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モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST 痛快!極軸合わせ
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report TOAST Pro編その4「痛快!極軸合わせPolar Alignment Hole」

モバイル赤道儀「TOAST Pro」を手にして、お次に目に留まるのは、本体に空いたひとつの穴。きちんと言うと上面と下面とを真っ直ぐに貫くふたつの穴。これは極軸合わせ用に開けた穴だそうだ。

 

ポーラ・アライメント・ホール(上面から見た様子)Polar Alignment Hole(ポーラ・アライメント・ホール)と名づけられたこの穴から北極星を覗き、極軸を合わせる。

フライス加工による位置合わせを行なったふたつの穴は正確に極軸と平行になっている。こういった考えに基づいた類似のモノもあるけど、大抵はパイプ状のもので代用している。

 

覗けばはっきり分かるけど、直径1センチ以下のパイプ状のモノだと北極星は非常に見えづらい。内面反射によって視野が明るくなってしまうのが主な原因。いかに内面反射防止処理を施そうとも、ほとんど役に立たない。

ポーラ・アライメント・ホール(下面から見た様子)この点「TOAST Pro」は内面反射が皆無の構造になっている。で、実際に覗いて見た、もちろん暗くなってからね。こうしないと真価は問えないよね。

結果は?と言うと街中でも充分見えた。郊外、山中に行けばもっと鮮明なイメージになると思う。しっかりとした、現場主義を貫いていることが見てとれる。

 

北極星が捕まえられるのは当たり前として、本当に大切なコトは、これでどの程度まで合わせられるか?というコト。

実視界は約5度。「約」というのは、覗いてみたとき、どうしても上面の縁がピンボケになる(星と距離が違い過ぎる。パイプも同様)から、視界の縁がぼーっとするためね。

それでも視界中央付近に北極星を入れるのは簡単。人間の眼の中心認識能力というのが馬鹿にならないのは周知の事実。悪く見積もっても1度として違わないだろうね。

こうなると焦点距離100ミリ、露出時間4分の線が見えてくる。実際、テストでは達成できているそうだし。
北極星が分かり、穴を覗いて中心に導入できれば、100ミリが追える!しかも簡単に!これってちょっとしたオドロキだよね。

 

あとひとつ「TOAST Pro」は内部電源を廃止したんだね。

付属の電池ボックスとUSBケーブルの使い勝手はなかなかのものだ。電池ボックス自体にON-OFFスイッチが付いている点もGOOD!

TOASTでは電池を外し忘れるユーザーもいたらしい。ノンケーブルのスタイルはお気に入りだったけど、トラブルはもっと困るよね。この辺の功罪は、折を見てこのコラムに書き連ねられたらと思います。

 

パッとの見た目はこんなトコロでしょうか。あとは天体写真を少しかじった方なら、想像できるところでしょう。