アーカイブ : 2013年 2月

大人気!「Dish-2」のあれこれ

新発売の極軸合わせ専用微動架台「Dish-2」ですが、お陰様で事務処理が追いつかないほどの勢いでご注文を頂いております。
TOAST Online Shopスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 

さて、そんな大人気のDish-2ですが、ご購入前のお問い合わせも多数頂戴しております。

今回はその中から幾つかをご紹介したいと思います。

 

 

【対応三脚について】

お問い合わせの中で比較的多いのが、お手元の三脚への装着についてのご質問です。

Dish-2は、3/8インチの三脚ネジ専用設計となっておりますので、1/4インチネジの三脚へは接続できません。
また、一般に市販されているネジ変換アダプタは規格が異なるため、Dish-2ではご使用になれませんのでご注意ください。

・・・とはいえ、軽量な撮影システムで運用する場合など1/4インチの小型三脚を使用したいというお声も少数ですが今回いただいております。

引き続きご要望が多い場合には、専用のネジ変換アダプタの発売なども検討させて頂きますので、ご意見ご要望がございましたらお気軽にお寄せ頂ければ幸いです。

 

 

 

【円形プレートの個別販売について】

Dish-2に付属している円形プレートの別売をご希望されるお問い合わせも、多数頂いております。

Dish-2はモバイル赤道儀TOAST Pro専用の極軸合わせ用微動架台のため、円形プレートの個別販売は、現在のところ予定しておりません。
予めご了承ください。

 

【納期について】

出来る限り早く皆様にお届けできるよう、スタッフ総出で出荷作業に当たっておりますので、商品到着まで今しばらくお待ちくださいませ。

今日現在までのところ、代引支払いをお選びいただいたお客様の場合は翌々営業日の出荷を、また銀行振込みによる支払いをご希望されたお客様には、入金確認後3営業日を目処に出荷手続きを行なっておりますが、ご注文はぜひお早めにどうぞ!

 

 

 

【商品の配達希望時間帯指定について】

配達希望時間帯で午前中をご指定をされるお客様が最も多いのですが、都市部を除いて、実は到着がまる一日遅くなる場合がほとんどです。

もしも、少しでも早く商品を受け取りたいというお客様は、ご注文の際に「配送時間指定:無し」をお選び下さい。

出荷の際に、最短で到着する配達希望時間帯をこちらで指定させて頂きます。

時間帯指定がなければ、北海道、九州、沖縄を除いて、ほとんどの場合、翌日到着が可能です。
(※配送会社の標準配達予定表によりますので、当社で配達を確約するものではありません。予めご了承下さい)

 

 

倉庫に山積みだった在庫も、みるみるうちにその山が低くなっていくのが目でわかるほどの勢いでご注文をいただいております。

次回入荷予定は未定でございますので、ぜひお早めにご注文いただければ安心です。

 

TOAST Pro極軸合わせ専用微動架台『Dish-2』発売!

お待たせいたしました!
ポーラファインダーを使ったTOAST Proの極軸合わせ専用に開発された微動架台『Dish-2』が、ついに本日発売です!

 

 

詳しくは、TOAST TECHNOLOGYのWebコンテンツ「TOAST 120%活用術」をご覧いただくことにして、ここではお手元のTOAST ProシステムにDish-2を導入するにあたってのアドバイスなどをご紹介しましょう!

一番重要なのは、このDish-2というオプションは、TOAST Pro専用の極軸合わせ支援架台だということを十分ご理解いただいたうえでご導入いただきたい点です。

それは、どういうことか?

Dish-2を操作する前に、予め三脚自体を動かしてポーラファインダーの視野中心付近に北極星が見えるように導入しておくのが大前提だということです。

ポーラファインダーの視野中心付近に北極星が見えていれば、あとはDish-2の微動用調整ネジを操作することでレチクル(指標)が示す適切な位置に北極星を追い込んで行くことができます。

そう、最後の微調整を正確かつスムーズに行うための支援架台が「Dish-2」というわけです!

 

TOAST Proの撮影システムにDish-2があると無しとでは、極軸合わせの精度は大きく異なります。例えば、多くの方が利用しているManfrottoのジュニアギアヘッドは、ギアを使った構造のため、可動範囲が大きい反面、バックラッシュの影響が非常に大きく、正確な極軸合わせに皆さん苦労されています。それに、何しろ重い!!

たとえ2軸に改造したところで、モチベーションを下げるのに十分な重さと大きさがありますよね(笑)。

それに比べてDish-2は、極軸合わせの最終段階を正確かつスムーズに行うことに特化することによって、直径80mm、高さ48mm、重さわずか300gと圧倒的な軽量化、コンパクト化を実現。
さらに、従来のポータブル赤道儀用微動架台にはなかった超低重心設計によって、トップヘビーの偏荷重状態になりがちなポータブル赤道儀システムを安定して運用することができる点は見逃せません。

バックラッシュのない正確な操作性と、手袋をはめた状態でも操作可能な使いやすさを実現したDish-2は、一度使うと手放せない魅力的なオプションといえるでしょう。

 

 

上下左右に動かすX-Y構造の微動架台に慣れたユーザーには、3軸を複合的に操作することで独特の動きをみせるDish-2に、最初は戸惑うかもしません。しかし、数回操作をしてみれば、あっという間に慣れてしまうので心配は無用です。なにより、目を離した状態でも手先だけで3つの軸を確実に操作できる高い操作性は、暗闇でポーラファインダーを覗きながら操作するユーザーにとっては何より頼りになる存在です。

 

 

ところで、不思議だとおもいませんか?水平に配置された伸縮軸の操作で、なぜ高度だけでなく、方位も微動操作が可能なのか・・・。

その答えは、水平状態でなくても極軸合わせが可能なTOAST Proのポーラファインダーにあります。

Dish-2による方位方向の微動は、実はTOAST Pro本体を僅かにローリングさせることで実現しているのです。そのため、撮影システム全体のバランスが大きく崩れないよう、東西方向の可動範囲が制限されています。

それでも心配は無用です。

Dish-2による微動調整は、たとえば軸の1本を北または南の位置になるよう配置した場合、仰角方向で最大約15度内、東西方向は、最大約8度の範囲で移動操作が可能です。
約12度という広い視野をもったポーラファインダーなら、三脚の操作で視野中心付近に北極星を導入することは、慣れてしまえば容易いこと。高度は三脚の脚の1本を伸縮させることで調整できます。また、方位は三脚ごと動かしてもいいですし、Dish-2の粗動機構をつかっても構いません。
こうして、あらかじめポーラファインダーの視野中心付近に北極星が見えるよう大まかに三脚を設置しておけば、あとはポーラファインダーのレチクル(指標)にしたがって、Dish-2の快適な微動操作で北極星の位置を確実に追い込んでいくことができます。

他にはない、軽量、コンパクト、低重心、高い堅牢性を兼ね備えたDish-2の魅力をぜひ、実際の撮影システムで実感してみてください。

EOS60DaとEF300mmF4Lで狙う 冬の夜空のフォトジェニック:RedLily様

天体撮影専用デジタル一眼レフカメラ「Canon EOS 60Da」ユーザーのRedLilyさん。今回は、EF300mmF4Lで、冬の夜空のフォトジェニックをモノにしてくれましたので早速ご紹介しましょう。

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お久しぶりです。RedLilyです。

CP+盛況だったようで何よりです。行こうかどうしようかギリギリまで迷っていたのですが、
なかなか都合が付かず断念してしまいました。
ブログの記事を見てると、行きゃよかったなぁと後悔・・・
いや、別に、ジンバルフォークユニットを注文したら、アウトレット品がブログに載ってた!
えー、そりゃないよ!CP+見に行ってやんないよー!とか、そんなんじゃないですからね(笑)

と、いうわけでついにジンバルフォークユニット導入しました。おまけに、厳冬期でも凍結や雪の心配が少なく空が暗く撮影に良い場所を見つけて、撮影してまいりました。

 

まずは「燃える木」と馬頭星雲。肉眼では見えないのに、このエリアってこんなに美しいんだなぁと、カメラのプレビューを見ただけでも感動してしまいます。

 

【撮影データ】

カメラ:Canon EOS60Da
レンズ:EF300mm F4L
絞 値:開放、感 度:ISO1600、露 出:180sec × 2枚合成
画像処理:Photoshop CS6にて補正、トリミング

モバイル赤道儀TOAST Pro & ジンバルフォークユニット使用

 

少しだけ絞って光条を出すのが最近のマイブームです。

このレンズ、銀塩時代の古い設計のものなので派手にゴーストが出てしまうのが残念です。
(画面左隅付近と中央やや下の緑色の光がそれです)
さて続いて、これまた定番?M42です。

 

 【撮影データ】

カメラ:Canon EOS60Da
レンズ:EF300mm F4L + Extender 2x
絞 値:F8、感 度:ISO1600、露 出:180sec
画像処理:Photoshop CS6にて現像、色調補正、トリミング

モバイル赤道儀TOAST Pro & ジンバルフォークユニット使用

 

家で撮るのとは大違い、1枚でこれだけ撮れました。
ピントが甘いのが悔しくてなりません・・・
そして最後に、憧れのバラ星雲です。

 

【撮影データ】

カメラ:Canon EOS60Da
レンズ:EF300mm F4L
絞 値:開放、感 度:ISO1600、露 出:180sec×2枚合成
画像処理:Photoshop CS6にて補正、トリミング

モバイル赤道儀TOAST Pro & ジンバルフォークユニット使用

 

自宅の庭でもうっすらと撮れていたのですが、電線や電柱に阻まれたり、方角的に街灯や周辺の建物の明かりに阻まれたりでなかなか難しく・・・今回ようやくじっくり撮ることができました。

子供の頃から憧れの星雲だったので画像処理も楽しくて楽しくて。

肉眼で見えない天体を導入して撮影する楽しさをまるでスルメを噛みしめるが如く味わいながらの撮影でした。撮れたときの感動もたまりませんね。これは病み付きになりそうです。
自動導入欲しいなあと言ってたら周囲から反対されたことがあったのですが、その意味がやっと分かったような気がしています。

 

実は、この週末からオーロラの撮影に行きます。もちろん、TOAST Proも携えて行きます。

長いレンズはしばらくお休み、ジンバルフォークユニットも外して、久々にノーマルの状態での撮影です。交換後テスト撮影をしていたら、自由雲台を使う撮影も悪くないなぁと思ってしまったりも。

と、いうのも・・・この撮影の後から、妙にスランプに陥っていまして、上手く追尾できない状況に陥っております。
ジンバルフォークユニットを外した後のテスト撮影では追尾できているので、微妙なバランスの問題かも?と思っています。これからは暖かくなりますし、帰国後じっくりテストしてみようと思っています。

では。

 

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【TOAST Staff コメント】

お久しぶりです。
どんどん腕を上げますねぇ、さすがスナイパーの異名を持つRedLilyさん!フィールドを星空に変えても、次々に長玉レンズでモノにしていく様子は見事です。

ところで、ジンバルフォークユニットを導入されたとのこと。これまでの自由雲台での撮影と違って、圧倒的に天体の導入が楽になったのではないでしょうか?

バランスが非常に取りやすくなる反面、ガイドミスにつながることもあるんですよ。

バランスが完全にとれた状態だと、ギアユニット内でウオームホイールがほんの僅かに浮いた状態になってしまう場合があります。これがガイドミスの要因の一つにつながります。

ウオームホイールは、ウオームネジに押し出されるようにして水平方向の回転運動をします。したがって、ウオームネジと常に接触している事がスムーズな動きにつながるんですね。

よく、「子午線を挟んだ追尾撮影は、ガイドミスにつながる」などといいますが、これも、同じ理屈です。

それまで東側からウオームホイールをぐいぐいと押すように動いていたところ、子午線(南中)付近で、搭載機材のバランスが一時的に合ってしまい、ギアとギアがどこも接触しない、宙ぶらりんの状態に。 やがて搭載機材のバランスが変わり、一気に西側にドスンと傾いてしまいます。この僅かな傾きが追尾エラーとして現れる、というわけです。

 

具体的には、ジンバルフォークユニットを使用する際に、機材のバランスをやや東側に重くなるようにセッティングすること。

さらに、バックラッシュを解消するために、構図を決めてシャッターを押すまでの間、ちょっと一呼吸おいてみてください。1分もそのまま放置すれば十分です。その後、ミラーアップの振動に注意しながらシャッターを切ります。これだけで、エラーの多くを回避できるようになりますよ。ぜひお試しを!

 

ところで、オーロラ遠征に行かれるんですね!

このところオーロラ・オーバル直下のエリアでは、ブレイクアップが頻繁に起こっていると聞きますので、ベストなオーロラと出会える確率は高いかもしれませんね。

モバイル赤道儀TOAST Proも連れて行ってくださり、とても光栄です。

実際にオーロラが出現してしまうと、赤道儀の操作もままならない状況になりますので、あまり欲張らず、でも周到に準備をして撮影に望んで頂ければと思います。

TOAST Proを使った撮影は、比較的暗いオーロラの出現の時がチャンスです!
まわりのみんなが「あんなしょぼいオーロラを撮影してどうするの???」なんて言っている状況が、実はシャッターチャンス。

つまり、星とオーロラの輝度差が少ない頃を見計らって、1分から2分前後の露出で追尾撮影をするんです。

肉眼ではしょぼかったオーロラが満天の星空に極彩色で浮かび上がるような作品を狙えますので、ぜひチャレンジしてみてください。

ブレイクアップの時は、カメラ三脚に載せ替えて、自由にバシバシ、ガンガンシャッターを押しまくることも忘れずに。

そんな風に使い分けができると、本番であたふたして”二兎追うものは一兎も得ず“の結果にならずに済みますよ。

 

オーロラ遠征の成果も、TOASTスタッフ一同、楽しみにしていますので、ぜひ楽しんできてください。

そうそう、100円ショップで大きめのジップロックをたくさん買い込んでおくのも忘れずに・・・。

それでは、いってらっしゃい!

春の系外銀河:Mr.Lee

韓国の天体写真家Leeさんから、今日もライカの180mm で撮影した春の系外銀河の作品を投稿いただきましたのでご紹介しましょう。

 

【おおぐま座の系外銀河 M51・子持ち銀河】

Canon EOS 5D MarkⅢ
Leica ELMARIT-A 180mm F2.8
絞り値 f5.6
ISO 1600
露出 300秒

モバイル赤道儀TOAST Pro使用

 

 

東の空から昇ってくる、M51・子持ち銀河をライカの180mm F2.8で狙った作品です。

地上にある木々を思い切ってフレーミングしたことで、よりスケールを感じさせる作品に仕上がっています。

それにしても、フルサイズセンサーのカメラと180mmの組み合わせで系外銀河を狙うというのは、スタイルとしてはあまり試みがない作品づくり。180mmでもこれだけ楽しめるのですから、LEEさんのしてやったりの笑顔が目に浮かぶようです。

中心部を拡大したものも見ていただきましょうか。

 

等倍の切り出しです。地平線に近いエリアでの露出のためか、少し星が縦方向に伸びてしまいましたが、M51の他にも、系外銀河がいくつも写って、ファインディングチャートにも使えそうですね。

LEEさんがTOAST Proを片手によく行く智異山は、1967年に韓国ではじめて国立公園に指定された山で、比較的低い場所でも、周辺が暗い環境のため、撮影には便利なのだそうです。

アグレッシブに遠征撮影をされるLEEさん。モバイル赤道儀をお供に、さらに意欲的な作品にチャレンジしてくださいね!

TOAST Proを片手にジリ山へ:Mr.Lee

韓国の天体写真家Leeさんから、一足早い春のお裾分けをいただきました。

【しし座の系外銀河 M65 M66 NGC3628】

Canon EOS 5D MarkⅢ
Leica ELMARIT-A 180mm F2.8
絞り値 f5.6
ISO 1600
露出 300秒

モバイル赤道儀TOAST Pro使用

 

Blogに掲載できる画像の大きさに制限があるため、ちょっと中心部を拡大させていただきました!

獅子座の系外星雲M65、M66、NGC3628です。夜半を過ぎると、夜空はもうすっかり春の星座で埋め尽されています。

Leeさんは、Zeiss 180mmが大のお気に入りで、このところの作品は全てこのレンズで撮影しているとか。確かに非常にシャープで、素材データはものすごい写りです。

どうです?カメラレンズで系外星雲も楽しめるなんて、ちょっと目から鱗が落ちる、じゃないですか? 望遠鏡に比べて圧倒的にF値の明るいカメラレンズ。天体写真においてもそのポテンシャルは非常に高いんですよね。

皆さんも、ちょっと夜更かしして、ぜひ春の星雲・星団を望遠レンズで狙ってみてはいかがですか?