Enjoy! Toast

モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST 2009東アジア皆既日食
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report TOAST Pro編その5「2009東アジア皆既日食によせて」

お堅い題名を与えられたけど、特に内容は堅くないです。

「皆既日食経験者のKなら、役に立つ情報があるでしょ」とリクエストされたというのがホントのところかな。ハイハイわかりましたよ、やってみますよ。

モバイル赤道儀「TOAST Pro」を皆既日食用にとお考えの皆様にちょっとでも撮影の参考になればなぁ、と思います。  

 

皆既日食撮影で最も重要なコト、それは空の条件。夜になれば満天の夜空が広がるトコロ、これがもっとも撮影結果に影響する。でもこれは各人のスケジュールや皆既食帯が限定されるし、そもそもこのコラムの主題とは違う方向なので突っ込みません。

「TOAST Pro」を用いてってことだよね。

 

空の条件以外で重要なこと、それはブレ。

最も大きいブレの要素はカメラのシャッターショック。ミラーアップ機能を使いうまく対処したい。それでもブレは残存する。言うまでも無くシステム全体の剛性から来る要素。システム全体を切り詰めなければならない海外遠征において、それをクリアするのはなかなか難しい。そのことをアタマに置きつつシステム構成を提案してみよう。

 

「TOAST Pro」は小さいくせにかなりの剛性を持つ。ここでは詳しく触れないけど内部構造の根本的な見直しでTOASTに匹敵する耐荷重を持つ。

それを前提と考えると(あくまで個人的にね)理想は300/4(または400/5.6)望遠レンズに2倍テレコン一発かな。これならどう転んでも、かなりの確率で成功が見込めると思う。耐荷重、モーメントの面でも言うことが無いから。

ここで言うモーメントという要素が結構効いてくるんだよね、ブレの発生に。軽い機材でも長い鏡筒なんてのはモーメント的に不利。何となくわかるでしょ、この辺。

 

「TOAST Pro」にどのくらいの機材が載るか?と聞かれて即座に返答は出来ない。

これはどの赤道儀についても同じ。設置する地盤、三脚、載せる雲台によって大きく左右されるので、責任を持った回答はできないんだよね。

おおざっぱに言えば、モーメント≒バランスと考えてもいいかもね。そう、バランスが取れればブレは軽減できるんだよね(逆にバランスをわざと崩す方法もあるんだけど、それは充分な耐荷重の赤道儀に限られる)。うまくバランスを取れば、小型鏡筒の搭載も充分考えられる。

 

実際はどうか?自分の想定するシステム全体を組み上げて、シャッターを切ってみる。遠くの景色などを撮ってみたら、なおイイ。その結果が答え。その結果を見て、よぉく考えましょ。

 

「こういう風に組んだら6センチEDが載った!」「あんな風に組んだら300ミリでもダメだった…。」そんな繰り返しで最適値を探しましょうよ!それはシステムを組む各人のオリジナリティであり、バイタリティであり、スペシャリティ。

オリジナルが見つかったら、是非その組み合わせで「黒い太陽」をゲットしましょう!

 

TOAST Pro」を片手に、もし今回行けるとしたら、次のような機材で臨めたらなぁ、ということで自分の希望する日食向けTOAST Proスタイルを4点ばかりご紹介。

  1. 300mm/F4望遠+テレコン
  2. 500mm/F8ミラー望遠
  3. 500mm/F8ミラー望遠+テレコン2発
  4. ビデオ

青年KのTOAST-Pro日食スタイル!

  1. はお奨めの組み合わせ。全体像がすっぽりだね。
  2. は軽量化優先。フレアの発生が懸念されるか?
  3. 内部コロナ、プロミネンス用。これもフレアが心配。
  4. 写真など邪道、眼で見るのが一番。でも記録はする、というヒト向け。