチで確実性を持つもの(重量0,9kg)。
  5. 今回の主役、BORG71FL+×0.7レデューサー + 一眼デジカメ(重量1,7kg)。主要部は以上、たったこんだけ!

 

用意したものに、こんな風に数字を付けて書いたのは、その順番通りにセッティングを進めれば、あっと言う間にシステムが完成するのだ!ということ。本当にあっと言う間なんだよね。時間にして、ほんの1〜2分。これ本当!

 

あとは、電源をつなぎ、タイマーレリーズをセットし、極軸を合わせる。北極星の導入はDish-35のお陰で、すこぶる快適に行なえる。
その後、対象を導入し、たわみを取り除く為しばし一服したあと、撮影開始!そして、1時間後くらいには、何枚かの画像処理へと向かわせることの出来るデータが得られているんだよね。

まさに、ここにモバイルシステムの新しい地平が出現した!(ちょっと大げさ)

 

長くなるので後編に続く