アーカイブ : 2012年 7月

ハワイ島での撮影のご報告:工藤康児様

TOAST Proユーザーの工藤康児様より、ハワイ島・マウナケアでの撮影のご報告をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

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ご担当者御中
この度は急な発注にご対応いただきましてありがとうございました。
無事、TOAST Proとともにハワイ島へ行って参りました。
出発前に操作方法の確認、撮影テストをすることができませんでしたが、
どうにかこうにか撮影して参りました。
ご報告までお送りさせていただきます。

★ハワイ島のWAIKOLOAにあるホテルの裏での撮影風景

到着初日の夜。操作方法、撮影テストを兼ねて海岸沿いにあるホテルの裏へ。
ホテルのセキュリティのため、裏でも等間隔に街路灯があり、できる限り暗いところを探す。

風が強く、どうなることやらと思いながらも20年前から愛用している三脚SLIKSPRINT66、
TOAST Proブルー、Manfrotto496、GITZO GS5000(3/8 TO 1/4 ADAPTER)、
Canon EOSKiss Digital X、TAMRON AF18-200mm F3.5-6.3 XRを設置完了。

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★ハワイ島のWAIKOLOAにあるホテルの裏で撮影した写真(クリックで拡大表示されます)

【撮影データ】
Canon EOS Kiss Digital X
EF18mm f5.6
ISO 1600
露出 303秒
TOAST Pro使用

肉眼でも星空はすばらしく、天の川ははっきりと見える。
そして、300秒の露出で撮影したのがこの写真。感動の一言。
ハワイ島に住みたい。ここで毎晩星空を観たい。

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★ハワイ島のMAUNA KEA山の中腹にあるOnizuka Visitor Center(1986年のスペースシャトルチャレンジャー号の事故で亡くなったハワイ出身の大佐の名前が由来)前で標高2,800メートル

標高に体を慣らすためにここで1時間休憩。防寒服にも着替えて準備完了。

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★ハワイ島のMAUNA KEA山にある国立天文台(すばる望遠鏡)前で標高4,205メートル

登るとなぜか必ずすばる望遠鏡の前で写真撮影。いつも抜けるような青い空に感動。

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★ハワイ島のMAUNA KEA山にある国立天文台(すばる望遠鏡)の日没直後の写真(クリックで拡大します)

すばる望遠鏡の向こう側、西の地平線に太陽がゆっくりと沈み、何とも言えないマジックアワー。
さあ、いよいよ本番の星空へ。

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★ハワイ島のMAUNA KEA山にある国立天文台(すばる望遠鏡)から少し下ったところにある駐車場で撮影した写真(クリックで拡大表示されます)

【撮影データ】
Canon EOS Kiss Digital X
EF18mm f3.5
ISO 1600
露出 181秒
TOAST Pro使用

満天の星空に感動しながら、何度もテストした設置手順に従って手際よくTOAST Proを設置完了。
180秒の露出後、液晶ディスプレイに映った画像にはまたまた感動。
TOAST Proを連れてきて本当によかった。

p.s.

飛行機での移動時、TOAST Proはカメラ同様手荷物として機内へ持ち込まれると思いますが、米国の国内線搭乗時、米国からの出国時の手荷物検査ではパソコン同様、本体をトレイへ出したほうが良いです。
X線撮影では不審な精密機械に見えるらしく、何に使う機械か詳細な説明を求められました。
検査の係員からパソコン同様トレイに乗せたほうが良いとアドバイスを受けました。
没収されないためにも、ご参考になれば。

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【TOAST Staff コメント】

工藤さん、ハワイ島遠征リポートのご投稿ありがとうございます。
ハワイへの出発までに何とか間に合って欲しいと出荷担当者も気にしておりましたが、無事にマウナケア山までTOAST Proを連れて行って頂きTOASTスタッフ一同嬉しく思います。

実は、今を遡ること数年、TOAST Proの開発初期段階では何度かマウナケア山頂でのテスト撮影も行われました。TOAST Proにとっては、第2の故郷のような場所です。

初めてモバイル赤道儀TOAST Proを手にされて、そのままハワイ島でファースショットを迎えるとは、さすが工藤さん!
300秒を超える露出で見事に天の川をGETされました。

マウナケア山頂は、特別な許可がない限り、一般の方はサンセット後30分以内に下山しなければならない決まりだったような記憶があります。工藤さんが撮影された場所は、おそらく標高2800mのオニズカビジターセンターからボコボコの砂利道を登って、アスファルトロードにたどり着いたあたりのエリアだと思いますが、標高も3000mを軽く超えていますので星の撮影に限って言えば、山頂とさほど変わらない素晴らしい環境です。夜間、山頂は、風速10m前後の風がいつも吹いていますので、かえってこの場所の方が天体写真には適しています。他のTOAST Proユーザーも憧れのシチュエーションです。

風が強い時は、三脚のセンターポールは伸ばさないほうがいい結果が得られますが、逆に風がないときは、しっかりした三脚の脚を思い切り伸ばして、立ったままオペレーションするのもオススメです。バランスウエイトを使用せずに広角から長焦点レンズまでの撮影を一台でこなせるTOAST Proならではの撮影スタイルとも言えますね。

ところで、ハワイ島では、マウナケア山でのサンセットやサンライズ、それに星空観測に4WDのマイクロバスで連れて行ってくれるオプショナルツアー会社がいくつかありますが、これらツアーでは、2800mのオニズカビジターセンターで30分以上の休息をとってから山頂を目指します。一般的に標高が2000mを超えると高山病の症状が現れる方がいるといいます。ゆっくりと低圧・低酸素環境に体を順応させながら登っていく必要があるのです。ちなみにマウナケア山頂は地上のおよそ2/3の酸素量しかありません。低酸素環境では、視力が衰えるため、山頂で眺める星空よりも、少し山を降りてきた方が多くの星が見えるような感覚に襲われ、何だか不思議な感じです。

ちなみに、マウナケア山頂での撮影をかれこれ20回近く行っているTOASTスタッフの一人によると、ハワイの税関では、結構な確率で赤道儀の説明を求められた経験があるとのことでした。昔のように赤と黒のリード線がたくさんつながったモータードライブとコントローラーの時は、爆発物と疑われた人も多いという逸話も残っていますが、ハワイの税関でカラフルなTOAST Proを見せながら「星を自動でトラッキングする天体撮影用のカメラマウントです」と答えれば、税関職員がヤアヤアと肩を叩いて見送ってくれるとか。うっかりその話題で盛り上がってしまう可能性も大なので、英語が苦手な人は、「This machine is tracking mount for astrophotograph. I enjoy the photography of the star using this Camera mount at Mauna Kea.」と答えるとスムーズにカスタム(税関)を通過できるかも???

バランスウエイトを使わず、カメラバックのポケットにすっぽりと入ってしまうTOAST Proは、こうして世界中を旅しながら星空の遠征撮影するのにはベストな機材と言えます。

工藤さん、素敵な旅の報告とアドバイスをありがとうございます。これからもどんどんモバイル赤道儀TOAST Proを世界中の夜空の下に連れて行ってやってくださいね!

【Dealer Select Option Parts 番外編】

今回は、人によっては役に立つかもしれない情報をひとつ。

以前、TOAST Online Shopで大人気だった大容量モバイルバッテリー。 この高性能小型リチウムイオンバッテリーは3段階の出力切り替えスイッチを搭載し、そのうちモバイル赤道儀TOAST Proで使用できるのは、6V(1.2A)と8.4V(0.8A)の2種類。通常の撮影では6V出力設定でOK。バッテリーの容量は4400mAhとかなりの大容量なので、数日間の撮影にも安心して使用できます。詳しくはこちらで。

大容量モバイルバッテリー

残念ながらメーカーでデイスコンになってしまったため、今では幻の一品となったこのバッテリーですが、TOAST探検隊によって倉庫で眠っていた製品がほんのわずかではありますが発掘されました!メーカーでの製造・販売を終えている製品なので保証は一切ありませんが”新品”です。 あくまでアウトレット品扱いではありますが、ユーザー登録済みのTOASTシリーズ正規ユーザーの皆さんの中で「それでも欲しい!」とおっしゃる方がいれば、おすそ分けさせて頂きます。   ユーザー登録時にお送りしている優待販売用のURLに今すぐアクセス!売り切れ御免! (今回はあくまでお裾分けのため、一般販売はいたしませんのでご了承ください。)   さあ、ニッチなグッズでTOASTライフをますます楽しみましょう!

 

◆ 主な仕様
サイズ:W85×D58×H22mm
重 量:130g
容 量:4400mAh(リチウムイオン)
満充電時間:3~4時間(完全放電より)
対応電圧:5V、6V、8.4V(TOAST-Proでは6Vと8.4Vの2種類で使用可能)
AC電源アダプタ:AC100~240V入力
生産国:中国

K’s Report 新シリーズが始まりました!

TOAST Technology ウェブサイトの人気コーナー、
Enjoy TOASTの K’s Reportで、新シリーズが始まりました!

その名も「ジンバルシステム実践編」。
ジンバルフォークユニットの実践的な使い方を、青年Kがリポートします。

青年Kが新たに手に入れた、ピカピカのTOAST Proブルーカラーモデルにも注目です!
(この色がどうしても欲しくて、ついに自分で購入したそうです)

これからシリーズが続きますので、ジンバルユニットをご検討の方は要チェックですよ!お楽しみに!

TOAST Proの豆知識「止めネジアダプター」の巻

大半の方がご存じだとは思いますが、カメラと三脚、あるいは雲台等を接続するためのネジとネジ穴は、日本では馴染みのない”インチ規格”が採用されています。

例えば、デジタル一眼レフカメラの底面にあけられたネジ穴は、UNC1/4という規格。 大型の三脚のネジは、UNC3/8規格がそれぞれ採用されています。

直径が大きい3/8インチネジ穴と、小さい1/4インチネジとでは、そのままでは接続することができませんが、止めネジアダプター(太ネジアダプター)と呼ばれる変換ネジを使うことで、マッチングさせることができます。

 

これらは、市販されている止めネジアダプターの一部。 ネジのピッチや太さはどれも同じですが、よく見ると長さはもちろんツバの有無やその形も様々です。 つまり、組み合わせるカメラ機材によって、それぞれ最適な止めネジアダプターがあるということなんですね。 これを間違えると、機材の破損や落下事故など思わぬハプニングでダメージを負う危険性があることを忘れてはいけません。 特に、根本から張り出したツバ状の形は、使用する機器のネジ穴に隙間なくピッタリはまり、それ以上内部に潜り込ませないためのストッパーの役割を果たしています。

 

これは自由雲台の根本を撮影した画像。一見すると同じ穴のように見えますが、ストッパーとなるツバが当たる部分の角度や形状、深さなどが微妙に異なっているのがわかります。 市販の止めネジアダプターを選ぶときには、この形状が自分の機材とピッタリ一致するかどうかを確認しなければなりません。

多くの止めネジアダプターは、真鍮(しんちゅう)という金属製ですが、もしも適合しない止めネジアダプター使って強くねじ込んでしまうと、簡単にネジが割れてしまいますので、要注意です。

 

ところで、モバイル赤道儀TOAST Proの底面には、 カメラのネジ穴よりも直径が大きなUNC3/8のネジ穴が開いています。大型の写真三脚と組み合わせる場合には、そのままUNC3/8ネジ同士で接続すればOKです。

小型の三脚の場合は、直径が小さなUNC1/4のネジが使われていますので、その場合は、付属の止めネジアダプター(太ネジアダプター)を使ってネジの規格をあわせる、というわけです。

ここで、TOAST Proに付属する止めネジアダプターをあらためて見てみましょう!

 

TOAST Proに付属しているこの止めネジアダプターは無垢の真鍮から削りだしたものです。一見市販品と同じように見えますが、じつはTOAST Proの形状にあわせた特注品の止めネジアダプターなんですよ。

市販品との違いは張り出したツバ部分の形状のほか、表面に近いギリギリのところからネジが切ってあるのがポイントです。市販の止めネジアダプターは、深さ1から2ミリ程度まではネジが切ってありません。非常に手間がかかる加工だからです(発売時期によっては設計が異なる場合があります)。

モバイル赤道儀TOAST Proは、ユーザーによって様々な市販の三脚を組み合わせて使用されるため、万一ネジの長さが短い三脚や雲台を使った場合、市販品の止めネジアダプターだと落下事故に繋がる恐れがあります。

三脚や架台にガタがなくTOAST Proがしっかり固定されることは、システム全体の剛性に大きく関わってくる重要な部分。

ちょっとした気遣いですが、こんな小さなネジひとつにもこだわって、大切に作られているのがモバイル赤道儀TOAST Proという製品なんですね。

 

最後にちょっとアドバイスを。

TOAST Proに付属している止めネジアダプター(太ネジアダプター)は、TOAST Proの三脚接続穴の形状にピッタリあわせて作ってありますので、くれぐれも雲台や三脚など他の機器には使用しないようご注意を。

以上、TOAST Pro豆知識でした!

【Dealer Select Option Parts 番外編】

今回も、TOASTスタッフが海外で集めた気になる一品をご紹介しましょう。

 

天体写真をやっていて思うのは、季節や時間、天候など、自分ではどうすることもできない外的要因に大きく左右される趣味であるということ。
たとえ快晴の夜空でも明るい月が煌々と地上を照らし出している夜は、残念ながら美しい星空を撮影することはできません。

通常の作品であれば、新月前後のわずか数日間が撮影日和。天候が良いのはもちろん、撮影にとって都合のいい月齢が週末の休日にぶつかってくれなければならないという条件の厳しさです。つまり趣味を謳歌するために遠征できるのは、1ヶ月にわずか1、2回程度・・・。1年を通してみても10数回といったところでしょうか?裏を返せば、残りの長い長い日々は、機材をメンテナンスしたり、システムアップをはかったりしてその時間を楽しむことになるわけです。

 

書斎のテーブルにTOAST Proを飾りながら休日の撮影計画をたてる

 

ところで、ライフスタイルにこだわるTOAST Proユーザーはというと、こんな風にモバイル赤道儀を自宅の書斎やリビングにさり気なく、まさにインテリアとして飾って、週末の遠征撮影計画を練る方が多いともっぱらの噂です(真意のほどは知りませんが・・・)。

 

そんなTOAST ProユーザーがTOAST-TECHNOLOGYの展示イベントなどで目ざとく注目するのが、TOAST-Proを展示しているmini-Tripodです。イベント展示では、高さや用途によって何種類かのmini-Tripodを使用しています。中でもお気に入りの脚がコレ!Giottos社のmini-Tripodです。

 

こいつの優れたところは、なんといっても超低重心設計でTOAST Proと組み合わせてもトータルデザインを損なわないデザイン性。広い座面も安定性に大きく寄与しています。小さいわりになかなかの耐荷重性能をもち、いざとなったら車のルーフの上に載せてちょっとした星野撮影もできてしまう頼もしさ。そしてちょっと粋な調整機能を持っている点がTOASTスタッフたちのお気に入りです。

 

このコルク製の台座面の外周に半ば無理やり指の爪を押し込み、ゆっくりはがしていくと・・・、内側に六角レンチ用のネジが隠れています。このネジによって脚の開閉時の硬さを微調整出来る仕組みになっているというからなかなかのものです。mini-Tripodの脚を開いたら二度と脚をたたまずそのままにしておくぞ!って方は、このネジをがっつり固定しちゃってください。ガタもなくしっかり踏ん張ってくれます。逆にちょいちょい開閉して、あわよくば撮影でも使っちゃうもんね、というアナタはネジをほんのちょっと緩めに調整しておけば、あらら快適快適!

そう何度も操作する部分じゃないけれど、こんな小さな調整機構をユーザーに残しておいてくれるGiottos社はなかなか粋な会社です。

 

さらにもう一つ粋な計らいが。
TOAST Proの「新型Dovetail Stage」のネジのように、カメラネジを指先で回せるノブが隠れていること。このタイプのネジを採用していることで、固定した時に開脚した脚の位置を自由に決められるというわけです。3本の脚のうち1本にGiottos社のロゴがあり、それを見せたいなら正面にその脚が来るようにネジで固定できる。逆に目立たないようにしたい場合は、ロゴが印刷されていない真っ黒な脚を正面にする。そんな小さなこだわりも、TOAST Proユーザーにはビビットに響きます。

 

そうそう、もしもカメラも載せて飾りたいという場合は、必ず脚の一本を正面に向くように調整してくださいね。荷重がかかる方に脚の1本を持ってくる、これは天体写真の基本中の基本です。

 

というわけで、TOASTスタッフが次回の展示会用にバルクで仕入れて帰ってきたので、ユーザー登録済みの正規ユーザーでご希望の方がいらっしゃれば、その一部をおすそわけさせて頂こうとおもいます。

国内ではまだ流通していない(と思う)ニッチなグッズでTOASTライフをますます楽しくしましょう!

ご希望の方は、ユーザー登録時にお送りしている優待販売用のURLに今すぐアクセス!売り切れ御免!(今回はあくまでおすそ分けのため一般販売はいたしませんのでご了承ください。)

 

 

Giottos Professional Mini Tripod

開角時全高・・・5.5cm
重量・・・・・・145g
耐荷重・・・・・3kg程度
収納時全長・・・13.5cm