アーカイブ : 2017年 9月

今夜のコズミック・フロント☆NEXT(5min版)

毎週木曜日の夜に放送されているコズミック・フロント☆NEXTですが、今夜は「コズミック・フロント☆NTXT 5min.」という枠で短編番組がオンエアされるそう。

歌人、藤原定家が書いた「明月記」。その中で京都の夜空に赤いオーロラが見えたという記述が。
過去に太陽がどのような活動を繰り返してきたかを探る研究にフィーチャーします。

番組で登場する低緯度オーロラのタイムラプス映像にも注目です!

 

(画像はイメージです。サムネイルをクリックすると番組のHPへ)

今夜のコズミック・フロント☆NEXT

NHKの人気宇宙科学番組「コズミック・フロント☆NEX」。

最先端の宇宙科学論を紹介する番組ですが、世界各地で撮影された美しい星空タイムラプス映像の数々も見どころのひとつです。

今夜のコズミック・フロント☆NEXTは、オーストラリアの先住民族アボリジニが「人類最古の天文学者」である可能性がでてきたという話題。

今回もTOASTシリーズで撮影された南半球の星空タイムラプスが存分に登場!?

4K、8Kカメラで撮影された星空タイムラプス映像は注目です!

 


(サムネイルをクリック!番組のHPにリンクしています)

ベイリービーズの連続写真:馬渕俊之さん

すでに3週間が経過しているというのに今なおTOASTスタッフの間では北米皆既日食モードなのであります!(笑)

TOASTスタッフと一緒にアイダホ州へ遠征したTOASTユーザーの馬渕俊之さんが撮影したベイリービーズの連続写真をご紹介しましょう!

 

[ベイリービーズ]

カメラ:Nikon 810A
光学系 :  TS FOA60+1.7倍テレコン
感 度:ISO 400
露 出: 1/2000s
追 尾: TS P2ーZ

********** TOASTスタッフ **********

月の地形の凹凸によってじわじわと太陽の光がまるでビーズのように連なって出現するベイリービーズ。

これは第三接触直前から1秒おきのインターバル撮影によって得られた画像を組み合わせた作品、ベイリービーズの様子が非常によくわかります!

真っ赤に染まったプロミネンスと彩層がドラマチックですね!

画像処理は同行したTOASTスタッフが担当しました。

ワイオミング州に遠征した動画専門のTOASTスタッフは、隣で口をぽかんとあけながらこの作品に見とれております(笑)。

馬渕さん、美しすぎますわ・・・。

シャッタースピードが狙い通りビシっと決まりましたね!

2017年8月21日の米国皆既日食 TP-2 使用報告:喜田研一さん

今日発売の天文ガイドの表紙、すごかったですね~。

動画撮影からの画像処理であそこまでのディテールが表現できるとは驚きのひと言です。

皆既日食において動画撮影の鍵を握るのは専用の特殊フィルターの存在です。

月刊天文ガイドのこの作例も市販のフィルターを上手く組み込み、簡易的なニューカーフィルターとして利用したとのこと。

今後このような動画の撮影方法が脚光を浴びていくのは間違いないでしょう!

さて、TP-2ユーザーの喜田研一さんからオレゴン州で撮影した皆既日食の作品をお送りいただきましたので早速ご紹介しましょう!

 

********** 喜田さんのコメント **********

2017年8月21日の米国皆既日食の撮影のため、オレゴン州
オールバニに行ってきました。

太陽追尾用にTOAST
TP-2を持っていきましたが、最も気になったのが昼間の極軸合わせです。

北極星による極軸合わせはキャンプ場のようなところでは可能ですが、今回は海外、しかもホテルに宿泊したため、北極星による極軸合わせは断念しました。 事前にTOAST サポートの方にメールで問合わせ、傾斜計とコンパスを使う方法を教えていただき、それを試してみました。

1.傾斜計とコンパスを使う極軸合わせ

太陽撮影でフレーム内を極端に太陽が早く移動しなければと使えるかもしれないという考えです。 適当な極軸合わせになるので、果たして使い物になるのか、撮影予定地において、前日、テストしてみました。

真北を表示できるコンパスとGPSによる現地位置情報取得、小数点以下一位を表示できるデジタル傾斜計のスマホアプリ(IOS)を使用しました。

コンパスで真北と、傾斜計で緯度44.5度が表示されるよう赤道儀をセットして太陽を追尾してみました。結果は、上々で数時間太陽はフレームセンターを維持できることが確認できました。日食撮影においては、このような極軸合わせでも使い物になりそうです。

21日の本番においても、ほとんど太陽をフレームセンターに維持したまま撮影を完了することが出来ました。

2.使用したスマホアプリ

・真北を表示できるスマホアプリ 「IOSアプリのコンパス」

 

・デジタル傾斜計スマホアプリ 「Clinometer」

 

・経度、緯度などの位置情報取得のアプリ
「Mapmemo」 (IOSアプリのコンパスでも位置情報は表示されますが、都市単位のようです。その地点の位置情報を表示できるものにしました。)

なお、日本で使用しているスマホをアメリカで使っても(ローミングなどの高額料金問題ないように、前日にT-mobileでプリペイドSIMカードを購入、セットしておきました。

 

3.撮影結果の写真

 

********** TOASTスタッフ **********

喜田さん、ご投稿ありがとうございます。

皆既日食撮影成功おめでとうございます!

事前に昼間の極軸合わせの方法についてご質問をいただいていたので、回答を担当したTOASTスタッフが結果をとても気にしておりました。

喜田さんの作品を見て、そのTOASTスタッフがとなりで小さくガッツポーズしてます(笑)!

喜田さんには、昼間の極軸合わせの方法として今回採用された簡易的なものと、太陽の動きを観察しながら極軸のズレを補正していく方法をご紹介したのですが、第1接触から第4接触まで全ての工程を連続して捉えようとすると、正確な極軸合わせは必須ですが、日食のハイライト部分をスチルやムービーで撮影するだけなら簡易的な方法でも十分実用になります。

ある放送局のクルーは、ビクセンのアトラクスを3000mの山頂に荷揚げしてシネカメラと超望遠ズームレンズの組み合わせで長焦点距離による動画撮影をされているのを見ましたが、極軸合わせは喜田さんと同じ方法(しかも恒星時追尾)でした。それでも2分オーバーのスペクタクルを見事な動画映像として捉えていましたので、極軸合わせにあまりシビアになるよりは、細かな撮影の段取りを正確に淡々と行っていく方が結果的に成功率は高くなるのかもしれませんね。

喜田さんからは、撮影した複数の画像をコンポジットしてひと目で展開がわかる作品もお送りいただきましたが、こうした作品は現場での自分の感動を思い起こさせるものとして、とてもいいですよね~

喜田さん、今度は夜の撮影でも素敵な作品にチャレンジしてみてくださいね!

北米皆既日食 黒い太陽(TOASTスタッフ編②)

今回の北米皆既日食を高精細な4K動画で撮影するため、TOASTスタッフたちは独自の機材や撮影方法を試みました。

そのひとつがTOAST TECHNOLOGY製の特殊フィルターです。

 

GH5による4K 10bit V-Log収録(※画像無断転載禁止)

 

TOAST TECHNOLOGY製の特殊フィルター改造のGH5(※画像無断転載禁止)

 

この二つの画像は、別々のGH5で撮影された4K動画から1フレームを静止画として切り出したものです。

一見同じような印象ですが、よく見ると内部コロナの映り方が大きく異なるのが分かります。

実は、上は市販のGH5で撮影したもので、下はTOAST TECHNOLOGYで北米皆既日食用に改造したGH5による動画です。

その効果は一目瞭然。4K 10bit V-Log収録と特殊フィルターの組み合わせが、今後の皆既日食撮影のスタンダードになってくる、そんな予感すら抱かせる作例になりました。

後処理によるコンポジットではない分、撮影本番が勝負の全て。ますます緊張感あふれる現場になりそうです。