Enjoy! Toast

モバイル赤道儀 HOMEEnjoy! TOAST 愉快なり。ポタ赤500mmの世界!
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。
※ これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

K's Report 限界に挑戦 その2 「愉快なり。ポタ赤500mmの世界!」

実は500mmでの撮影は、前回の200mmでの撮影の合間に行なった。

可動部全般の更なる見直しは、新しい部品が無いと行なえないと判断していたので、ついでにやってしまえということ。

そのため、撮影対象はふたつ。わりと表面輝度の高い亜鈴状星雲と網状星雲。天頂付近を通り、レンズのタワミなども出難そうな天体を選んだ。

 

このレンズのFナンバーは8と暗いのでISOは1600に設定。露出時間は全コマ4分。各対象10コマずつ撮ることにした。5コマくらいずつ成功してくれてるとウレシイなぁ、と思いつつね。

 

最初の困難はいきなり訪れた。
500mm(何度も言うが800mm相当!)での粗動のみ、しかも軸無しの自由雲台での対象導入は困難極まりない。「限界に挑戦」というのはTOASTだけでなく、人間にも当てはまってしまった。諦めることは許されんので、首のスジつりつつ、二の腕の筋肉ヒクつかせながらなんとか導入。出来上がりの画像に安定感を持たせるためには東西南北にも気を遣う。焦点距離の長いレンズをつかった撮影の場合は、カメラ部に対して何らかの微動ユニットの必要性をあらためて感じた次第。

 

ある程度きっちりと構図を決定させて、いざ試し撮り。
更に構図を追い込んで本番を撮る。

 

画像:亜鈴状星雲プレビューされた画像を一目見て思わず「おおーっ!」と唸る。さすが500mmだ。

今まではいかにも「望遠レンズ」という感じの画像だったけど、今回のは「直焦です!」と主張しているようだ。

若干甘い星像なのは仕方ないのかな? レンズ結像性能の限界か? 追尾の細かい誤差か? でもそれを差し引いても、ちょっと驚き。今までやった人が少なかったのか? やる価値がなかったのか? ポタ赤レベル(大きさね)の赤道儀でこんなのが撮れるのはホントに愉快だ、っていうか痛快だな。TOASTによる「M天体アルバム」なんてのがイケてしまうかも。

 

画像:網状星雲今回は他の試写との兼ね合いで2天体が対象だけだったけど、もうちょっとトライしてみる価値がありそうだ。今回は架台が100mm用のセットだったんで(無謀すぎ!)、露出時間は4分以上延ばせなかった。成功率はおよそ40%といったところ。ほぼ理論値通りかな。

 

しかしながら今回の試写結果は意義深い。こんなこと思うのは俺だけかな?

試写したふたつの天体画像を掲げます。どんな感じでみなさんに見てもらえるかなぁ?