アーカイブ : 2014年 6月

【ユーザーQuestion】TOASTでモーションタイムラプスムービーを撮影するには? PART-2

ユーザーの井上さんからレベラーを使ったバランスシフト術をご紹介いただきましたが、その際に掲載した画像について、別のユーザーの方から問い合わせが・・・

 

モバイル赤道儀

TOAST本体が写っている2枚目の画像、よく身るとTOASTの黒い底部に黒くて細長いパーツが見えています。

「あれは一体なんだ!?」というお問い合わせが来てしまったのでした。

皆さんの観察眼にはTOASTスタッフ脱帽です・・・。

 

実は、5月8日の【ユーザーQuestion】TOASTでモーションタイムラプスムービーを撮影するにはどうしたら良いでしょうか?

のアイデアパート2用のネタにしようと、ついでにこの時まとめて撮影してしまったことが原因でした。では、ネタばらしと共に、どうぞ!

 

現在は製造していないモバイル赤道儀TOASTは、その仕様上三脚の固定穴が極軸から離れた場所にあります。そのため、TOASTを水平に設置してモーションタイムラプスムービーを撮影しようとすると、すごくバランスが悪くなってしまう、というわけです。

 

ネジアダプター

今回は、パート2として、アルカスイス規格の周辺機材を併用する方法をご紹介しますね。
まず、TOASTを裏返してU3/8インチのネジ穴に、ネジ径変換アダプターを差し込んでおきます。

 

DPG-210

TOAST

次に、TOAST Online Shopで扱っているアルカスイス規格のロングプレート「DPG-210」を用意して、U1/4インチの固定ネジを2個取付けます。こうして2点で固定することで、ロングプレートが不用意に回転してしまうことを防ぐことができます。

 

Dish-2

次にレベラーですが、TP-2に比べて重量があるTOASTでは、小型レベリングベース(DYH-66i)ではなく、堅牢性と操作性に優れたDish-2を使うのがベストです。

210mmの長さがあるロングプレートを自由に移動できるようにするため、パンベースクランプ(単体)を使います。まず、Dish-2の円形プレートをU3/8インチネジで取付けておきます。

 

Dish-2

これをDish-2にはめれば、アルカスイス規格のクランプ機能が追加されました。必ずしもパンベースクランプである必要はありません。クランプがDish-2に干渉しないタイプのものであれば、安価なアルカスイス規格のクランププレートでも大丈夫です!

 

モバイル赤道儀TOAST

DPG-210は、TOASTの長辺にジャストサイズのロングプレートなので、こんなふうに、前後いっぱいまでTOASTを移動させることができます。

これで、フラット三脚の真上にTOASTとカメラの重心位置を正確に調整することが可能になるというわけです。

 

TOASTユーザーの方も、ぜひモーションタイムラプスムービーの撮影にチャレンジしてみて下さいね!

以上、今日の豆知識でした!

【ユーザー’s Idea】レベリングベースを用いた機材重心の安定化

先日の【ユーザーQuestion】を見たTOASTユーザーから、さらに撮影現場で役立つ使いこなし術のアイデアを投稿いただきましたので早速ご紹介しましょう!

 

***** 以下、井上様より (画像はTOASTスタッフ) *****

お久しぶりです。

以前宮古島の空を投稿させていただいた、井上普丘です。

TOAST Blog 5/30 記事
【ユーザーQuestion】TOASTでモーションタイムラプスムービーを撮影するにはどうしたら良いでしょうか?

拝見しました。

私も赤経軸の上に、重く、重心が高い機材(ジンバル雲台+望遠鏡、等)を載せることが多いため、普通に設置すると全体の重心が北側に寄り過ぎてしまう問題を抱えていました。

現在この問題は、5/30 記事で紹介されていたのと同様なレベリングベースを用いて解消しています。

 

モバイル赤道儀

「重心が寄っている方向に脚を出す」は記事中にも触れられていた「使いこなし」ですが、更に「重心が寄っている方向の脚だけ、他の脚より長く伸ばす。(あるいは他の2脚を縮める)」というのが非常に有効です。

 

モバイル赤道儀

当然三脚のトッププレートは傾いてしまいますが、そこにレベリングベースを挟むことで、機材の水平を保つのです。

こうすることで、一方向に傾いていた重心を、三脚と地面の接地3点の重心に近づけることができ、機材を安定して設置できるようになります。

 

私は通常自宅マンションのベランダで撮影することが多いのですが、ベランダに三脚を展開すると、ベランダの外向きに設置した脚が邪魔になって、赤道儀をベランダの端に置くことが難しいですよね。
ベランダの奥まったところにしか赤道儀を設置できないと、庇や手摺りに邪魔され、広い視野を確保できなくなります。

こんなときも、前述のように「北側に脚を1本置き、南側の2脚を縮める」ことで、手摺りギリギリのところに、赤道儀を安全に設置し、広い視界を得ることができるようになります。

 

 

***** TOASTスタッフより *****

井上さんは、赤道儀として天体の自動追尾撮影をする場合のアイデアとしてご投稿いただきましたが、参考までにTOASTスタッフの方でモーションタイムラプスムービーの撮影システムに応用した例として画像を掲載させていただきました。

BENROフラット三脚にTOAST Online Shopで扱っている「小型レベリングベース(DYH-66i)」を組み合わせたモバイル赤道儀TOASTのタイムラプスムービー撮影システム例です。

三脚だけみると、一見ものすご~く不安に見えますが、きちんとバランスがシフトされ、重心がしっかり中心付近にのっているんですよ。

これならモバイル赤道儀TOASTの水平出しもレベラーで簡単にできますよね。

井上さんのアイデアは、まさにモバイル赤道儀を普段から使いこなしてくださっているからこそのものです。

 

モーションタイムラプスムービーでも高層マンションのベランダや施設の屋上で柵越しに撮影することって実は多いんですよね。

三脚の脚を伸ばして斜めにするところまでは井上さんと同じなのですが、面倒くさがりなTOASTスタッフは、TP-2の根本を柵に紐でグルグル巻にして固定、その状態で撮影していました。

井上さんの方法は実にスマート!!さすがです!アドバイスありがとうございました!

 

ところで、井上さんが使っていらっしゃる蛇腹のフード、TOASTスタッフとっても気になっています!機会があったらぜひご紹介いただけると嬉しいです!えっ?なんのことかって? 皆さんには、まだ内緒です!