アーカイブ : 2014年 1月

【ユーザーQuestion】TOSAT Proの外部電源用にUSB DC6Vブースターは使えますか?

都知事がスタートしましたね。

TOSAT TECHNOLOGYがある吉祥寺でも、駅前で某候補者の応援演説で国会議員がたくさん集まっていたようですよ。

TTスタッフ、吉祥寺ランチの帰りにその様子を見かけたのですが、報道陣や聴衆の数がすごくて何も見えませんでした(笑)。

 

さて、そんなローカルな話題は、おいておきまして、今日もモバイル赤道儀ユーザーから届いたご質問にTTスタッフがお答えしていきましょう!

 

【ユーザーQuestion】

TOSAT Proのユーザーです。
外部電源の事になりますが、出力5Vのモバイルバッテリーに「USB DC6Vブースター」を接続しての動作は可能でしょうか?

 

【TTスタッフからのAnswer】

最新のTP-2には、駆動回路の他に、昇圧回路を搭載しています。そのため、アルカリ単三電池4本(6V)の他に、eneloop(4.8V)やUSB-5V大容量リチウムイオンバッテリーなど低い電圧の電源も使用できるようになっています。

残念ながら前機種では、6V-12Vが定格となっているので、6Vを下回る電圧のバッテリーは基本的に使用することができません。

そこで、質問者様は、TOAST Proに付属している電源ケーブルとバッテリーとの間に、昇圧回路を組み込んだ小さなモジュールタイプの装置を挟み込むことで、USB-5Vバッテリーを使用できないか、と考えたわけです!実に面白いアイデアですね!

もし、正確に6Vへの昇圧を安定的に行える製品であれば、TOSAT Proのスペック的には電圧の規格内ですので使用できると思われます。

問題は、「正確に6Vへの昇圧を安定的に・・・」ってところです。あくまでこのブースターの品質によります。

 

市販の外部電源の使用については、メーカーとしては動作保証外になります。

お問い合わせの「ブースター」自体も、接続機器のトラブルは一切保証しないと、きっぱり表記されています。

安すぎるのが心配ですが(笑)・・・、もしも安全に使えるならば、TOSAT Proユーザーには、ひとつの朗報ですね。

 

青年Kに、この商品を教えたら、遊んでみてくれるかなぁ。

どうでしょう?、青年K様!

もちろん、本番で試す前に、USB DC6Vブースターの電圧を測定器できちんとデータモニタリングしてからですよ!

そんなわけで、青年K様、あくまで自己責任でお願いします(笑)。

マルチファンクショナルターンテーブル『TP-2』入荷!

大変長らくお待たせいたしました。

ものすごい数のバックオーダーをいただき、入荷待ちとなっていた『TP-2』が、今週ようやく入荷して参りました。

ご予約の客様には、すでに優先発送をさせて頂いておりますが、新規ご注文の方も、現在即納でご購入いただけます。

ぜひこの機会に、マルチファンクショナルターンテーブル『TP-2』を皆さんの撮影システムに加えていただければ光栄です。

TP-2

 

ところで、今年も国内最大級のカメラ機材展示会『CP+』の季節が近づいてきました。

もちろん、TOSAT TECHNOLOGYもブース出展しますよ!

cp+2014

 

カメラ周辺機器を開発するTOSAT TECHNOLOGYのブースは、今年ももちろんフォトアクセサリーゾーンに出展です。

望遠鏡ゾーンではないので、どうかお間違いなく(笑)!

CP+2014 会場レイアウト

今年も多くの出展メーカーが出揃ってます。広い会場のなかで、TOSAT TECHNOLOGYブースの大雑把な位置は、Manfrottoさんとケンコー・トキナーさんの間ぐらいを目指していただければ、見つかると思います(笑)。

コーナー位置のブースです!

TP-2 極寒のモンゴルに行く Part Ⅳ

 

今日の東京はとびっきり寒い朝を迎えましたが、みなさんのお住まいの街ではいかがだったでしょうか?

それとは比べ物にならない氷点下35度のモンゴルに持ち込まれたTP-2

今回も、韓国の天体写真家LEE JAERIM氏がTP-2で撮影した作品をご紹介していきましょう!

 

モンゴルの夕日

 

TP-2と夕景

 

Lee氏のシステムは、パンベース・クランプユニットに換装しジンバルフォークユニットを搭載した最新のモバイル赤道儀「TP-2」というスタイル。これをGitzoのシステマチック三脚に乗せての撮影です。

日が暮れると一気に気温が下がっていきます。

 

 

ぎょしゃ座

【撮影データ】

Canon EOS 5D MarkIII、Zeiss 50mm F2.8(F5.6)、ISO 1600、300秒露出
TP-2にて自動追尾撮影

 

オリオン座

【撮影データ】

Canon EOS 5D MarkIII、Zeiss 85mm F2.8 (F5.6)、ISO 800、180秒露出、
TP-2にて自動追尾撮影

 

圧縮データの掲載のため、マスターデータの素晴らしい解像感をお伝え出来ないのが残念ですが、目が覚めるようなシャープさです。

今回の撮影システムは、5D MarkIIIにZeissの中望遠レンズと多少ボリウムのある機材ですが、パンベース・クランプユニットジンバルフォークユニットをつけているため、完全にバランスを取ることが可能。バランスさえ適切に取ってあげれば、TP-2はかなりの重さの機材でもしっかり追尾してくれますので、今回も全く心配なく余裕だったそうです。

 

ところで、12月のモンゴルの夜は、連日強風が吹き荒ぶ天候で大変だったようでうす。

そんな中でも、問題なく撮影ができたのは、TP-2システムの実はもちろん(笑)、なによりLee氏は脚周りに十分な配慮をしているからです。

Gitzoのシステマティックシリーズは、今回の撮影機材に対しては、スペックオーバーともいえる大型で堅牢な三脚です(カーボン製なのでとても軽量です!)。

しかし、今回のように風が強い夜には、しっかりとした三脚を組み合わせ、あまり脚を伸ばさずにつかうことが重要。歩留まりが圧倒的に向上します。

なおかつ、三脚の脚の先は、スパイクに交換し、凍った地面に突き刺すことで、非常に安定するのです。

その点、Gitzoのシステマティックシリーズは、各脚に標準でスパイクが内蔵されているため、いちいちスパイクを持ち歩く手間がいらないので、屋外でのネイチャー撮影には持ってこいの三脚ですね。

 

ちなみ、Lee氏がモンゴルに持っていたフラット三脚「A3180T」にも、標準でスパイクが付属していますので、あとから買い足す必要がなく、便利ですよ!

TP-2 極寒のモンゴルに行く PartⅢ

さてさて、このところ続けて韓国の天体写真家LEE JAERIM氏のモンゴル遠征の様子をご紹介していますが、現地で撮影した作品がいくつか届きましたので、今回は作品紹介編といきましょうか。

 モンゴル 全周魚眼レンズ
【撮影データ】
Canon EOS 5D MarkIII、EF8-15mm F4(F5.6)、ISO 800、902秒露出、TP-2にて自動追尾撮影

 

ます最初は、キヤノンのFisheyeレンズEF8-15mm F4で狙ったモンゴルの全周魚眼ショットです。

撮影地は、モンゴルの首都ウランバートルから車で70分ほどの距離にある牧草地。

周囲の光源にかかわらず、低空までびっしり星が写っているのがよくわかりますね。

 

ペルセウス座付近
【撮影データ】
Canon EOS 5D MarkIII、Zeiss 25mm F2.8(F5.6)、ISO 1600、LEE-Filter #2
TP-2にて自動追尾撮影

 

シリウス付近
【撮影データ】
Canon EOS 5D MarkIII、Zeiss 180mm F2.8(F5.6)、ISO 1600、3分露出
TP-2にて自動追尾撮影

 

LEE氏は出発直前にZeissの28mmを手放し、代わりに25mmを新たに入手、今回はこのレンズのデビュー戦だったそうです。

それにしても、素晴らしい解像感ですね。

大口径レンズの180mm F2.8も微光星でバックグラウンドがびっしり埋まっています。

シリウスがきれいに滲んでいますが、これはレンズに霜が付いてしまったことによる副産物だそうです。

 

また、作品が届いたら、随時ご紹介していきますね!

TP-2 極寒のモンゴルに行く PartⅡ

 

韓国の天体写真家LEE JAERIM氏がモンゴルへの遠征計画を立てたのは、何を隠そうアイソン彗星を撮影するため。しかし、残念ながら太陽の藻屑と消えたのは記憶に新しいところです。

モンゴルまで遠征したにもかかわらず残念ながらアイソン彗星の姿をカメラのレンズでとらえることができませんでしたが、かわりに明るく成長したラブジョイ彗星がモンゴルの夜空を彩ってくれたそうです。

 

ラブジョイ彗星【撮影データ】

Canon EOS 5D MarkIII、Zeiss 180mm F2.8(F5.6)、ISO 1600、2分露出、TP-2にて自動追尾撮影

 

この夜の冷え込みも強烈だったそうで、三脚のそばに置いておいたカメラバッグはご覧の有り様。

凍りついたバッグ

 

 

凍りついたカメラ

 

もちろんカメラも真っ白に凍結してしまいましたが、TP-2同様、しっかり仕事をしてくれたそうですよ。

もう何の画像なのかよくわからないです!(笑)

この状況で、LEE製ディフュージョンフィルターをつけての撮影もしたというのですから凄すぎますね。

 

さてさて、今回LEE氏がモンゴルに持参したTP-2システムを見せていただきましょう。

TP-2 撮影システム

 

三脚は、プロカメラマンの間でも定評のあるGitzoのシステマチックシリーズと、TOAST Online Shopでも絶大な人気を誇っているBENROのフラット三脚「A3180T」です。

特にフラット三脚のA3180Tは、LEE氏お気に入りの1本だそうで、世界中どこに行くときもthinkTANKphotoのカメラバッグに差し込んで携えているのだとか。

TP-2周辺に垂れ下がっている幾つものケーブル類は、TP-2の電源をはじめ、ヒーターシステムなどのもの。

 

撮影システム

 

肝心のTP-2は、デフォルトで付属するDovetail Stageから、アルカスイス規格のカメラ周辺機器が瞬時に脱着できるオプション「パンベース・クランプユニット」に換装し、さらに「ジンバルフォークユニット」を使って、広角から望遠レンズまでをカバー。

 

TP-2の電源としては、マルチデバイス対応の 「cheero Power Plus 2」 モバイルバッテリーを持参。

USB-5V出力で 10400mAh もの大容量を誇るこのリチウムイオンバッテリー1本で、1周間の遠征撮影を難なくクリアしたそうです。

このバッテリー、密かに青年Kも愛用してる人気商品(?)。

価格はなんと3000円ちょい!というから驚きの一言です!

モバイルバッテリー

 

5V出力のUSB端子が同時に2個使えるので、1個をTP-2用に、もう片方をレンズヒーター用に利用でき、超便利!

 

話がそれましたが・・・、LEE氏のTP-2システムをよく見ると、袋のようなものが垂れ下がっていますね。

 

撮影システム

これは、クライミング用のチョークバッグ。

中に保温したバッテリーやフラッシュライトを入れて霜を避け、さらに吊り下げることにより凍ったケーブルへの負担を最小限にするという工夫です。

バッグの上部は紐で簡単に開閉できるので、バッテリーの保温用としても、なるほどうってつけかもしれませんね!

 

以上、LEE氏のモンゴル遠征「機材編」でした!