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ボタン電池の液漏れにご注意!

先日、ポーラファインダーの暗視野照明装置が突然点灯しなくなった、というお問い合わせをいただきました。

ご購入から1年以上経過していたお客様でしたので、ポーラファインダーをTOAST Online Shopのカスタマーサービスへ送っていただき、状況を確認することに。

 

暗視野照明装置のスイッチを動かすも特に問題はないようです。

続いて電池ボックスを開けて電池ホルダーを取り出してみると・・・

液漏れむむっ???

これは一体・・・???

LEDの端子に白い粉末状の物質が頑なにこびりついています。

 

液漏れ

電池ホルダーを裏返すと、こちらも同様の状態。

工具で電池ホルダーからボタン電池を無理やり押し出すと・・・

 

液漏れボタン電池から電解液が外部に漏れだす現象、いわゆる「液漏れ」が発生していることがわかりました。

液漏れのリスクは一般的な乾電池を使っているどの電気製品でもありますが、液漏れをさせないための方法もあります。

まず、製品がお手元に届いたポーラファインダーの暗視野照明装置には、点灯テスト用のボタン電池が入っています。

これはあくまで製品の初期不良をすぐに確認していただくための点灯テスト用電池ですので、取扱説明書にもあるとおりできるだけ早めに新しい電池と交換していただくことをお願いしております。

但し、そのまま使い続けたとしても、それがすぐに液漏れにつながることはありません。

問題は保管状態です。

製品を長期間使用しない場合は、必ず電池を取り出して保管していただくこと。

これだけでも、液漏れのリスクは格段に低くなります。

また、使い古しの電池を入れて使用したり、新旧の電池を混在して使用した場合になどにも液漏れのリスクが高まると言われています。

 

ちなみにこのトラブルでは、電池ホルダーとLEDを新品と交換し、新しい電池を入れることで元通り使えるようになりました。

小さな周辺機器ですが、これがきちんと仕事をしてくれないと正確な極軸合わせができませんので、普段からのちょっとした気遣いをお忘れなく!

以上、今日のワンポイントアドバイでした!

【ユーザーQuestion】ポーラファインダーを覗くと像が逆さまに見えるのですが、これで正しいのでしょうか?

大人気のモバイル赤道儀「TP-2」。

TP-2が初めての赤道儀、というユーザーもたくさんいらっしゃるようです。

そこで、ユーザーのみなさんからのご質問にTTスタッフができる限りお答えしていこう決心しました(笑)。

さて、最初のQuestionは、ポーラファインダーについてです。

では早速、いってみましょう!

 

【お問い合わせ内容】
ポーラファインダーを覗くと、ポーラファインダー内では像が逆さに見えるのですが、これで正しいのでしょうか?
ポーラファインダー内に描かれているスケールは正しく見えますが、これに夜空を合わせようとしても夜空が反転しています。

 

【TTスタッフからのAnswer】

・・・そのことに、気づいてしまいましたか、さすがの観察力に、TTスタッフも脱帽モノです。

確かにポーラファインダーで地上の景色を見ると上下が逆さまになって見えます。ポーラファインダーには、さらに極軸合わせの為の指標(レチクル)が描かれていますのでなおさら不思議におもいますよね。

ではお答えしましょう!

 

双眼鏡やフィールドスコープは、肉眼で見たままの姿で遠景が拡大されて見えますから、それらと比べると上下逆さまに見えるポーラファインダーには違和感を覚えるのは当然です。

対物レンズと接眼レンズを組み合わせたケプラー式と呼ばれる一般的な望遠鏡では、対物レンズから入って光は、鏡筒の中で上下が逆さまの像を(倒立像)空中に結びます。これを接眼レンズで拡大して見ているために、望遠鏡でみる風景は上下が逆さまなのです。

上下が逆さまだと支障がありそうですが・・・。

望遠鏡は、星を観察するために使われる特殊な光学機器ですが、星には、上も下もありません(北と南はありますが)から、上下が逆さまのままでも天体観測の際に全く支障がないのです。接眼レンズの前にプリズムをはさむことで景色の上下をみたままの像(正立像)にすることも可能ですが、できるだけ余計な光学系を挟まないほうが星の観察には適している、というわけでケプラー式望遠鏡は上下が逆さまのままになっているんですよ。

 

さて、ポーラファインダーも小型のケプラー式望遠鏡ですので上下が逆さまに見えます。

でも、地上の景色を見るための道具ではないので全く支障はありませんよ。
北極星の周辺だけが拡大されて見えればいいわけです。

さらに、ポーラファインダーは、内部の指標(スケール)と夜空を見比べながら回転させて使いますので、なおさら上下という概念は必要ありません。
したがって、お手元のポーラファインダーは正常です!

 

「ポーラファインダーで地上の景色を見ると、上下が逆さ見えますが、これは普通のことですのでご安心ください。」

 

以上、今日のAnswerでした!

【TOAST豆知識】ポーラファインダーのキャップ

モバイル赤道儀「TOAST Pro」のセットAもしくはセットBをご購入された方には、ポーラファインダーユニットが付属しています。そのポーラファインダーには、メーカー出荷時に黒い樹脂製のレンズキャップが前後に1個ずつ付属しています(TOASTおよびTOAST Pro初期出荷分には付属していません)。

このキャップ、一見全く同じ大きさの同じものに見えますが、裏返して内側を見てみると・・・小さな数字が刻印されているのがわかります。

実は、この2つのキャップ、サイズが微妙に異なります。

少し大き目で「26」と刻印されているのは、接眼レンズ用。

「255」と刻印されているのは、対物レンズ用です。

 

同じ色で見た目の大きさも差が分かり辛いため間違いやすい・・・。

「出荷時にシールでも貼っとけや!」

というお声が聞こえてきそうですが・・・・。

直径が少し大き目の接眼レンズ用キャップを、直径の小さな対物レンズ側にはめようとすると、”ユルユル”で簡単に落下し、外れてしまいます。

逆に、対物レンズ用のキャップを接眼レンズに軽く当てはめても、対物レンズ用キャップは直径が小さいため、簡単にははめられないようになっています。
が・・・、少し強く力を入れて半ば無理やりに差し込むと・・・、まぁはめられないことはない、といった感じです。

でも・・・、「ちょっと待ったぁー!」

直径が小さい対物レンズ用のキャップを、接眼レンズ側に無理やり差し込むと、大きさが合わないため樹脂製のキャップの縁が切れてしまいますのでご注意を。

 

以上、今日の豆知識でした。