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TP-2 Style「X-Y 2軸駆動スタイル」とは?

この夏は、TP-2を使ったタイムラプスムービー撮影が大人気!

スチルのプロカメラマンやムービーカメラマンの方々はもちろん、TVやCM関係でも活用されています。

そんななか、とある放送局のプロデューサーから「Webで紹介されているTP-2のX-Y(2軸駆動)スタイルって、実際にはどんな動きをするんですか?」という問い合わせが。

思わず両手の手のひらを縦横に組み合わせて説明しようとしたものの、ここは手っ取り早くムービーでご紹介した方がと、TOASTスタッフ早速タイムラプスで撮影してみました。

 

 

このサンプルムービーは、X-Yスタイルに組み合わせた2台のTP-2それぞれで「360(360°/h)」のタイムラプス撮影モードに設定した動きを、30倍速で再生したイメージです。

EOS 5D MarkIIIとシネレンズという重量のある撮影機材にもかかわらず、非常になめらかな動きを見せていますね。

パン(水平)とチルト(上下)それぞれで別々の速度設定ができるため、狙ったタイミングで複雑な動きをシミュレートすることも可能です。

このシステムは、水平出しが正確に調整できるDish-2(高精度レベラー)に、Dish-25(タイムラプスアダプター)をつけた2台のTP-2で構成されています。

TP-2は、それぞれパンベースクランプユニットに換装してあるので、アルカスイス準拠の市販品を自由に組み合わせることができます。

よく見ていただくと、縦方向のTP-2には大きめのL-ブラケットが装着され、左右にスライドさせることができるようになっています。

これにより、TP-2とカメラの左右バランスを適切に取ることができます。

さらに、5D MarkIIIには、専用のLブラケットを装着し上下方向の動きをカメラに与えることができるようになっています。

 

また、2台のTP-2の裏側には、先日入荷したばかりの「外部電源バッテリープレート(LP-E6用)」をマジックテープで固定し、TP-2が1回転してもケーブルが引っかからないようにしてあるのもミソ!

電源には、LP-E6互換のリチウム電池を使用しました。

 

これらのオプションパーツは全てTOAST Online Shopで取り扱いしておりますので、チェックしてみてくださいね!

 

以上、今日の小ネタでした!

飯島裕カメラマンのプチ・カスタム術「Dish-25にポーラファインダーを装着する」の巻!

タイムラプスアダプター「Dish-25」は、TP-2でモーションタイムラプスムービー作品を撮影する際に使用する人気のオプションですが、北極圏など高緯度地域で赤道儀として使用する場合には、Dish-25に三脚雲台を直接接続することで良好な機材バランス状態を保つことにも利用でる便利なパーツです。

Dish-25

 

Dish-25装着時にポーラファインダーを接続するためには、専用の「Dish-25用ポーラファインダー・ステーネジ」を使います。

Dish-25の固定ネジの1本をこの「Dish-25用ポーラファインダー・ステーネジ」に交換することで簡単に接続ができるようになっています。

 

ところで先日、天体写真家の飯島裕カメラマンとお会いする機会があったのですが、最近、OLYMPUSのOM-D EM-1を使ってタイムラプスムービーの撮影にもチャレンジされているとか。

ところが、ここでプロならではの悩みが・・・。

飯島さんは天体写真家ですから、普段の仕事では圧倒的にTP-2を赤道儀として運用されています。

モーションタイムラプスムービーは、その合間に撮影を行うというスタイルです。

 

仕事の内容ごとにTP-2からを毎回脱着するのは手間がかかるのでDish-25は付けっぱなしにしたい、かといって「専用ポーラファインダー・ステーネジ」で装着したポーラファインダーユニットを取り外すと、そのネジ穴に再びDish-25に付属するキャップスクリューネジを装着し直さなければならないし、なにより外しておいたキャップスクリューネジを紛失する心配もあるので、なんとかこれを解決する方法はないものかと、頭を悩ませていたそうです。

そこで飯島さんが思いついたのは、ポーラファインダーの取付けステーをDish-25の「Y字」のネジ穴ではなく、中心の三脚接続穴に装着してしまおうというプチ・カスタムのアイディアでした。

以下、カスタムの手順を飯島さんの画像と解説で、どうぞ!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「ポーラファインダー取付けステーはM6ネジ仕様、そのままではDish–25に装着することができないので、固定ネジをM6からU1/4インチに変更する必要があります。

まず、ポーラーファインダーステーにUNC1/4インチのタップを立てます。

これでオリジナルのM6ネジと1/4インチカメラネジの両方が使えるようになります。

ステー取り付けネジ穴の雌ネジは固定ネジの抜け止めの役目だけなので、ネジ山が怪しくなっても問題ありません」

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「Dish-25の3/8インチネジ穴に1/4インチネジ変換アダプターをねじ込みます」

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「市販されているノブ付きのカメラ止めネジでネジ長の適合するもの(カメラブラケット用のものなど)でポーラーファインダーを固定します」

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「右目ききの私が好みのポーラーファインダーポジション。雲台に搭載したカメラの邪魔になりにくい位置です。

ステーに2つあるネジ穴の内側の方でもTOAST-ProやTP-2の本体に干渉することはありません。

これでDish-25をTP-2に2本のネジで固定したまま、簡単即座にポーラーファインダーを使用出来るようになります」

 

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いかがでしょうか?

ポーラファインダーの取付けステーのネジ穴を、タップをたててM6からU1/4がねじ込めるように変えてしまうというアイディア。

TTスタッフもさすがに思いもつきませんでしたよ、飯島さん!

 

飯島裕カメラマンのプチ・カスタムのご紹介でした!

 

PS:飯島さん、ぜひモーションタイムラプスムービー作品が完成したら見せてくださ~い!

【ユーザーQuestion】手元の機材とTP-2単体でモーションタイムラプスを撮影するにはどうしたらいいでしょうか?

TTスタッフ、先週はずっと風邪でダウンしておりました。
すっかり痩せこけてしまい、にわかダイエットにはなったと喜びつつも、力が今ひとつ出ません!
今週は、焼き肉三昧の予定です!

 

さて、そんな話はおいておいて、久しぶりに「ユーザーQuestion」にお応えして行きたいと思いますので、しばしお付き合い下さいませ。

では行ってみましょう!

 

【ユーザーQuestion】
TP-2でモーションタイムラプスムービーの撮影をはじめたいと考えています。ビデオSALONの3月号に掲載されていた記事にあったように、様々なオプションを組み合わせると便利で使いやすくかっこいいシステムになるのは理解しているのですが、学生のため、最初に用意できる予算が限られています。オプションを使わないでムービーギャラリーに紹介されているような素晴らしいモーションタイムラプスムービー作品を撮影することはできないのでしょうか?もちろん、将来的にはオプションを揃えていきたいと思っています。アドバイスをいただければ嬉しいです。

 

【TTスタッフからのAnswer】

TP-2をつかったモーションタイムラプスムービーは、先日のCP+でも数多くの作品を上映し大きな反響を頂きました。やはり三脚の上にカメラを載せただけの固定撮影とは一味も二味も違ったストーリー性を感じさせてくれますよね。

質問者様のご指摘の通り、オプションは「あるとスゴク便利!」な追加パーツですが、カメラとレンズ、それに三脚と自由雲台さえお持ちなら、P-2T単体でも基本的なモーションタイムラプスムービーの撮影は可能ですよ。

まずは、左右方向のパンニングの動きをシミュレートする「ホリゾンタルスタイル」の設置例です。

 

ホリゾンタルスタイル

 

病みあがりの体で撮影したら手ブレが・・・・

三脚に付属している3WAY雲台にTP-2を直接固定して、水平を丁寧に合わせるだけで「ホリゾンタルスタイル」の完成です。

バランスが極端に悪いように見えますが、しっかりとした大きめの三脚をつかうことで撮影機材を保持できます。

ポイントは、カメラの真下に三脚の脚の1本来るように設置すること。

これを怠るとひっくり返りますので、十分ご注意を!

もちろん、オプションのDish-25を使えば、三脚の真上に荷重を持っていけますのでさらにシンプルで安心したシステムを組むことができます。

 

次に、難しそうなイメージの「バーティカルスタイル」に挑戦です!

 

バーティカルスタイル

どうですぅ?

通常ならDish-25にパンベースクランプユニット、三脚用のLブラケットにカメラ用のLブラケットが必要な「バーティカルスタイル」も、こんなふうに垂直に立てた状態で組んで上げることで、極端な偏荷重になることを極力避けながらシステムを組むことができるんですね。

ポイントは、ホリゾンタルスタイル同様、三脚の脚の1本をカメラのの真下に配置することはもちろんですが、カメラ接続用に高さのある自由雲台を選ぶこと。

ボールヘッドが90°をわずかに超えて傾く自由雲台なら正確に水平を出せますので理想的です。自由雲台の中には、完全に90°まで首が折れないものもあるようなので、その場合は残念ながらこのスタイルは諦めざるを得ません。

ところで、このスタイルの場合は、回転方向を切り替えなくても、カメラの向きを180°ひっくり返すだけで、瞬時に対応できるのも嬉しいですね。

 

TP-2 バーティカルスタイル

TP-2用のオプションパーツを使うメリットは、何と言っても機材の圧倒的な軽量化と操作性の向上です。

今回の例で使用した3WAY雲台と自由雲台だけ約2kg近く。

これが、Dish-25とパンベースクランプユニット、Lブラケットなどのオプションを使えば、数分の一の重量で済み、なおかつ迅速で正確な設置が可能になります。

 

学生さんなら多少機材が重くとも体力的にはまだまだ余裕!

おじさんたちのスタイルにこだわらず、まずは手元の機材をうまく組み合わせて、一つでも多くモーションタイムラプスムービー作品を撮影してみることをおすすめします。

1回、2回、3回と撮影経験を繰り返していくことで、本当に必要な機材や自分のスタイルに合った使いやすい機材の組み合わせがきっと見つかります。

モーションタイムラプスムービーで最も重要なことは、実は機材ではなく、撮影場所と時間を選ぶセンス。それは経験からも培われるものですから、どんどん撮影スキルをあげていってくださいね!

TTスタッフ、久しぶりに力説しております!!!

 

以上、本日のユーザーQuestionでした!

まだまだイケルぞ、パンスターズ彗星!「青年Kの挑戦は続く」の巻

 

TOAST TECHNOLOGYのWebコラムを担当してくれている青年Kは、仕事で忙しいスケジュールをやり繰りしながら、連日、パンスターズ彗星を追いかけているらしい。
先週撮影に成功した朝方のパンスターズ彗星については、最新の「K’sリポート」で紹介されているのでぜひご一読を

 

 

そんな青年Kから、昨夜遅く、僕のスマホに一通のメールが届いた。

「いま、清里某所の駐車場です。こないだよりは条件が良いようです。時折、突風が吹くので機材が気が気ではありませんが…。もっと、条件が良くなる感じはします」

 

僕は直ぐにGPV気象予報と複数のライブカメラをチェックし、今夜は、遅くなるにしたがって天候が良くなってくることを確認。青年Kへその旨を伝える。

 

やがて彼から返信が来た。

気温は7度ですね。明け方は氷点下近くまでいきそう。ロケーション的にはイマイチかな。撮影はしやすいです」。

 

翌朝から仕事の僕は、青年Kとのやり取りに後ろ髪を引かれつつ、先に休ませてもらった。

そして翌朝目覚めると、青年Kからのメールが、着信していた。

 

風のお蔭か、なかなかの空でした!たぶん(笑)上手く撮れた。ラプスもなかなかです。」

 

彼の言う「ラプス」とは、モバイル赤道儀TOAST Pro用のオプション「Dish-25」を使ったタイムラプスムービーの撮影のことだ。Dish-25のデモ機を彼に貸し出してからというもの、新たな境地を開拓したとばかりに、遠征の度に星空のタイムラプス撮影にチャレンジしてくれている。彼のアグレッシブさには、本当に頭が下がる。

 

今頃は丁寧に時間をかけ、今朝方撮影したデータの画像処理に追われている頃だろうか。

青年Kの成果に、乞うご期待!

タイムラプスアダプター『Dish-25』発売開始!

 

さて、CP+2013のTOAST TECHNOLOGYブースで、主にハイエンドのデジタル一眼レフカメラユーザーから注目を集めていたTOAST Pro専用カスタムオプションパーツ「Dish-25」が発売です。

 

時間を縮めたダイナミックな映像表現を可能にする、デジタル一眼レフカメラを使ったタイムラプス撮影(微速度撮影)。「Dish-25」は、モバイル赤道儀TOAST Proをタイムラプス撮影時の微速度ターンテーブルとして利用するための専用アダプターです。

モバイル赤道儀TOAST Proをタイムラプス撮影で利用し、美しい映像を生み出しているテレビやCM、映画などのクリエイターは非常に多く、皆さんも、きっとTVなどでその映像を目にしているはず。
こうした状況を受けて、軽量コンパクトかつTOAST TECHNOLOGYらしく美しく斬新なデザインのタイムラプスアダプターとして商品化されたのが「Dish25」です。

 

TOAST Proの設置方法

TOAST Proを水平に設置した場合は、水平方向のパンニングの動きを、また垂直に設置した場合は垂直方向のチルティングの動きを、それぞれタイムラプス作品に付加することができます。


◆水平設置例

極軸合わせ専用微動架台「Dish-2」をレベリングベースとして利用したシステム例。
(※Dish-2と組み合わせる場合には、別途プレートアダプターリングが必要となります)

 

◆垂直設置例
市販のL-ブラケットを組み合わせることにより、カメラ側のバランスを三脚重心方向にシフトした安定姿勢で設置が可能です。
画像は、Dovetail Stageシステムをカスタムオプションパーツの「パンベース・クランプユニット」に付け替え、さらにカメラにもL-ブラケットを装着したシステム構成例です。
(※Dish-25にU1/4ネジ対応のL-ブラケットを使用する場合は、TOAST Proに付属している専用ネジ変換アダプターが必要です。市販のネジ変換アダプターは適合しませんのでご注意ください)

 

詳しい情報は、WEBコンテンツ「TOAST120%活用術」をご参照ください。

さらなる活用術は、また次の機会にご紹介して行きたいと思います。