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モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST TOAST Proワールド1の2
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report TOAST Pro編その10「That's TOAST Pro ワールド」シーズン1・その2

#1からの続き。
一式の詰まった箱をテーブルの上に置く。車から出すモノは防寒着を除けばこれだけ。直に地面に機材を置かないということは、撤収や後々のメンテナンスの面でも心理的に嬉しい。

 

まずはレンズ関係を気温になじませる為に外気に放置。

さてお次は…前に紹介したテーブルトップの小さな、でも丈夫な三脚を用意。

この手の三脚はよく見かけるけど、こいつは別格。大抵はふにゃふにゃだけど、これは5〜6kgくらい載っけてもびくともしない。実際「モバイル赤道儀TOAST Pro」とカメラを載せてみると、低重心でたわみも僅少。普通の三脚に載っけるよりも歩留まりが良さそう!

で、これを四角いテーブルのどこに置くか?

構図を決めるのが優先なら当然、北の一角だけど、これではポーラ・アライメント・ホールが覗けない、判るっしょ?だから自ずと南の一角に置くことになる。

季節先取り→東天を狙うなら南西角に置き、西を狙うなら南東角に置くのが理想。まぁ南端なら、概ねどこでもいいと思うけどね。

そんなわけでベンチの南端に「モバイル赤道儀TOAST Pro」を据えてみた。うん、ポーラ・アライメント・ホールがしっかり覗けるぞ。カメラのファインダーはちょっと覗きづらいけど、なんとかなりそう。今回は広角レンズだしね。


秋の宵はつるべ落とし。北極星もしっかり見えてきた。極軸を合わせてみよう。

まず目測で北極星の方向へ本体を向けてみる。

そしていよいよポーラ・アライメント・ホールを覗いてみる。

・・・あれま!もう北極星が入っている!

あれ?これでいいのかな?

いいんです!これで。

ポーラ・アライメント・ホールから見ることの出来る範囲は直径約5度。もう±2.5度の精度に収まったワケ。

 

さらにポーラ・アライメント・ホールを覗きつつ、本体を左右に振ってみると…、ほぼ中心に北極星を導くことが出来た。

ベンチはおおよそ水平なんだから当然と言えば当然。理論上はこれで±1度くらいの誤差のハズ。検証すべく、おもむろにポーラーファインダーを取り付け、確認してみる。

おおーっ!来てる来てる。

正確には言えないけど、±1度の誤差、いってるんじゃないかな?

念の為、この一連の動作を数回繰り返してみる。何回繰り返してもほぼ同じように北極星を導くことが出来る。これは素晴らしい!

あとはこの状態で実写して、どの程度の焦点距離・露出時間が撮影可能かを試すのみだな。本体の精度は良いし、バランスも良い、重心が低いので歩留まりも良い。もう成功したも同然!?

 

ここで、開発のヒトに「書いといてね」と言われたことを書きますね。

それはポーラ・アライメント・ホールのこと。

赤道儀は本体の回転軸(極軸)が全ての基準だよね?当たり前。それと平行に穴を開ければそれは極軸である、とみなせるよね。

「モバイル赤道儀TOAST Pro」はフライス加工にて、その本体を作り出していることは書いた。そのフライス加工はもちろん極軸穴を含め、全てのネジ穴・貫通穴にも及んでいる。つまり精度に関する大部分が同時期に一気に加工されているということ。

フライス加工の加工精度に関してはゼロコンマゼロ幾つ、という世界。つまりズレようがない。

もちろん本体は上下に分割されているから、後作業による上下合わせのズレは無くならないけど、モノの数ではないはず。そんな風にポーラ・アライメント・ホールは作られている訳だから「極軸=ポーラ・アライメント・ホール」の図式が成り立つね。「平行が保証されていない」ということは事実上無いワケ!

ついでに言っとくけど、本体上面・本体下面は正確に極軸と垂直。そこにポーラーファインダーを取り付ける訳だから、ポーラーファインダー自体もおのずと極軸と平行になるワケだね。