Enjoy! Toast

モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST 梅雨の晴れ間のスクランブル発進
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report 撮影編 その12「梅雨の晴れ間のスクランブル発進」

赤道儀TOASTのある風景・4撮影機会は早々にやって来てくれた。


明日は休日、月も夜半には沈み悪くない。予報によると梅雨前線が南へ下がり、北からの冷気の流れ込みが期待できる。関東以南は微妙な天候だが、新潟−長野方面は大いに希望を持ってイイ。 昼間のウチに撮影行きを決定し、いつもと違うスピードで仕事をこなす。


20時ころ出発出来れば、3〜4時間で現地到着出来るハズだ。天文薄明の開始が翌日3時半前後。実質4時間あればTOASTなら充分な成果が得られる。以前なら、組立・調整やらで最低6時間くらいは無いと撮影行きそのものが成り立ち難かったけど、この辺は流石に具合イイね。

 

関越トンネルを抜けた辺りから雲はいずこへ? 新潟県のとあるインターチェンジを降り、曲がりくねった山道を登っていく。フロントガラス越しに、すでに天の川が見えている。ひときわ明るいのは木星だな。

 

しっかし良く晴れている!梅雨の明けた8月だと、天の川ってのは案外早く西に傾いちゃうんだけど、この時期はこれから南中を迎えるってときに撮影出来る。撮影の絶好機だ!

 

赤道儀TOASTのある風景・5間もなく、撮影地に到着。ほぼ360度、全天を見渡せる峠の一角だ。フロントドアを開けると、一気に外気が入ってきた。空気はこの時期にしては冷たい、そして乾燥しているようだ。

 

事前にシミュレーションしてあった通りにTOASTを組み上げる。まずはレンズを地面に転がす。正確には到着して、いの一番にだが。十数枚のレンズ構成に加え、異常低分散レンズを使っているレンズのピントは温度変化に敏感。とっとと慣らさねば。そして三脚・本体を組み、電源・レリーズを用意する。ここでレンズを載せ、極軸を合わせる。何度も言うけどホントに早い。

 

レンズが外気温に馴染むまでは30分の待機。車中と外気の温度差がそれほどでなかったからね、まぁそんなトコロ。

 

天の川待っている間はまずリクライニング。肉眼で夜空を二分している天の川を堪能する。

黒々したバックに微光の星々の塊がうねる。かなり淡いトコロまで拡がっている。暗黒帯のエッジが立っている!

 

双眼鏡を取り出し、スターホッピング。

口径の小さなこんなモノでも、ほとんどの有名天体が同定出来る。久々の豪快な流れに涙が出て来た…。乾燥した空気は、都会での汗ばんだ肌を心地よく払拭してくれている。

 

そう感激に浸っている時間も無いので、撮影開始!

一発目はM8&M20のコンビネーション。東側の淡い部分も漏らさず撮りましょう。

明け方まで4時間弱、さぁスタートです!