【Dealer Select Option Parts 番外編】

今回も、TOASTスタッフが海外で集めた気になる一品をご紹介しましょう。

 

天体写真をやっていて思うのは、季節や時間、天候など、自分ではどうすることもできない外的要因に大きく左右される趣味であるということ。
たとえ快晴の夜空でも明るい月が煌々と地上を照らし出している夜は、残念ながら美しい星空を撮影することはできません。

通常の作品であれば、新月前後のわずか数日間が撮影日和。天候が良いのはもちろん、撮影にとって都合のいい月齢が週末の休日にぶつかってくれなければならないという条件の厳しさです。つまり趣味を謳歌するために遠征できるのは、1ヶ月にわずか1、2回程度・・・。1年を通してみても10数回といったところでしょうか?裏を返せば、残りの長い長い日々は、機材をメンテナンスしたり、システムアップをはかったりしてその時間を楽しむことになるわけです。

 

書斎のテーブルにTOAST Proを飾りながら休日の撮影計画をたてる

 

ところで、ライフスタイルにこだわるTOAST Proユーザーはというと、こんな風にモバイル赤道儀を自宅の書斎やリビングにさり気なく、まさにインテリアとして飾って、週末の遠征撮影計画を練る方が多いともっぱらの噂です(真意のほどは知りませんが・・・)。

 

そんなTOAST ProユーザーがTOAST-TECHNOLOGYの展示イベントなどで目ざとく注目するのが、TOAST-Proを展示しているmini-Tripodです。イベント展示では、高さや用途によって何種類かのmini-Tripodを使用しています。中でもお気に入りの脚がコレ!Giottos社のmini-Tripodです。

 

こいつの優れたところは、なんといっても超低重心設計でTOAST Proと組み合わせてもトータルデザインを損なわないデザイン性。広い座面も安定性に大きく寄与しています。小さいわりになかなかの耐荷重性能をもち、いざとなったら車のルーフの上に載せてちょっとした星野撮影もできてしまう頼もしさ。そしてちょっと粋な調整機能を持っている点がTOASTスタッフたちのお気に入りです。

 

このコルク製の台座面の外周に半ば無理やり指の爪を押し込み、ゆっくりはがしていくと・・・、内側に六角レンチ用のネジが隠れています。このネジによって脚の開閉時の硬さを微調整出来る仕組みになっているというからなかなかのものです。mini-Tripodの脚を開いたら二度と脚をたたまずそのままにしておくぞ!って方は、このネジをがっつり固定しちゃってください。ガタもなくしっかり踏ん張ってくれます。逆にちょいちょい開閉して、あわよくば撮影でも使っちゃうもんね、というアナタはネジをほんのちょっと緩めに調整しておけば、あらら快適快適!

そう何度も操作する部分じゃないけれど、こんな小さな調整機構をユーザーに残しておいてくれるGiottos社はなかなか粋な会社です。

 

さらにもう一つ粋な計らいが。
TOAST Proの「新型Dovetail Stage」のネジのように、カメラネジを指先で回せるノブが隠れていること。このタイプのネジを採用していることで、固定した時に開脚した脚の位置を自由に決められるというわけです。3本の脚のうち1本にGiottos社のロゴがあり、それを見せたいなら正面にその脚が来るようにネジで固定できる。逆に目立たないようにしたい場合は、ロゴが印刷されていない真っ黒な脚を正面にする。そんな小さなこだわりも、TOAST Proユーザーにはビビットに響きます。

 

そうそう、もしもカメラも載せて飾りたいという場合は、必ず脚の一本を正面に向くように調整してくださいね。荷重がかかる方に脚の1本を持ってくる、これは天体写真の基本中の基本です。

 

というわけで、TOASTスタッフが次回の展示会用にバルクで仕入れて帰ってきたので、ユーザー登録済みの正規ユーザーでご希望の方がいらっしゃれば、その一部をおすそわけさせて頂こうとおもいます。

国内ではまだ流通していない(と思う)ニッチなグッズでTOASTライフをますます楽しくしましょう!

ご希望の方は、ユーザー登録時にお送りしている優待販売用のURLに今すぐアクセス!売り切れ御免!(今回はあくまでおすそ分けのため一般販売はいたしませんのでご了承ください。)

 

 

Giottos Professional Mini Tripod

開角時全高・・・5.5cm
重量・・・・・・145g
耐荷重・・・・・3kg程度
収納時全長・・・13.5cm