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モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST やっと出ましたか!待ってました!後編
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report TOAST Pro編その14・やっと出ましたか!待ってました!後編

前編からの続き。

 

工夫第一点目は、使用の前提をカメラ三脚に積載することとしている点。

その為に直接、W3/8ネジ(いわゆるカメラ用太ネジ)を介して取り付けられるよう、アダプターが付属し、一体化されている。

カメラ三脚に取り付けることが出来、ガッチリした微動機構というモノはあまり無いハズだから、これは評価していいのではないかな。そして、そのアダプターが基盤となって、方位の微動が実現しているワケ。

 

この微動のメカニズムは普通の赤道儀と一緒。左右に突き出たネジで調整し、固定も兼ねている。調整範囲は東西±10度。また固定を確実にする為と、微動操作時のガタを軽減する為の固定ネジが2本加えられている。このネジ2本で微動をハーフクランプ状態にし(カクカク感が無くなり、滑らかに調整が行なえる)、調整後更に締め付ける。これで確実に固定される仕組み。確かにしっかり締め付けると、びくともしない。

しかし、このネジをきつく締めた状態で方位微動を操作すると微動部分がアダプターから迫上ってしまうので要注意ね。
このネジはあくまでもハーフクランプを実現し、調整後に微動架台と三脚アダプターとをしっかりと固定するためのものなので、覚えておくべし。

 

仰角微動についても一般的な方法と同じ。ネジによる押し引き調整と固定を兼ねたタイプ。

こちらの調整範囲は約45度。北緯で言うと15〜60度までをカバー出来る。
また「TOAST」の取り付け方によっては(ちょっと違反的な取り付け方も含めて)、北緯65度まで持っていける。 側面の専用銘板には角度目盛が打ってあり、調整の目安になるだろう。

 

工夫第二点目は「TOAST」との接続方法。ここを分離出来るかどうかは、稼働率・効率に大きく影響するところ。特にワンタッチで脱着出来ればね。

この「Dish-35」はそこにアルカスイス規格のクイックシュー機構が備わっている。このタイプの機構はすでに全世界標準でカメラの脱着に使用されているもので、信頼性・互換性においてはゆるぎない地位を獲得している。これから発売されるであろう、TOASTシリーズ関連新製品においてはコレに統一されるのかな?だとすると、ややもすると特殊な部類に属する天体写真関連製品から、いわゆるネイチャーフォト関連製品へと一歩進み出ることが期待できる。

 

で、肝心の使用法だけど、あらかじめ「TOAST」に接続した傾斜ウエッジの下に接続プレートを装着して「Dish-35」側のアルカスイス規格のプレート受けに滑り込ませる。そして固定ネジをひねる。これで全くガタが無く、シンプルな装着が実現。至って簡単、実にイイ!

ちなみに傾斜ウエッジはW3/8ネジによる1点留めだけど、この接続プレートはエッジが数ミリ張り出しているタイプなので、不用意に回転しないんだよね。細かな配慮と言える。

 

次に、野外へ出て実際に北極星の導入を試みる。

まずは、とりあえずは三脚ごと動かしてポーラーファインダーの視野のどこかに北極星を入れる。そこで方位・仰角調整ネジを操作してみる。

とても滑らかな動きで、あっという間に北極星導入指標付近まで持ってこられる。最後の微妙な調整は慎重にネジを操作。そして、ここだ!と思ったら、キュッと固定、終了!

今まで散々、微動装置無しで苦労させられていた部分は見事、解消されました!時間にしてほんの2〜3分だろうか。

 

この「Dish-35」という製品、前の方にも書いたけど、カメラ三脚に取り付けられ、ワンタッチで脱着が出来る機構を持ったモノとしては大いに価値が見出せる製品だと思う。

ただ、若干デザイン的にどうかな?という点は心残りだけどねぇ。…って担当者にこぼしたら、なるほど実は、開店3周年記念用TOAST Online Shopが企画したアッセンブリー商品で、1回限りの数量限定発売になるそうだ。

つまり、既製品をリメイク・パワーアップしたモノ。デザイン的には制約を受けるが、使用に当たっては結構煮詰められているモノ。稼働率を上げたい人や望遠レンズでの撮影が多い人にはもってこいだと思う。

 

でも、コレ、いろんな使い方ができそうな予感…。

気になる発売時期は、「ComingSoon!」だそうだ。

 

スタッフ追記:Dish-35はTOAST Online Shopにて限定発売中です。また120%活用術で製品をご紹介しています。